2014年04月03日

Freakbass『Body Over Mind』

Bootsy Collinsがバックアップした白人ベーシストによるP-Funk作品☆Freakbass『Body Over Mind』
Body Over Mind
発表年:2001年
ez的ジャンル:Bootsy系21世紀型P-Funk
気分は... :2,800本目!

何気に当ブログのエントリーが2,800本目になりました。
ここまで来れば、とりあえず3,000本を目指したいですね。

今回はBootsy Collins好き、P-Funk好きには気になる1枚、Freakbass『Body Over Mind』(2001年)です。

Freakbassはシンシナチ生まれのベーシストChris Shermanのこと(以前はFreebassと名乗っていたようです)。同時に、彼の率いるファンク・バンドのバンド名です。以前はShagというロック・グループに参加していたようです。

90年代にP-Funk伝説のベーシストBootsy Collinsと出会い、彼のバックアップの下で活動するようになります。

これまでFreakbass名義で『Body Over Mind』(2001年)、『Air Is Fresher Underground』(2003年)、『Grooveyard』(2008年)、『Junkyard Waltz』(2008年)といったアルバムをリリースしています。

本作『Body Over Mind』(2001年)はFreakbassの1stアルバムであり、Bootsy Collinsがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねています。

基本メンバーはFreakbass(vo、b、g、key)、Beta-17(key、vo)、Sean McGray(g)、Swift(ds、vo)、Joodi(sax、fl、syn)の5名。それ以外にBootsy Collins、Bootsyの息子、Oui-wei CollinsZappとの関わりで知られるBigg Robb等がゲスト参加しています。

Parliament/FunkadelicGeorge ClintonBootsy Collins好きは楽しめる21世紀型P-Funk作品に仕上がっています。P-Funk好きが思わずニンマリするようなフレーズ、音色、ヴォーカルを随所で聴くことができます。

安直なR&Bコンピのようなチープなジャケが少し残念ですが、内容はかなり充実しています。とりあえずハイライト曲「Freekbass 2YK」を聴いてみてください。

21世紀型P-Funkをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Intro」
イントロ。

「Hear Me Play」
Bootsy参加曲。ただし、モロにP-Funkというよりは、かなりロック的なエッセンスも取り入れた仕上がりです。

「Mission」
オススメその1。Bootsyの兄Phelps "Catfish" Collinsがソングライティングで参加。ファンキーなギター・カッティングとホーン隊はP-Funkファンを喜ばしてくれます。

「Body Over Mind」
オススメその2。Funkadelic好きにはグッとくる重量ファンク・ロック。Roger Troutmanっぽいボコーダーもグッド!

「Sense of Anxiety」
Bootsyの息子、Oui-wei Collinsがソングライティングで参加。哀愁モードのファンク・チューン。クラシック調のキーボードのフレーズが印象的です。

「Connect」
インタルード。

「Freekbass 2YK」
オススメその3。Bootsy参加曲の2曲目。この曲はいかにもBootsy参加曲らしい仕上がり。Parliament「Give up the Funk」の21世紀ヴァージョンといった雰囲気のP-Funkファン大満足のファンキー・チューンです。Bigg Robbも参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=-0UqqgJL4sg

「Baby Baby」
オススメその4。21世紀型P-Funkらしい仕上り。シンセのケバケバしい音色、フレーズが後を引くP-Funk好きにはグッとくる1曲です。やはり、こういう下半身に響くグルーヴこそがP-Funkですね。

「Thang」
Hip-Hop meets P-Funkといった雰囲気の仕上がり。ドラムで参加のSwiftがここではラップで達者なフロウを聴かせてくれます。

「Do What You Gotta Do」
哀愁モードのスロウ・ファンク。この雰囲気もBootsyっぽいですね。

「Peppermint Leather」
サイバー感のあるファンキーな小曲。

「She's Already There」
オススメそのt。この曲も後を引く魅力があります。デジタル感のあるくっきりしたサウンドとHip-Hop的エッセンスが21世紀型P-Funkらしいですね。

「Silver 17」
「Freekbass 2YK」アゲインといった雰囲気で本編を締め括ります。

「Fame」
国内盤CDのボーナス・トラック。David BowieJohn Lennonの共演による大ヒット・へヴィ・ファンクのライブ・カヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介したDavid Bowie『Young Americans』(1975年)に収録されています。スタジオ音源とは異なるFreakbassの魅力を満喫できます。

ご興味がある方はFreakbassの他作品もチェックを!

『Air Is Fresher Underground』(2003年)
Air Is Fresher Underground

『Grooveyard』(2008年)
Grooveyard

『Junkyard Waltz』(2008年)
Junkyard Waltz
posted by ez at 03:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする