発表年:2014年
ez的ジャンル:実力派UKソウル・シンガー
気分は... :何処でも飛んで行こう!
今回はIncognito、Reel People等の作品でお馴染みの実力派男性ソウル・シンガーTony Momrelleの日本独自アルバム『Fly』です。
Tony Momrelleは1973年UK生まれの男性ソウル・シンガー。
1998年にシングル「Let Me Show You」でデビュー。1999年には1stアルバム『Freetime』をレコーディングしますが、日本のみのリリースとなり、本国UKではお蔵入りとなってしまいます。
その後はバック・ヴォーカルとしてSadeなど様々なアーティストとの共演を果たします。
そして、Tony Momrelleの名を有名にしたのは、IncognitoやReel People作品への参加でしょうね。当ブログでも『Seven Ways To Wonder』(2007年)、『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)といったReel People作品は紹介済みです。
当アルバム『Fly』は、昨年末にReel People Musicからリリースした7曲入りEP『Fly』に3曲を加えた日本独自アルバムです。追加3曲のうち、2曲は『Reel People Presents Golden Lady』収録曲です。
こういった日本独自アルバムの類はあまり好きではない僕ですが、Reel People Music絡みの実力派シンガーの作品なので、やはり手元に置きたくなります。内容面でも期待通りであり、Reel People Musicらしいモダン・ソウルを堪能できます。
レコーディングにはIncognitoのメンバー等も参加しています。
改めて、「Tony Momrelleって素晴らしいシンガーだなぁ」と実感できる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Fly」
Ben Jonesプロデュース。ポジティブなヴァイヴに溢れたモダン・ソウル。Stevie Wonder調のTonyのヴォーカルがよく栄えます。さぁ、飛び立とう!
http://www.youtube.com/watch?v=BUzP-SxsYDs
「Spotlight」
David Doyle & Tony Momrelleプロデュース。Incognitoのリズム隊が参加した心地好いメロウ・グルーヴ。夏に聴きたい気分の曲ですね。Incognito好きの人であれば気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=iJilNTafAyc
「Get On Up」
IncognitoのMatt Cooperプロデュース。Hip-Hop調リズムによるミディアム・ファンク・チューン。重心の低いベースラインが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=RzdbpyKkIww ※Edit
「Everything's Alright」
Pete Kuzma & Tony Momrelleプロデュース。『Reel People Presents Golden Lady』にも参加していたPete Kuzmaとのコンビで素敵なメロウ・ソウルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=4dUYXwVIEOg ※Edit
「Here It Is」
David Doyle & Tony Momrelleプロデュース。Incognitoのメンバーが参加した素敵なアコースティック・ソウル。Tonyのヴォーカルが優しく包み込んでくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=G8qOIxCsNUA ※Edit
The Layabouts feat. Tony Momrelle「1 Step 2 Luv (Acoustic Mix)」
北ロンドンのディープ・ハウス・デュオThe Layaboutsが2012年にTony Momrelleをフィーチャーしてリリースしたハウス・チューンのリミックス。オリジナルは12"「Future Retro」に収録されています。オリジナルとは全く様変わりしたアコースティック・メロウに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=TCjJykfpw-M
The Layabouts feat. Tony Momrelle「1 Step 2 Luv (The Layabouts Vocal Mix)」
http://www.youtube.com/watch?v=FjlEHz_qIv4
「Fly (Reel People Remix)」
Reel Peopleによる「Fly」のリミックス。フロア仕様のソウルフル・ハウスで楽しませてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Ec4gXPHrT3k
ここまでがEP『Fly』収録の7曲です。
「What You Waitin' For (Reel People Vocal Mix)」
前曲に続きソウルフル・ハウスです。こうした楽曲でもTonyのヴォーカルには存在感がありますね。むしろ、より際立つ感じかもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=eM5qLhXDtms
Reel People feat. Tony Momrelle「Tell Me Why (Album Mix)」
『Reel People Presents Golden Lady』収録曲。少しテンポを落としたメロウ・グルーヴ。Tony Remiのギター・カッティングがひたすら心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=quNLipsGZR4
Reel People feat. Tony Momrelle「Golden Lady (Album Mix)」
『Reel People Presents Golden Lady』収録曲。Stevie Wonderの名曲カヴァー。以前にも書きましたが、ブラジリアン・フレイヴァーの仕上がりは、フリーソウル・クラシックとして名高いJose Felicianoのカヴァー(アルバム『And the Feeling's Good』収録)をお手本にしているようです。
http://www.youtube.com/watch?v=atGfeMRxNp4
ご興味がある方は『Freetime』(1999年)もチェックを!
『Freetime』(1999年)