発表年:1973年
ez的ジャンル:Curtom系ニューソウル
気分は... :愛の温もり・・・
ニューソウルを代表する男性シンガーLeroy Hutsonの1stアルバム『Love Oh Love』(1973年)です。
※上記ジャケのリンク先は『Love Oh Love』と2nd『The Man!』(1974年)と2in1CD
これまで当ブログで紹介したLeroy Hutson作品は以下の4枚。
『Hutson』(1975年)
『Feel The Spirit』(1976年)
『Hutson II』(1976年)
『Closer To The Source』(1978年)
本作『Love Oh Love』(1973年)は、Curtis Mayfieldの後釜としてThe Impressionsのリード・シンガーを務めたLeroy Hutsonのソロ転向第1弾アルバムです。
タイトルの通り、愛の詰まった温もりのある1枚に仕上がっています。タイトル曲「Love Oh Love」をはじめ、メロウで、スウィートで、ビューティフルなラブ・ソングを満喫できます。ハワード大学で音楽理論を学んだという彼のサウンド・センスの良さを実感できます。
レコーディングにはLeroy Hutson(vo、key、per)、Stephen Harris(g)、Victor Chandler(b)、Michael Hawkins(p)、Morris Beeks(org)、Scotty Harris(ds)、Joe Reeves(per)、Norman Shoeby(congas)等が参加しています。
プロデュース/アレンジはLeroy Hutson自身。数曲でTom Tom 84ことTom Tom Washingtonもアレンジを手掛けています。
温もりのあるメロウなニューソウルをご堪能あれ!
全曲紹介しときやす。
「So In Love With You」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。ジャケの雰囲気にマッチした深い愛の詰まったスウィートな仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=0_TSTWvSZH0
数年前、Danny Boyがカヴァーしています。また、Adagio!「Hold Tight」、Bone Thugs-N-Harmony「Don't Worry」、Da Bulldogs「Livin It Up」、Onra & Quetzal「Settle Back」、J.R. & PH7 feat. Strange Fruit Project「Touch the Sky」等のサンプリングソースになっています。
Danny Boy「So in Love」
http://www.youtube.com/watch?v=6nglKfsDv5Q
Bone Thugs-N-Harmony「Don't Worry」
http://www.youtube.com/watch?v=JxPE7WCw9hM
J.R. & PH7 feat. Strange Fruit Project「Touch the Sky」
http://www.youtube.com/watch?v=cOA3FAx6bII
「Love Oh Love」
Janice Hutson/Leroy Hutson/Michael Hawkins作。タイトル曲は曲良し、アレンジ良し、ヴォーカル良しの愛に満ちたメロウ・ソウル。Leroy Hutsonのセンスが凝縮された名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=v03G1F_ioQg
「When You Smile」
Joe Reeves/Leroy Hutson/Maurice Commander作。感動的なスウィート・バラード。Big Shug feat. Frankie Wainwright & Billy Danze「What It Means」のサンプリングソースになっています。Tom Tom 84のアレンジも冴えています。
http://www.youtube.com/watch?v=py3_8fYDkrE
「Getting It On (Theme For The "Jay Johnson Affair")」
Leroy Hutson作。ドラマチックなストリングスとアープ・シンセの音色が織り成すインスト・チューン。ドラマチックなストリングスはYoung Jeezy「Time」、Sokol & Marysia Starosta「Znajdziemy Sie」等のサンプリングソースになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=q-EddWaT7hE
「Time Brings On A Change」
Leroy Hutson作。キング牧師の演説をコラージュしたニューソウルらしい社会派メッセージ・ソング。Lloyd Banks「Big Voice Bigger City」のサンプリングソースになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=IqfRcYDApns
「I'll Be There, I'll Still Care」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。優しく包み込んでくれるメロウ・バラード。落ち込んだ時にはこんな曲で癒されたいですね。Adagio!「20 Cents (A Tale of Two Dimes) 」 、Mareko「Next Sunday」のサンプリングソースになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=cCfu6ZgyWD8
「I'm In Love With You Girl」
Leroy Hutson作。ビューティフルなラブソング。ジワジワと感動が胸に沁みてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=I5cI5882TfI
「As Long As There's Love Around」
Leroy Hutson作。ラストはHutsonのアレンジャーとしてのセンスが冴えます。クールなのにファンキーな感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=A6H980Fc1gg
Leroy Hutsonの過去記事もご参照下さい。
『Hutson』(1975年)
『Feel The Spirit』(1976年)
『Hutson II』(1976年)
『Closer To The Source』(1978年)