発表年:1983年
ez的ジャンル:Slave系アーバン・ディスコ
気分は... :週末はディスコ・モードで!
今回は80年代に活躍したアーバン・ディスコ・ユニットAurraの4thアルバム『Live And Let Live』(1983年)です。
Aurraはオハイオ出身のファンク・グループSlaveからのスピンオフ・ユニットとしてSteve Washingtonを中心に結成されたアーバン・ディスコ・ユニット。その後、ヴォーカルの2人、Curt JonesとStarleana Youngが前面にフィーチャーされる男女デュオの色合いを強めていきます。そのせいかSteve Washingtonらバック陣とCurt Jones、Starleana Youngのヴォーカル陣の間で内部分裂があり、ヴォーカル陣の2人はユニット名をDejaと改めて再始動しました。
Aurra名義では、『Aurra』(1980年)、『Send Your Love』(1981年)、『A Little Love』(1982年)、『Live and Let Live』(1983年)、『Like I Like It』(1985年)、『Satisfaction』(2013年)※1984年録音の未発表音源といったアルバムをリリースしています。また、Dejaとしては『Serious』(1987年)、『Made to Be Together』(1989年)という2枚のアルバムをリリースしています。『Made to Be Together』では女性ヴォーカルがStarleana YoungからMysti Dayへ交代しています。
今回紹介する4thアルバム『Live And Let Live』(1983年)は、『Send Your Love』(1981年)、『A Little Love』(1982年)と続いたSalsoulからの第3弾アルバムであり、同レーベルからの最終作となった作品です。
前作『A Little Love』から「Make Up Your Mind」がR&Bチャート第6位のヒットするなど、アーバン・ディスコ路線に自信を深めたせいか、その路線をさらに洗練させた内容になっています。特に本作はシンセ・サウンド色を打ち出したアーバン・ファンク/ディスコ・チューンが聴きどころでうす。
「Coming To Get You」、「Baby Love」、「Such A Feeling」、「Live And Let Live」あたりがオススメです。
プロデュースはSteve Washington。楽曲はすべてオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「Such A Feeling」
本作らしいシンセ・サウンドが前面に打ち出されたアーバン・ディスコ・チューン。このシンセ感は80年代好きにはたまらないのでは?Carlito & Addiction「Just Wanna Be」、Kerrier District「Needy Feelin'」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=9ymNLFZsHbc
「Coming To Get You」
僕の一番のお気に入り。男女ヴォーカルが良く似合うアーバンなキラキラ感のあるメロウ・ディスコ。Slaveの流れを汲む重量感のあるベースラインもいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=yHm8seUClMc
「Live And Let Live」
タイトル曲はCurt Jonesのヴォーカルを前面に打ち出したメロウ・チューン。ジャケにあるようなアーバン・ナイト気分にフィットします。
http://www.youtube.com/watch?v=p3p0omD_vOQ
「Undercover Lover」
妖しげな雰囲気のディスコ・チューン。リミックスを見越して制作されたかのようなフロア仕様のダンス・チューンですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Rbpdh76AGnE
「Baby Love」
「Coming To Get You」と並ぶ僕のお気に入り。80年代らしいアーバン・テイストにグッとくるメロウ・ダンサー。特にStarleanaのヴォーカルにグッときます。Coeur D'amour「All Is Love」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=PrYy54AM5E4
「You Can't Keep On Walking」
この曲もダンス・モードでガンガン攻めます。ただし、他のダンス・チューンに比較して少しインパクトが弱いかも?
http://www.youtube.com/watch?v=ioKmioGcLYI
「One More Time」
メロウ・バラードがアルバムのいいアクセントになっています。個人的にも、この雰囲気が後1、2曲あっても良かった気が・・・
http://www.youtube.com/watch?v=IgYrdLZ23U4
「Positive」
ラストも本作らしいシンセ・サウンドが揺らめくアーバン・ファンクで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ydtFKZT9SW8
CDにはボーナス・トラックとして「Such A Feeling」のShep Pettiboneにようリミックス3曲が追加収録されています。
Aurraの他作品もチェックを!
『Aurra』(1980年)
『Send Your Love』(1981年)
『A Little Love』(1982年)
『Like I Like It』(1985年)
『Satisfaction』(2013年)※1984年録音の未発表音源