2014年05月13日

Pleasure『Special Things』

ガラージ・クラシック「Take A Chance」収録☆Pleasure『Special Things』
スペシャル・シングス
発表年:1980年
ez的ジャンル:ウエストコースト系クロスオーヴァー・ファンク
気分は... :オオクボ・・・

サッカーW杯、日本代表23名が発表されましたね。
昨日、僕の予想を書きましたが、サプライズの大久保を含めて23名中22名的中!
MF枠で青山ではなく細貝を予想したのが唯一外れてしまいました。

最後にザックが視察した試合が広島戦であったことを踏まえれば、青山の選出は予想できたはずですが・・・惜しい!

前回の南ア杯のメンバー発表時には、かなり不満が募りましたが、今回はある程度納得できる選出です。選出メンバーの起用場面がイメージしやすいですよね。長身センターフォワードではなく大久保を選出したあたりにザックの意思が強く反映されていますね。

さて今回はジャズ・ファンク・グループPleasureが1980年にリリースしたアルバム『Special Things』です。

オレゴン州ポートランドで結成されたジャズ・ファンク・グループPleasureの紹介は、2ndアルバム
『Accept No Substitutes』(1976年)に続き2回目となります。

本作『Special Things』は6thアルバムであり、Fantasy Records最後の作品となります。

Wayne HendersonCrusaders)のAt-Home Productionsの下で制作された1st〜4thと比べると注目度の低いアルバムかもしれませんが、内容はなかなか充実しています。

本作におけるメンバーはBruce Carter(ds)、Tony Collins(tp、flh)、Sherman Davis(vo)、Donald Hepburn(key、vo)、Michael Hepburn(key、vo)、Douglas Lewis(g)、Nathaniel Phillips(b、vo)、Bruce Smith(per)、Dennis Springer(ts、as、ss)という9名。

メンバー以外に、Julia Waters(back vo)、Maxine Waters(back vo)、Marti McCall(back vo)、Larry Williams(as)、Jerry Hey(tp、flh)、Marlon McClain(g)、Tim Gorman(syn)といったミュージシャンが参加しています。

全8曲、ガラージ・クラシック「Take A Chance」、シングル曲「Yearnin' Burnin'」 といったファンキー・グルーヴと、「Living Without You」「Special Things」といったアーバン・メロウな楽曲がバランス良く配されています。

アルバム1枚通して楽しめる1枚だと思います。

楽曲はすべてメンバーのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Now You Choose Me」
シングルにもなったオープニング。ファンキーだけど重すぎないグルーヴがこのグループらしいかもしれませんね。シンセのスペイシー感も効いています。
http://www.youtube.com/watch?v=eaQBr4JIh1A

「Special Things」
アーバン・メロウな味わいのミディアム・チューン。アーバン・ナイト気分を満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=0CwnEcy4Fgg

「Yearnin' Burnin'」
シングルにもなったファンキー・グルーヴ。アルバムの中でも彼らのファンクネスを最も堪能できる1曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=okx78caxOf4

Neffa「Funk a Un」でサンプリングされています。
Neffa「Funk a Un」
 http://www.youtube.com/watch?v=Y8N4tIqy4uw

「Law Of The Raw」
フュージョン調のインスト・ジャズ・ファンク。こういう音も80年らしいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=brm5K5aMEI4

「Take A Chance」
ガラージ・クラシックとして人気のある本曲が本作のハイライトかもしれませんね。ライト感覚の疾走感がたまりません。Enrico Monizza「Manhattan N.1」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=TiN-H31j0yI

「Living Without You」
メロウ好きの人にとっては本曲がハイライトかもしれませんね。ファルセット・ヴォーカルが心地好い素敵なアーバン・メロウです。
http://www.youtube.com/watch?v=Bs111tLCC8U

当ブログでも紹介したGeorgia Anne Muldrow「Best Love」をはじめ、A+「My Thing」、Too $hort feat. The Nation Riders「She Know」でサンプリングされています。
Georgia Anne Muldrow「Best Love」
 http://www.youtube.com/watch?v=L1WeRgVtZyQ

「Spread That Feelin' (All Around)」
格好良いドラム・ブレイクと共にスタートするファンキー・チューン。キレのあるホーン隊、ファンキー・リズム隊が上手く噛み合ったディスコ・ファンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=YCg_Ae6KVOQ

「You Are My Star」
ラストは星空モードのインスト・チューンで幻想的に締め括ってくれます。

Pleasureの他作品もチェックを!

『Dust Yourself Off』(1975年)
ダスト・ユアセルフ・オフ [解説付き]

『Accept No Substitutes』(1976年)
Accept No Substitutes

『Joyous』(1977年)
Joyous

『Get to the Feelin』(1978年)
Get To The Feeling

『Future Now』(1979年)
Future Now

『Give It Up』(1982年)
GIVE IT UP
posted by ez at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする