2014年03月26日

Nick Van Gelder『Choose Music』

元Jamiroquaiのドラマーによるソウルフルなアーバン・ディスコ作品☆Nick Van Gelder『Choose Music』
Choose Music
発表年:2008年
ez的ジャンル:UKアーバン・ディスコ
気分は... :ひたすら心地好いダンス・ミュージック...

今回はUKのマルチプレイヤー/プロデューサーであるNick Van Gelderの1stソロ・アルバム『Choose Music』(2008年)です。

Nick Van Gelderは80年代半ばからロック・バンドOzric Tentaclesのメンバーとして活動し、90年代前半はJamiroquaiの初代ドラマーとして活躍し、彼らのデビュー・アルバム『Emergency On Planet Earth』(1993年)に参加しています。

1999年にはKeb Dargeと共にDeep Funkレーベルをスタートさせ、自身もAkwaaba Peopleで作品をリリースしています。

Nick Van Gelder名義では『Choose Music』(2008年)、『Groovitas』(2012年)という2枚のアルバムをリリースしています。

1stソロ・アルバムとなる本作『Choose Music』はBBEからのリリース。

全体的にはNick Van Gelderのマルチプレイヤー/プロデューサーとしての手腕を余すことなく発揮したアーバン&ソウルフルなダンス作品という印象です。

Akwaaba Peopleの盟友Mazen(vo)をフィーチャーし、Nichol Thomson(tb)、Jim Hunt(sax)、Dom Glover(tp)といった名うてのホーン隊がサポートしています。このホーン隊3名はThe Sound Stylisticsでも活躍していますね。Nichol ThomsonはTalcとしての活動も知られていますね。それ以外にもShovell(congas)がレコーディングに参加しています。

Mazenの妖しげなファルセット・ヴォーカルをうまく活かしたダンス/ディスコ・ワールドが全開です。生音やシンセを巧みに操るNick Van Gelderのサウンド・センスに脱帽です。

ひたすら心地好いダンス・ミュージックをお探しの方にはオススメの1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Choose Music」
タイトル曲は80年代アーバン・ディスコ調です。ディスコ調ながら、あくまでも爽快なのがいいですね。Jim Huntのサックスが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=htjYynSAAKM

「Game Of Love」
Mazenのヴォーカルをフィーチャーしたソウルフルなダンス・チューン。アナログ感のあるシンセ使いがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=tDjtpwNg4l4

「Won't You Stop」
キャッチーなアーバン・ディスコ。ガラージ好きの人あたりも気に入るのでは?真夜中を疾走する感じがいいですね。ベース、ギターなどNick Van Gelderのマルチプレイヤーぶりも堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=N2WTM_T6F7M

「Time To Get Ready」
妖しげに疾走するダンス・チューン。Mazenのヴォーカルによくマッチしていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=PCD-v9depHg

「The Way」
シンセの音色に惹かれるダンス・チューン。真夜中モードですが、そこそこポップな感じがいいですね。

「I'm In The Mood」
70年代ソウルへのリスペクトを感じるソウルフルかつメロディアスなダンス・チューン。僕好みの1曲です。

「Ain't No Friend Of Mine」
Dom Gloverのトランペットをフィーチャーしたフューチャー・ジャズ調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=HIa6K_DsPmk

「Think About It」
ディスコ好きの人にはグッとくる1曲。曲調や途中のフレーズがGeorge Benson「Give Me The Night」をイメージさせます。
http://www.youtube.com/watch?v=7izsl3_egos

「Times Like This」
Mazenのファルセット・ヴォーカルが栄える、ひたすら心地好いヘブンリー・ダンス・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=9U9afavZtnY

「Thinkin Of You」
パーカッシヴかつアーバン・メロウな感じがいいですね。

「Just Give It Up」
ラストはアッパーに疾走します。Acid Jazzを通過してきたダンス・チューンといった趣です。ホーン隊がいい仕事しています。
http://www.youtube.com/watch?v=ajLZ_B_U2vY

『Groovitas』(2012年)
Groovitas
posted by ez at 03:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする