2014年03月22日

Ray Terrace『Home Of Boogaloo』

サバービア掲載!人気のN.Y.ラテン作品☆Ray Terrace『Home Of Boogaloo』
HOME OF BOOGALOO
発表年:1968年
ez的ジャンル:N.Y.ラテン・ソウル/ブーガルー
気分は... :ゆったり・・・

今回はN.Y.ラテン・ソウル/ブーガルー好きには人気の1枚Ray Terrace『Home Of Boogaloo』(1968年)です。

Ray Terrace(1925-1994年)はN.Y.生まれのティンバレス奏者。自身のリーダー作として、『Baila, Baila』(1963年)、『Oye el Cuchy Frito Man』(1965年)、『Home of Boogaloo』(1968年)といったアルバムをリリースしています。

弟のヴァイヴ奏者Pete Terraceもラテン・ジャズ好きにはお馴染みのミュージシャンですね。

サバービア掲載盤としてもお馴染みのN.Y.ラテン作品ですね。音は聴いていなくともジャケに見覚えがある方も多いのでは?

本作ではMongo Santamaria楽団等でも馴染みのN.Y.ラテンの名アレンジャーMarty Shellerがアレンジを務め、Joe Cuba Sextetでも活躍したヴォーカリストWillie Torresが参加しています。

Gilles Petersonもお気に入りの「You've Been Talking 'Bout Me Baby」、必殺ラテン・ソウル「I Make A Fool Of Myself」という2大人気曲を筆頭に、魅惑のN.Y.ラテンがぎっしり詰まっています。

グルーヴィーなラテン・ソウルを堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「You've Been Talking 'Bout Me Baby」
オススメその1。Ray Rivera/Hirsh Garnett作。Gilles Peterson監修の人気コンピ『Jazz Juice 6』にも収録されていた人気のダンシング・ブーガルー。ラテン・リズムにのったキュートな女性ヴォーカル、ハモンド・オルガンの響きが織り成すヒップな感覚がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=sYuizZ0oiTQ

「Wade In The Water」
Herb Alpert & The Tijuana Brassも取り上げたトラディショナルをカヴァー。小気味良いラテン・リズムに導かれ、フルートやホーン隊が気持ち良さそうに鳴り響きます。この曲も実にヒップ!
http://www.youtube.com/watch?v=3SICw6kND1E

「I Make A Fool Of Myself」
オススメその2。Bob Crewe/Bob Gaudio作。本作のハイライトはFrankie Valli、1967年の人気曲をのカヴァー。Willie Torresの甘いヴォーカルにグッとくるラテン・ソウル。エヴァーグリーンな魅力を持った至極の1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=kkt6ybU21dg

「Get On Up」
オススメその3。Bill Sheppard/Gilbert Moorer/Shawn Taylor作。ソウル・グループThe Esquiresのカヴァー。華やかな女性コーラス隊がいい感じのハッピー・ラテン・ソウルです。

「Manteca」
Dizzy Gillespie/Chano Pozo/Gil Fuller作。ジャズ・ジャイアントDizzy Gillespieによるアフロ・キューバン・ジャズ作品をカヴァー。このジャズ・スタンダードを疾走するラテン・ジャズで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=0SSwFDCCDrI

「Listen To Me」
オススメその4。Mark Barkan /Vic Millrose作。グルーヴィーなオルガンをバックに配したラテン・ソウル。Willie Torreと女性コーラス隊の掛け合いがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=bfwiNXSGIeQ

「Wiggle, Waggle」
Ray Rivera/Bob Snyder作。グルーヴィーなハモンドとラテン・リズムの組み合わせが実に心地好いです。サックス・ソロもキマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=ogGqdWSto1Y

「Michelle」
The Beatlesの名曲をカヴァー(Lennon–McCartney作)。ラテン・リズムにのった「Michelle」もたまにはいいのでは?

「Half Way Down」
Marty Sheller作。インスト・チューンですが、アルバムの中では少し地味な存在かも?

「There Is A Mountain」
ラストはDonovanのカヴァー。インストですが、小気味良い感じがいいですね。

60年代N.Y.ラテン作品の過去記事もご参照ください。

Willie Bobo『Juicy』(1967年)
Juicy


The Harvey Averne Dozen『Viva Soul』(1968年)
VIVA SOUL


The Latin Blues Band『Take A Trip Pussycat』(1968年)
Take a Trip Pussycat
posted by ez at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする