2014年06月04日

Liquid Soul『Here's The Deal』

USアシッド・ジャズを代表するグループの3rd☆Liquid Soul『Here's The Deal』
Here's Deal
発表年:2000年
ez的ジャンル:シカゴ産USアシッド・ジャズ
気分は... :両SBの働きが命運を握る!

サッカー日本代表のW強化試合対コスタリカ戦は、いろいろ見所が多かったですね。

コスタリカ戦を見て、本番で日本の命運を握るのは両SBの攻守両面での貢献だなぁ、と感じました。個人的には左SB長友のバックアップとして今野もアリかなぁ、と思っていたのですが、コスタリカ戦を見た限りではナシですかね・・・。内田の復調と長友が怪我なく第1戦を迎えることを祈るばかりです。

ワントップとボランチの組み合わせは悩ましいですね。ボランチについて、個人的には山口は先発から外して欲しくないですね。長谷部が大丈夫ならば、スタートは山口、長谷部の組み合わせでいって欲しいですね。逆に遠藤は不可欠な選手ですが、コスタリカ戦のような途中投入パターンもいいかなぁ、と思いました。遠藤や大久保あたりがベンチに控えていると、いかなる状況で投入されてもチーム全体に安心感を与えることができるような気がします。

あとは本田の復調ですね。余程のことがない限り、本田を使うべきだと思いますが、いざとなれば大久保トップ下で柿谷、香川と組ませるパターンも期待してしまいます。

まぁ、ど素人が監督気分でアレコレ妄想するのもW杯前の楽しみですね。

今回はUSアシッド・ジャズ作品から、Liquid Soul『Here's The Deal』(2000年)です。

Liquid SoulはリーダーのMars Williamsを中心にシカゴで結成されたジャズ・ファンク・ユニットであり、USアシッド・ジャズを代表するグループの1つです。リーダーのMars WilliamsThe WaitressesThe Psychedelic Furs等での活動でも知られています。

グループはこれまで『Liquid Soul』(1996年)、『Make Some Noise』(1998年)、『Here's the Deal』(2000年)、『Evolution』(2002年)、『One-Two Punch』(2006年)といったアルバムをリリースしています。

3rdアルバムとなる本作はターンテーブル、ラップ、ヴォーカル等の新メンバーを加えて、パワーアップしたアシッド・ジャズ作品に仕上がっています。

メンバーはMars Williams(sax、fl、toys)以下、Ron Haynes(tp、flh)、John Janowiak(tb)、Tommy Sanchez(g)、Ricky Showalter(b)、Dan Leali(ds)、Chris "Hambone" Cameron(key)、Dj Ajax(turntables)、Dirty MF(rap)、Brian "MCB" Quarles(rap)、Simone(vo)、Newt Cole(per)という編成です。ちなみにヴォーカルのSimoneは偉大な黒人女性シンガーNina Simoneの娘です。

スタジオ録音とライブ録音が半々という変則的な構成のアルバムです。正統派のジャズ・ファンク・グループとしても魅力的だと思いますが、巧みかつ自然にラップやターンテーブルを取り入れているあたりが、USアシッド・ジャズを代表するグループらしいですね。また、ジャズ・アルバムとしても随所で懐の深い音を聴かせてくれるのがいいですね。

まぁ、難しいことを考えずに聴けば、直感的に格好良さが伝わってくる作品だと思います。

なお、国内盤はジャケが全く異なりますのでご注意を!

『Here's the Deal』(2000年)※国内盤
ヒアズ・ザ・ディール

全曲紹介しときやす。

「Sure Fire One」
Mars Williams/Roy Haynes/Dan Leali/Tommy Sanchez/Ricky Showalter作。Brian "MCB" QuarlesのラップをフィーチャーしたHip-Hop感覚のオープニング。Guru『Jazzmatazz』Jazzholeあたりがお好きな人は気に入るのでは?Mars Williamsのサックス・ソロはアシッド・ジャズらしからぬフリーキーな演奏を聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=MmxJcNu0oTg

「The Diz」
Mars Williams/Roy Haynes/Dan Leali作。ラテン・フレイヴァーの効いたスリリングな疾走感がたまらないライブ録音。これはライブで盛り上がるのがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=jTJn8aP2Ses

「Stop By Monie's」
Mars Williams/Simone作。Simoneのヴォーカルをフィーチャーしたシングル向きのソウルフルなファンク・チューン。Tommy SanchezのギターやDj Ajaxのターンテーブルもキマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=yYpPbWfftTk

「Everybody's Got One」
Dan Leali作。作者Dan Lealiのドラム・ブレイク、Tommy Sanchezのギター・ソロと共に始まるライブ録音。中盤にはドラムンベースを意識したようなパートがあるのが面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=9ucYxsGDo14

「Show Me」
Mars Williams/Sargent作。Dirty MFをフィーチャー。アングラ・ジャジーHip-Hop好きの人も楽しめる1曲。なぜかこの曲を聴いているうちにジャズ名曲「A Night In Tunisia」を思い出してしまいました。Dirty MFのスムーズなフロウもマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=bpCYquYmK1c

「Sex Tablet」
Ricky Showalter/Tommy Sanchez/Dan Leali作。サウンド面で僕が一番気に入っているのがコレ。ターンテーブルを巧みに取り入れながら、突き抜けるように疾走するのが格好良いです。ホーン隊にもキレがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=YGAQsaq0lc4

「All Blues」
名盤『Kind of Blue』収録曲としてお馴染みのMiles Davis作品をライブ・カヴァー。ライブならではの臨場感のあるサウンドを満喫できます。ホーン隊を中心にライブ・バンドとしての魅力を存分に楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=0kOBQfdhHJM

「Sweet Pea」
Mars Williams作。キレのあるホーン・アンサンブルと効果的なターンテーブルで疾走するスタジオ録音。ミステリアスな終盤にも注目!
http://www.youtube.com/watch?v=nodVuWDQwRg

「Donkey Punch」
Mars Williams/Dan Leali/Tommy Sanchez/Ricky Showalter作。壮大なファンク絵巻のような世界観に圧倒されるライブ録音。こんな格好良い演奏をライブで聴けたら、たまりませんなぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=B-2-hyDXkMA

「Dysfunction」
Simone/Mars Williams/Dan Leali/Tommy Sanchez/Ricky Showalter作。再びSimoneをフィーチャー。エモーショナルなSimoneのヴォーカルとクールなサウンドのコストラストが魅力のミディアム。
http://www.youtube.com/watch?v=tQm4oTF0GC8

「Rocket Scientist」
Mars Williams作。正統派ジャズ・ファンクといった雰囲気の抜けのいい仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=CIgtGAiXgUo

「Spam Sucker」
Mars Williams/Dan Leali/Ricky Showalter/Tommy Klein作。ラストはTommy Sanchezの格好良いギターが先導するファンキーなライブ録音で締め括ってくれます。思わず体を揺らしてしまうキレキレのファンキー・グルーヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=Vwa1UsfZUTs

国内盤にはボーナス・トラックとして「Blackjack」「Resolution」の2曲が追加収録されています。

Liquid Soulの他作品もチェックを!

『Liquid Soul』(1996年)
Liquid Soul

『Make Some Noise』(1998年)
Make Some Noise

『Evolution』(2002年)
Evolution

『One-Two Punch』(2006年)
One-Two Punch
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2014年06月03日

Cravo & Canela『Preco De Cada Um』

知る人ぞ知るブラジリアン・レアグルーヴ☆Cravo & Canela『Preco De Cada Um』
CRAVO & CANELA
発表年:1977年
ez的ジャンル:ブラジリアン・レアグルーヴ
気分は... :いよいよW杯モード!

6月に入り、いよいよ気分はブラジルW杯モードになってきましたね。

それにしても今回のW杯は観戦しようと思うと、完璧に昼夜逆転になりますね。僕もW杯の日程表を常に閲覧状態にし、仕事のスケジューリングの際にはチラ見しながら予定を組むようにしています。期間中は午前中仕事しなくなるなぁ(笑)

今回は知る人ぞ知るブラジリアン・レアグルーヴCravo & Canela『Preco De Cada Um』(1977年)です。

Cravo & Canelaはブラジルの男女6人グループ、メンバーはReinaldo(p、el-p、org、vo)、Teo(ds、per、vo)、Lincoln(b、vo)、Lucio(g、b、vo)、Fabiola(vo)、Vera(vo)の6名。その唯一のアルバムがインディ・レーベルに残した本作『Preco De Cada Um』(1977年)です。

アルバムにはブラジルが誇る鬼才ミュージシャンSivuca(accordion、moog)がゲスト参加しています。

アルバム全体としては、キュートな女性ヴォーカルとメロウ・サウンドとサンバ・リズムが織り成す、素敵なメロウ・サンバ作品に仕上がっています。

60年代セルメンのようなキュート・ヴォーカルと70年代ならではのメロウ・サウンドがサンバ・リズムで上手くまとめられているといった感じですかね。僕の嗜好にジャスト・フィットしています。

ブラジリアン・レアグルーヴの傑作と評されるのが納得できる充実作です。

全曲紹介しときやす。

「Preco De Cada Um」
Glorinha Gadelha/Luiz Ramalho作。オープニングを飾るタイトル曲は爽快なメロウ・サンバ。ダンサブルでメロウで華やかなのがいいですね。この1曲を聴けば、本作の魅力がすぐにわかるはずです。
http://www.youtube.com/watch?v=r2Wskg4G0Sg

「Fogo Pago」
Humberto Teixeira/Sivuca作。ゲストのSivucaのアコーディオンと共に始まるポップなメロウ・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=45gWRTxykEI

「Capoeira Poeira」
Glorinha Gadelha/Sivuca作。開放的な雰囲気が実に心地好い1曲。この曲でもSivucaのアコーディオンがいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=7ADRH1oRIpE

「Gago Apaixonado」
Noel Rosa作。1分半強の短い曲ですが、キュートなサンバ・チューンはかなり僕好みの仕上がり!
http://www.youtube.com/watch?v=wWh1yCgXQF4

「Estatutos De Gafieira」
Billy Blanco作。エレピの音色が心地好いラテン・フレイヴァーのメロウ・グルーヴ。楽しげな雰囲気が伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=j5fml-tBtzI

「Asa Branca - Que Nem Gilo」
Humberto Teixeira/Luiz Gonzaga作。感動的でドラマティックな展開に惹かれます。
http://www.youtube.com/watch?v=OBWg5ftHhXo

「Amor Em Jacuma」
Dom Um Romao/Luiz Ramalho作。クールながらも小気味良いサンバ・グルーヴ。60年代ジャズ・サンバを70年代らしく洗練させたような感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=MCAPWoGSbZQ

「Loteca」
Jota Velloso作。セルメン好きの人は気に入りそうな仕上り。キュートな女性ヴォーカル陣の魅力を堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=PS0FB-WZp4M

「Estupido Cupid (Stupid Cupid) - Banho De Lua (Timtarella Di Luna)」
印象的なベースラインを中心としたファンキー・サウンドとキュートな女性ヴォーカルがうまく噛み合った、アルバムの中でも少し異色の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=j5fml-tBtzI

「Iboru Iboya」
Glorinha Gadelha/Sivuca作。ジャズ・サンバ調のメロウ・グルーヴ。この曲もセルメン好きの人であれば気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=8oCakqnR_jo

「O Trem Atrazou/Ze Marmita」
Artur Vilarinho/Estanislau Silva/Paquito作の「O Trem Atrazou」とBrazinha/Luiz Antonio作「Ze Marmita」のメドレー。エレピ好きにはグッとくるメロウ・サンバです。これもかなり僕好み!
http://www.youtube.com/watch?v=R0qF0lQLEOo

「Beijo Baiano (Boca De Caqui)」
Renato Soliva/Roberto Soliva作。ラストはハッピー・サンバで陽気に締め括ってくれます。

改めて、日本のW杯対戦国の親善試合の映像を見ましたが、やはりコートジボアールとコロンビアの攻撃陣は強力ですね。両国ともドログバ、ヤヤ・トゥレ、ファルカオだけではない素晴らしいタレントが揃っていますね。それでも、日本が圧倒的に不利と感じないところに、南アW杯からの日本代表の進歩が感じられます。
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2014年06月02日

Har-You Percussion Group『Sounds of the Ghetto Youth』

ハーレム発ゲットー・ラテン・ジャズ作品☆Har-You Percussion Group『Sounds of the Ghetto Youth』
ハーユー・パーカッション・グループ (HAR-YOU PERCUSSION GROUP) 紙ジャケット仕様
発表年:1969年
ez的ジャンル:ゲットー・ラテン・ジャズ・グルーヴ
気分は... :テクニックよりも勢いで・・・

今回はハーレム発のラテン・ジャズ・グルーヴ作品Har-You Percussion Group『Sounds of the Ghetto Youth』(1969年)です。レア・グルーヴ人気作としてもお馴染みですね。

Har-You Percussion Groupは、コンガ奏者Roger 'Montego Joe' Sandersが、N.Y.のハーレムでゲットーの不良青年達を立ち直らせる更生プログラムとして立ち上げたアマチュア・パーカッション・プロジェクトがその発端になっています。

その中から選抜された15〜19歳のメンバーを中心に結成されたのがHar-You Percussion Groupです。メンバーはリーダーのRoger 'Montego Joe' Sanders以下、Nick Kirksey(p)、Ray Allen(fl)、Nelson Sanamiago(as)、Dennis Taitt(g)、Joffre Marchand(tp)、Stafford Osborne Jr.(tp)、John Moody(b)、Myles Matthews(timbales、bongos)、Billy King(congas)、Gordon 'Spider' Jone(timbales)、Antonio Santa Cruz(cowbell、vo)、Sam Turner(timbales、congas)、David 'Mousie' Edmead(p)、Joseph Jimenez(claves)という編成です。

アルバムは人気曲「Welcome To The Party」「Feed Me Good」をはじめ、ゲットー感覚の若々しいラテン・ジャズ・グルーヴを堪能できます。演奏の中には多少のぎこちなさはありますが、それ以上に若者たちの弾けたゲットー・パワーに魅了されます。

また、本作といえばジャケも有名ですね。この秀逸なジャケはアシッド・ジャズの人気グループYoung Disciplesのシングル「Get Yourself Together」のモチーフになったことでも話題になりました。

Young Disciples「Get Yourself Together」(1990年)
young disciples ‎get yourself together.jpg

また、本作のジャケにはモノクロとカラー・ヴァージョンがあります。ちなみに僕の保有するCDはモノクロ・ヴァージョンです。

パーカッシヴなラテン・グルーヴ好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Feed Me Good」
「Welcome To The Party」と並ぶ本作のハイライト。ゲットーの若者たちがJames Brownに憧れて、それ風のラテン・ファンク・グルーヴを演奏してみました!って感じです。腹に響くグルーヴがサイコーです。本作らしいゲットー感覚のグルーヴを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=4T1vq33H4Tw

「Barretts Bag」
N.Y.ラテン/サルサらしく疾走するラテン・グルーヴ。テクニックより勢いで駆け抜けていく感じが格好良いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ry9U2Z5BNk8

「Ngoma」
アフロ・ラテン感覚のパーカッション・セッション。Montego Joe先生から習った腕前を生徒たちが存分に披露するといった感じですかね。

「Oua-Train」
トランペット・ソロと共にスタートするスリリングなラテン・ジャズ。アルバムで最もジャズを感じる演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=SUNZ2NZotyM

「Welcome To The Party」
本作のキラー・トラックといえばコレですね。パーカッシヴな疾走感がたまらないゲットー・ラテン・グルーヴです。この格好良さはレア・グルーヴで再評価されるのも納得です。
http://www.youtube.com/watch?v=krC1w3ww7AE

「Santa Cruz」
軽快に弾けた感じがたまらない、若々しいラテン・グルーヴ。多少のぎこちなさはありますが、そんなの関係ありません!

「Tico」
N.Y.ラテンらしいニューヨリカンなラテン・ジャズです。
http://www.youtube.com/watch?v=mV-rZ80_MZE

「Har-Yo Theme」
ラストはグループのテーマをエキサイティングに演奏します。

僕の保有するCDには「Montego Joe's Har-Yo Postscript 2008」というタイトルで、Montego Joeへのインタビューが追加収録されています。
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2014年06月01日

Eric Benet『From E to U : Volume1』

最新作は80年代ヒット曲を中心としたカヴァー集☆Eric Benet『From E to U : Volume1』
eric benet from e to u  volume1.jpg
発表年:2014年
ez的ジャンル:男性セクシーR&B
気分は... :Almost Paradise・・・

今回は良質なR&B作品をリリースし続ける男性シンガーEric Benetの最新作『From E to U : Volume1』です。
これまで当ブログで紹介したEric Benet作品は以下の5枚。

 『True to Myself』(1996年)
 『A Day In The Life』(1999年)
 『Love & Life』(2008年)
 『Lost In Time』(2010年)
 『The One』(2012年)

先日、The Afropeansが前作『The One』(2012年)をリミックスした『The Other One Revisted By the Afropeans』をリリースしたばかりのEric Benet

『The Other One Revisted By the Afropeans』
Other One Revisted By the Afropeans

そのEric Benetが続けざまにリリースしたのが本作『From E to U : Volume1』です。本作は全曲カヴァー作品で占められたカヴァー集であり、純然たるスタジオ・オリジナルというよりは企画アルバム的な要素が強いのかもしれませんが、それでもなかなか楽しめます。

曲のセレクトは80年代前後の有名ヒット曲が中心であり、オリジナルとの聴き比べも含めて楽しめるはずです。僕はEric Benetと同世代であり、馴染みや思い出がある楽曲ばかりなので、余計に興味がそそられます。

プロデュースはEric Benet本人と長年のパートナーDemonte Poseyが務めています。

Volume1ということは、続編も意識しているのかもしれませんね。
通常の作品とは異なるEric Benetの魅力やルーツを垣間見れる作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Africa」
Toto、1983年全米チャートNo.1ヒットのカヴァー(David Paich/Jeff Porcaro作)。EricのTotoカヴァーといえば、『A Day In The Life』収録の「Georgy Porgy」がお馴染みですが、本曲もオリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、Ericらしいセクシーさが加味された素晴らしいカヴァーに仕上がっています。Toto作品とEricの相性の良さが感じられるオープニングです。
http://www.youtube.com/watch?v=Q3tqVgjw3sY

Toto「Africa」
http://www.youtube.com/watch?v=FTQbiNvZqaY
From 『Toto IV』(1982年)
TOTO IV~聖なる剣

「Ride Like The Wind」
Christopher Cross、1980年全米チャート第2位のヒットをカヴァー。AORファンにはお馴染みのヒット曲を、ここではエレクトロな雰囲気を強調したダンサブルなカヴァーを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=iYwIuYX1h_A

Christopher Cross「Ride Like The Wind」
http://www.youtube.com/watch?v=ur8ftRFb2Ac
From 『Christopher Cross』(1980年)
Christopher Cross

「Almost Paradise」
1984年、映画『Footloose』のサントラから、Mike Reno(Loverboy)とAnn Wilson(Heart)のデュエット・ヒット(全米チャート第7位)をカヴァー(Eric Carmen/Dean Pitchford作)。青春時代に『Footloose』を観た世代なので、このデュエット・ヒットは思い出深いですね。ここではK-Popの女性シンガーAileeをデュエット・パートナーに迎え、感動的なデュエットを聴かせてくれます。カヴァーであっても、この曲を聴くだけであの当時の思い出が脳裏に浮かんできます。
http://www.youtube.com/watch?v=MCSceQVHEDU

Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」
http://www.youtube.com/watch?v=Yc40EasXz18
From Original Soundtrack『Footloose』(1984年)
フットルース

「After The Love Has Gone」
Earth, Wind & Fire、1979年全米チャート第2位のヒットをカヴァー(David Foster/Jay Graydon/Bill Champlin作)。正直、Earth, Wind & Fireらしくない感じがして、昔からオリジナルはそれ程好きな曲ではなかったのですが、ここで聴かせてくれるジャジーな雰囲気のカヴァーは僕好みの仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=ql8ehRAeIk4

Earth, Wind & Fire「After The Love Has Gone」
http://www.youtube.com/watch?v=DYRhHObvzNw
From 『I Am』(1979年)
黙示録

「What A Fool Believes」
ご存知、The Doobie Brothersのグラミー受賞曲、全米チャート第1位の大ヒット曲をカヴァー(Michael McDonald/Kenny Loggins作)。オリジナルの"ラブ&ジーンズ"な雰囲気を受け継ぎつつ、R&Bカヴァーらしいセクシーな雰囲気を醸し出した好カヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=ChimBZ_1zf4

The Doobie Brothers「What A Fool Believes」
http://www.youtube.com/watch?v=dJe1iUuAW4M
From 『Minute by Minute』(1978年)
ミニット・バイ・ミニット-(紙ジャケSHM-CD)

「More Than Words」
Extreme、1991年全米チャート第1位のアコースティック・バラードをカヴァー(Nuno Bettencourt/Gary Cherone作)。今回の選曲の中では僕の嗜好とは最も縁遠い曲ですが、このアコースティック・カヴァーが実にロマンティックで、個人的にはアルバムで一番のお気に入り曲になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=040v6GsyaUc

Extreme「More Than Words」
http://www.youtube.com/watch?v=UrIiLvg58SY
From 『Pornograffitti』(1990年)
ポルノグラフィティ

「Do You Really Want To Hurt Me」
Culture Club、1982年、全英チャート第1位、全米チャート第2位の大ヒット曲「君は完璧さ」をカヴァー。エレクトロ風味のレゲエ調カヴァーに仕上がっています。Boy Georgeの中性的な妖艶さのイメージが強い楽曲ですが、Ericが男性シンガーらしいセクシー・ヴォーカルでこの曲の魅力を伝えてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=s-owIhQhm7I

Culture Club「Do You Really Want To Hurt Me」
http://www.youtube.com/watch?v=2nXGPZaTKik
From 『Kissing to Be Clever』(1982年)
Kissing to Be Clever

「Everytime You Go Away」
Paul Young、1985年の全米チャートNo.1ヒットをカヴァー。オリジナルはDaryl Hall & John Oates。当ブログでも紹介した『Voices』(1980年)に収録されています。アレンジを聴けば、Paul Youngヴァージョンから影響を受けたカヴァーであることがわかる80年代サウンドへのオマージュを感じるカヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=CfmkY9Ktaw4

Paul Young「Everytime You Go Away」
http://www.youtube.com/watch?v=nfk6sCzRTbM
From 『The Secret of Association』(1985年)
The Secret of Association

「Open Arms」
Journey、1982年全米チャート第2位のヒット曲をカヴァー(Steve Perry,/Jonathan Cain作)。僕は商業ロックの象徴であった当時のJourneyは好きではなかったので、この曲に対する印象もあまり良くないのですが・・・。ここはEricの伸びやかなヴォーカルを堪能するための好素材と捉えておきます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=ghCpPxSo1wo

Journey「Open Arms」
http://www.youtube.com/watch?v=2lLmYLw0WRI
From 『Escape』(1981年)
Escape

「Sara Smile」
Daryl Hall & John Oates、1976年全米チャート第4位のヒット曲をカヴァー。ここではピアノの伴奏のみのシンプルな演奏でこの名曲を熱唱します。
http://www.youtube.com/watch?v=I_-ybfpo-nM

Daryl Hall & John Oates「Sara Smile」
http://www.youtube.com/watch?v=Red3R17FlUQ
From 『Daryl Hall & John Oates』(1975年)
Daryl Hall & John Oates

「Through The Fire」
国内盤のみのボーナス・トラック。Kanye West「Through The Wire」のサンプリング・ソースとしてもお馴染み、Chaka Khanの人気曲をカヴァー(David Foster/Tom Keane/Cynthia Weil作)。この楽曲の魅力を余すことなく伝えてくれる感動的なバラードを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=FWtNmKXvj9s

Chaka Khan「Through The Fire」
http://www.youtube.com/watch?v=ymuWb8xtCsc
From 『I Feel For You』(1984年)
I Feel for You


Eric Benetの過去記事もご参照下さい。

『True to Myself』(1996年)
True to Myself

『A Day In The Life』(1999年)
Day in the Life

『Love & Life』(2008年)
愛すること、生きること。

『Lost In Time』(2010年)
Lost in Time

『The One』(2012年)
ザ・ワン
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