2014年05月26日

Collins & Collins『Collins & Collins』

兄妹デュオによるシグマ録音のアーバン・ソウル作品☆Collins & Collins『Collins & Collins』
コリンズ・アンド・コリンズ
発表年:1980年
ez的ジャンル:兄妹デュオ系アーバン・ソウル/メロウ・ディスコ
気分は... :都会的な佇まい・・・

今回はフィラデルフィア出身の兄妹デュオCollins & Collins唯一のアルバム『Collins & Collins』(1980年)です。

5/21にリリースされた『Free Soul Collection 1000』シリーズの1枚であり、アーバン・ソウルの名盤がお手頃価格で入手できるようになりました。

Collins & CollinsBill CollinsTonee Collinsの兄妹デュオ。その兄妹デュオ唯一のアルバムが本作『Collins & Collins』(1980年)です。

ディスコ/ガラージ・ファンにもお馴染みのフィラデルフィアの名プロデューサー/アレンジャーJohn Davisがプロデュース&アレンジを手掛け、シグマ・サウンドでレコーディングが行われました。

モダン・ソウル人気曲「Top Of The Stairs」、Harold Melvin & the Blue Notesのカヴァー「You Know How To Make Me Feel So Good」 あたりが有名だと思いますが、ブギー・ダンサー「Do You Wanna Dance」、Piecesのカヴァー2曲「Can't Turn Down Love」「You Made Me Believe」 、ロマンティックな「I'm Feelin' Your Love」、American Gypsyのディスコ・カヴァー「Yo-Yo」など全曲楽しめます。

ジャケに写る2人の都会的な佇まいもいいですね。
こんな充実作が1,000円(税抜き)で購入できるなんて幸せです。

全曲紹介しときやす。

「Top Of The Stairs」
Nickolas Ashford/Valerie Simpson作。Ashford & Simpsonのカヴァー。オリジナルはアルバム『Send It』(1977年)に収録されています。シングルにもなったモダン・ソウル人気曲です。2人のヴォーカルによる爽快な躍動感と名手John Davisの手によるサウンドと見事にマッチした至極のモダン・ソウルですね。
http://www.youtube.com/watch?v=VNtACeSCHJA

Ashford & Simpsonのオリジナルと聴き比べるのも楽しいのでは?
Ashford & Simpson「Top Of The Stairs」
http://www.youtube.com/watch?v=oNT4IFHpv30

「You Know How To Make Me Feel So Good」
Kenneth Gamble/Leon Huff作。前述のようにHarold Melvin & the Blue Notesのカヴァー。「Top Of The Stairs」と並ぶ本作のハイライト。オリジナルはアルバム『Wake Up Everybody』(1975年)に収録されています。本ヴァージョンは本作と同じJohn Davisがプロデュースした大ヒット曲William DeVaughn「Be Thankful For What You Got」と同タイプのアレンジにグッとくるメロウ・ソウルに仕上がっています。しかも80年制作らしい都会的な雰囲気が漂うアーバン・メロウ好きにはたまらない1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=RDGVpOto8oA

Harold Melvin & the Blue Notes「You Know How To Make Me Feel So Good」
 http://www.youtube.com/watch?v=T652bE3YzEU
William DeVaughn「Be Thankful For What You Got」
 http://www.youtube.com/watch?v=KDTXljIqxRE

「Do You Wanna Dance」
John Davis/Vince Fay作。大人のディスコ・ブギーといった雰囲気がいいですね。華やかな雰囲気が実にいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=E32Egapika4

「Can't Turn Down Love」
Kenny Lee Lewis作。本曲と次曲「You Made Me Believe」は西海岸のセッション・ミュージシャンが結成したグループPieces唯一のアルバム『Pieces』(1979年)からのカヴァーです。本曲はオリジナルのアーバン・メロウな雰囲気をうまく受け継いだミディアム・ファンクに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=19a-1ifvBXY

Pieces「Can't Turn Down Love」
 http://www.youtube.com/watch?v=4Xy_EcOd6SQ

「You Made Me Believe」
Geoffrey Leib作。前述のように本曲もPiecesのカヴァー。オリジナルの魅力を受け継ぎつつ、より洗練させたアーバン・ダンサー。

Pieces「You Made Me Believe」
 http://www.youtube.com/watch?v=NMTbaKymPCs

「I'm Feelin' Your Love」
Dave Appell/Fran Robins/Hank Medress作。ロマンティックな絶品ミディアム・スロウ。これを聴いてしまうと、この雰囲気のスロウ系をあと1、2曲位あっても良かったような・・・
http://www.youtube.com/watch?v=MzkL5CYGtUc

「Please Don't Break My Heart」
John Davis/Vince Fay作。哀愁モードのミディアム・グルーヴ。切ないメロディを大人のムードで歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=moUPkNOoJnM

「Yo-Yo」
Joe Skeete/Michael Hamane/Steve Clisby作。ラストはAmerican Gypsy、1977年のディスコ調シングル曲をカヴァー。爽快メロウ・ディスコで盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=T2az9tqELEY

ちなみに、American Gypsyも本作同様『Free Soul Collection 1000』シリーズで『American Gypsy』(1975年)が再発されました。こちらも既に購入済なので近々紹介したく思います。
posted by ez at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする