2014年06月19日

Lefties Soul Connection『Hutspot』

オランダ産、怒涛のディープ・ファンク☆Lefties Soul Connection『Hutspot』
HUTSPOT
発表年:2006年
ez的ジャンル:オランダ産ディープ・ファンク
気分は... :オレンジ軍団躍進なるか!

今日のブラジルW杯はグループBの2試合目です。一番の注目カードは「スペイン対チリ」ですね。初戦大敗したスペインが復調するのか、浮上しないままグループリーグで消え去るのか、大きな分かれ目となる一戦ですね。また、チリはスペインに勝利するようなことがあれば、今大会の台風の目になるかもしれませんね。

今回は初戦を終えてグループBの一番手に躍り出たオランダのアーティストからセレクトしたいと思います。アムステルダムのジャズ・ファンク・バンドLefties Soul Connectionのデビュー・アルバム『Hutspot』(2006年)です。

Lefties Soul Connectionはオランダ、アムステルダムで2001年に結成されたディープ・ファンク・バンド。

これまで『Hutspot』(2006年)、『Skimming the Skum』(2007年)、『One Punch Pete』(2011年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Hutspot』には、このバンドの持つ真っ直ぐなファンク魂が凝縮されています。本作におけるメンバーはAlviz(org)、Onno Smit(g)、Bram Bosman(b)、Cody Vogel(ds)の4名。また、曲によってはPaul Willemsen(g)が加わっています。

とにかくエネルギッシュで荒々しいディープ・ファンク・サウンドに圧倒されます。音のデカさも魅力ですね。聴いているだけで、かなりカロリー消費しそうです(笑)

「It's Your Thing/Hey Pocky A-Way」「Organ Donor」以外はメンバーのオリジナル作品です。

モヤモヤ気分で何か発散したい気分のときに聴くと、スッキリしますよ。
直球一本勝負!といった感じの潔さのあるディープ・ファンク作品です。

全曲紹介しときやす。

「Doin' The Thing」
Bram Bosmanのぶっといベースラインが牽引する荒々しくぶっ飛んだディープ・ファンクと共にアルバムは幕を開けます。
http://www.youtube.com/watch?v=HawKnLVBrzw

「Sling Shot」
ファンキー・ギターとグルーヴィーなハモンド・オルガンと共に弾けます。テクニック云々よりも勢いを大事にした、音のデカさは負けないぜ!的なノリがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=CB4g7UMx8LY

「It's Your Thing/Hey Pocky A-Way」
The Isley Brothers「It's Your Thing」(O'Kelly Isley/Rudolph Isley/Roland Isley作)とThe Meters「Hey Pocky A-Way」(Art Neville/George Porter, Jr./Leo Nocentelli/Joseph Modeliste作)のカヴァー・メドレー。ここではヴォーカルも披露してくれます。ディープ・ファンク・バンドらしいカヴァー・セレクトで嬉しいですね。特に「Hey Pocky A-Way」のドカスカ感のあるリズムは、このバンドらしい荒々しい魅力に溢れています。
http://www.youtube.com/watch?v=JnEAMCMQ_6Y

「Peacock Strut」
ドカスカ鳴り響くリズム隊の存在感とソウルフルなオルガンが印象的です。

「V2」
グルーヴィーなオルガン・ファンク。ハモンド好きの人にはたまらないはず!中盤のど迫力のドラム・ブレイクもサイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=zSH25tGY8co

「Organ Donor」
話題となったDJ Shadowのカヴァー。Hip-Hop作品をディープ・ファンク・バンドがカヴァーするという発想自体が面白いですよね。Alvizのマッドなオルガンとへヴィ・ビートが織り成す男気溢れたディープ・ファンクです。終盤のブレイクもかなり格好良いです!
http://www.youtube.com/watch?v=4OR96b--NPU

「Bouncing Ball」
荒々しくグルーヴし続けるダイナミックなディープ・ファンク。やはり、この音のデカさは魅力ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=H9VwBzd5vY0

「Generator Oil」
アルバムの中ではやや大人しめの演奏です。他の曲で暴れまくりすぎるのか(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=IDuBcVZk0-Y

「Bam Bam」
悪魔の囁きのようなハモンドの音色が印象的なファンキー・グルーヴ。この曲もハモンド好きにオススメ!
http://www.youtube.com/watch?v=I6rc289BFnM

「Wellie Wanging」
ディープ・ファンク・バンドらしいへヴィなファンク・サウンドで楽しませてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=jTapP5CYJIU

「Hutspot」
有り余るパワーをすべて叩きつけるようなドラムに圧倒されるタイトル曲。2分強の演奏ですが、最初から最後までパワー全開で暴れまくります。
http://www.youtube.com/watch?v=IDyGMFn_etQ

ご興味がある方はLefties Soul Connectionの他作品もチェックを!

『Skimming the Skum』(2007年)
Skimming The Skum

『One Punch Pete』(2011年)
One Punch Pete
posted by ez at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする