発表年:1990年
ez的ジャンル:Def Jam系NJS
気分は... :家路は遠く・・・
今回は90年代初頭のR&B作品からThe Black Flames『The Black Flames』(1990年)です。90年代初頭のR&Bをリアルタイムで聴いていた方であれば、このジャケに見覚えがあるのでは?
The Black Flamesはニュージャージーで結成された男性R&Bグループ。メンバーはDonald Richardson、John Sykes、Nate Burgessの3名。
1987年にDef Jam Recordingsからリリースされた映画『Less Than Zero』のサントラ収録曲「Are You My Woman?」でデビュー。そして、Def Jam傘下OBRから今日紹介するデビュー・アルバム『The Black Flames』(1990年)をリリースしています。結果として、これがグループ最初で最後のアルバムとなってしまいました。
グループ唯一のアルバムとなった『The Black Flames』(1990年)ですが、90年代初頭らしい魅力が詰まった若々しいNJS作品に仕上がっています。
シングルにもなったNJSクラシック「Dance With Me」、Slaveのカヴァー「Watching You」 、メロディアスな「Let Me Show You」など90年代好きにはグッとくる内容になっています。
StetsasonicのDaddy-O、Run-D.M.C.のJam Master Jay等がプロデューサーで参加しています。また、本作に貢献しているプロデューサーの1人であるNewkirkは旧知の仲のようです。
NJS好きの方はチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Watching You」
Bobby Simmons/Daddy-Oプロデュース。当ブログでも紹介したSlaveのファンク名曲「Watching You」のカヴァー。この時代らしいHip-Hop感覚のキャッチーなNJSカヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=msqkhIjOYiE
「Dance With Me」
Jam Master Jay/Stanley Brownプロデュース。シングルにもなったNJSクラシック。ドラマティックなイントロから一転し、ハードエッジR&Bで若々しく疾走します。
http://www.youtube.com/watch?v=IZMYO2gHjCA
「Let Me Show You」
Newkirk/Mark Davisプロデュース。ミディアム〜スロウ系ではこの曲が一番人気なのでは?甘酸っぱいメロディにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=dpiXuwIGUvc
「Do Ya」
Radcliffe "Rock" Isaacsプロデュース。メロディアスなミディアム・チューン。
「Let's Get Loose」
Newkirkプロデュース。若々しいエナジーがあっていいですね。この時期らしいサウンド・プロダクションが懐かしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=3hVAqi39kkQ
「Lies」
Radcliffe "Rock" Isaacsプロデュース。妖しげに疾走するNJSチューン。この頃はこのタイプの曲が好きでした。
http://www.youtube.com/watch?v=mpgSHar0VAQ
「Public Domain」
Newkirkプロデュース。軽やかに跳ねます。今聴くと少しパンチが足りないかも?
http://www.youtube.com/watch?v=zQswzY6P21U
「Attitude」
Newkirk/Jam Master Jay/Stanley Brownプロデュース。NJS好きにはグッとくるはず!妖しげなアーバン・ナイト感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=y6-zyst4WoM
「Stay Around」
Newkirk/Mark Davisプロデュース。サラっとしていますが、美メロ系のミディアム・スロウはなかなかです。
http://www.youtube.com/watch?v=B-MMDx5BNeA
「Fortune And Fame (Yah-Ya's Rap)」
Radcliffe "Rock" Isaacsプロデュース。ラストはラップも織り交ぜたハネハネ・グルーヴで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=_LOVK8lN6dM
昨夜は仕事帰りに東急東横線の人身事故による運転見合わせに巻き込まれ、帰宅が大幅に遅れることに・・・途中駅で停車したままだったので、見切りをつけてバスで帰ることを選択しましたが、一気に疲れました。