2014年05月07日

Fam-Lee『Runs In The Fam-Lee』

Jam Master Jayが送り出したキッズR&BグループによるNJS作品☆Fam-Lee『Runs In The Fam-Lee』
Runs in the Fam-Lee
発表年:1992年
ez的ジャンル:NJS系キッズR&Bグループ
気分は... :キッズ達は頑張っています・・・

今回はキッズR&BグループによるNJS作品Fam-Lee『Runs In The Fam-Lee』(1992年)です。

Fam-LeeはTony、Keef、Popie、Coreeの4人組。

Run-D.M.C.Jam Master Jayの主宰レーベルJMJ Recordsから「Always On My Mind」「Runs In The Fam-Lee」「You're The One For Me」といったシングルや唯一のアルバムである本作(1992年)をリリースしています。

総帥Jam Master Jay(Jason Mizell)がエグゼクティブ・プロデューサーとして指揮を執り、殆どの楽曲のプロデュースも務めています。

内容としてはこの時代らしいNJSサウンドを全面に打ち出したダンサブルな作品に仕上がっています。キッズグループらしい幼さの残るヴォーカルですが、NJSサウンドを難なくこなし、ラップまで披露するあたりは恐るべし子供たちです。

Hip-Hop的な感覚でいえば、早回ししていないのに、ヴォーカルのトーンのみ早回し調というのが面白いです。また、声変わりしていないメンバーと声変わりしているメンバーが混在している面白さもあります。

拙さも目立ちますが、それでも聴きながら応援したくなってしまうNJS作品です。

全曲紹介しときやす。

「Always On My Mind」
シングルにもなったこの曲がアルバムのハイライトかもしれませんね。直球勝負のアッパーなNJSです。ヴォーカルが幼いせいか、ハネハネ・サウンドも実に爽やかです(笑)。Bobby Walker/Jason Mizellプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=gqQohZVODlE

「Precious Girl」
Jason Mizell/Stanley Brownプロデュース。Hip-Hop的なへヴィ・トラックとピュアなキッズ・ヴォーカルのコントラストが印象的なミディアム・チューン。

「You're The One For Me」
Bobby Walker/David Frazier/Franco Bowles/Jason Mizellプロデュース。この曲もシングルにありました。NJSらしい突き抜けた感じが好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=ujAzen-N54Q

「She's So Real」
Bobby Walker/Jason Mizellプロデュース。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。Hip-Hop感覚の浮遊するメロウ・グルーヴが実に心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=JeAN057fkfg

「Hey Girl」
Jason Mizell/Stanley Brownプロデュース。オーセンティックなスロウ・バラード。健気な感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=aALkpQkpnnM

「Love Me」
Jason Mizell/Stanley Brownプロデュース。大人のR&Bグループが歌うと、かなりエロい感じになりそうな楽曲ですが、キッズ・ヴォーカルで歌われるとかなり印象が変わります(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=nEw1xCp4WZg

「Runs In The Fam-Lee」
Jason Mizell/Randy Allenプロデュース。ラップを前面に押し出したタイトル曲も本作のハイライトかもしれませんね。Jam Master Jayの本領発揮といった感じのトラックがいいですね。Johnny Hammond「Tell Me What to Do」Bob James「Take Me to the Mardi Gras」サンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=38AOZl_7yss

「Who's That Girl」
Jason Mizell/Stanley Brownプロデュース。キッズ・グループらしい明るくポップなトラックがいいですね。とは言いつつ、彼らには確実にソウル/R&BのDNAが組み込まれているのも実感できます。ハッピー・エンディングの映画のエンディング・テーマとかに似合いそうですね。
http://www.youtube.com/watch?v=abmsF6jOGr4

「That's The Way」
Armando Colon/Gerard Harmon/Ralph Rollieプロデュース。アルバム中最も大人びた雰囲気のあるNJS。「She's So Real」と並ぶ僕のお気に入り。
http://www.youtube.com/watch?v=DFNC_gmWAVE

「Thank You」
Jason Mizell/Stanley Brownプロデュース。キッズ・ヴォーカル全開の健全でポップな仕上がり。

「You're My Girl」
Jason Mizell/Stanley Brownプロデュース。ラストはキッズ・グループらしからぬ素敵なラブ・バラードで締め括ってくれます。ませた子供たちですな(笑)

GWで生活のサイクルが乱れてしまったので、元に戻さねば・・・と言いながら、この時間に投稿しているようじゃダメですね(泣)
posted by ez at 02:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする