2014年07月20日

Ive Mendes『Magnetism』

"ブラジルのSade"によるアーバン・メロウ☆Ive Mendes『Magnetism』
マグネティズム
発表年:2014年
ez的ジャンル:アーバン・メロウ・ボッサ
気分は... :極上の休日サウンド・・・

今回は"ブラジルのSade"ことIve Mendes『Magnetism』です。

2010年にリリースした作品をジャケも一新し、収録曲も絞り込んで今年再リリースしたものです。

ブラジル、ゴイアス州セレス出身の女性シンガー・ソングライター。

大学で音楽とアートを7年間学んだ後、リオを拠点に音楽活動を開始し、大手レコード会社との契約に成功しますが、音楽の方向性についてレコード会社との間で軋轢が生じ、リオでの活動を断念します。

その後、ロンドンに渡ったIveは、SadeEverything But The Girl等のプロデュースで知られる大物プロデューサーRobin Millarへのコンタクトに成功し、彼のバックアップによりデビュー・アルバム『Ive Mendes』(2002年)をリリースしています。

さらに2010年にRobin MillarMark Smithをプロデューサーに迎えた2ndアルバム『Magnetism』をリリースしています。ちなみにMark Smithは2009年に他界しています。

今日紹介する新装『Magnetism』は、オリジナルのCD2枚組全21曲をCD1枚全15曲に絞り込んでいます。

『Magnetism』(2010年) ※オリジナルCD2枚組
Magnetism

レコーディングにはRobin Millar(p、key、g、per、prog)、Mark Smith(b、g、key、prog)、Tristan Banks(ds)、Alex Garnett(sax、fl)、Matt Holland(tp、flh)、Sonia Slany(violin)、Nick Cooper(cello)等が参加しています。

また、当ブログでも『Bossa Britanica』(2012年)を紹介した"ロンドンのJoao Gilberto"ことEarl Okinも何曲かアレンジで関与しています。

21曲を15曲に絞り込んだことでアルバムとしての内容は密になったのでは?絞り込んだといっても15曲あるので聴き応えは十分です。

アルバム全体としては、アーバン・メロウなボッサ・アルバムということになりますが、ボッサ一辺倒ではなく間口の広いメロウ作品に仕上がっています。

Robin Millarが関与してることもありますが、"ブラジルのSade"と評されるのがよくわかる内容になっています。

構成としては約1/3がカヴァー、残り2/3がオリジナルです。どうしてもお馴染みのカヴァーが並ぶ前半が注目されそうですが、"ブラジルのSade"といった雰囲気を味わうのであれば、中盤以降のオリジナルの方がサウンドのバラエティに富み、楽しめると思います。

純然たる新作ではありませんが、夏本番に向けて、いろいろな場面で重宝する1枚だと思います。

極上の休日サウンドをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Yellow」
オススメその1。オープニングは何とUKを代表する人気ロックバンドColdplayのヒット曲をカヴァー(Guy Berryman/Jonny Buckland/Will Champion/Chris Martin作)。Coldplayの代表曲を寛いだ雰囲気のジャジーなアーバン・メロウに変貌させています。
http://www.youtube.com/watch?v=NoK-erB8u0s

「Eu Sei Que Vou Te Amar」
オススメその2。Antonio Carlos Jobim/ Vinicius De Moraes作の名曲カヴァー。当ブログではSteen Rasmussen Feat. Josefine CronholmDiana PantonCaetano Velosoのカヴァーを紹介済みです。ロマンティックなボッサ・チューンにうっとりです。
http://www.youtube.com/watch?v=rzMbJTLKQhg

「I Don't Want To Talk About It」
オススメその3。Danny Whitten作。Rod Stewartのヒットで知られる名バラードをカヴァー。オリジナルはCrazy Horseです。『Atlantic Crossing』収録のRodヴァージョンは僕も昔よく聴いていました。この名曲の美しいメロディが引き立つナイス・カヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=XtrZABqVOnY

「Caminhos Cruzados」
オススメその4。Antonio Carlos Jobim/Newton Mendonca作。実は僕の一番のお気に入り。ロマンティックな雰囲気に包まれた素敵なメロウ・ボッサに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=YOxLwfXFjwE

「Letting You Go」
Ive Mendess作。ジャジーな哀愁バラードをしっとりと歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=CELvLXQJVJI

「I Don't Wanna Know」
オススメその5。UKの男性SSW、John Martynの作品をカヴァー。オリジナルは『Solid Air』(1973年)に収録されています。"ブラジルのSade"と呼びたくなるのがよくわかるジャジーな哀愁ボッサです。
http://www.youtube.com/watch?v=c2XSoj8gqag

「The Life That I Have」
オススメその6。Ive Mendes作。シンガー・ソングライターとしてのIve Mendesを堪能できる1曲です。美しいストリングスに包まれたアコースティック・メロウです。
http://www.youtube.com/watch?v=chnh9iKYdWw

「Passaporte」
オススメその7。Ive Mendes作。この曲も"ブラジルのSade"って雰囲気がよく伝わってきます。アレンジが素晴らしい!
http://www.youtube.com/watch?v=ADwu5IssZFk

「Dancing All Night」
Ive Mendes/Karsten Dahlgaard/Peter Biker作。美しくも切ないアコースティック・メロウ。

「Garden」
Ive Mendes作。切々としたIveのヴォーカルにグッとくる哀愁バラード。
http://www.youtube.com/watch?v=sgIM0rs5vbA

「Estrada」
オススメその8。Ive Mendes作。Sabrina Malheirosあたりのニュー・ボッサ・サウンドに通じる仕上がり。Sabrina Malheiros大好きな僕は勿論Welcomeです。

「Never Felt Love Like This」
オススメその9。Ive Mendes作。UKジャズ・ファンク調のサウンドはSade好きの人も気に入るのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=y_5Pi8XSid0

「Beauty Of The Blues」
オススメその10。Ive Mendes作。タイトなリズムと美しいバイオリン&チェロが印象的なメロウ・グルーヴ。クール&セクシーなIveのヴォーカルもたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=6zx9BIceJO4

「Magnetism」
Ive Mendes/Philip Jap作。タイトル曲はミステリアス&エスニックな雰囲気が漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=0dF3QoporL0

「Rain」
Ive Mendes作。ラストは哀愁バラードを雰囲気たっぷりに歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=SweNq2dLIh4

ご興味がある方は1stアルバム『Ive Mendes』もチェックを!

『Ive Mendes』(2002年)
IVE MENDES

『Ive Mendes』(2006年) ※再発盤
Ive Mendes
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2014年07月19日

Martha Reeves & The Vandellas『Black Magic』

モータウンを代表する女性グループのラスト・アルバム☆Martha Reeves & The Vandellas『Black Magic』
ブラック・マジック
発表年:1972年
ez的ジャンル:モータウン女性R&Bグループ
気分は... :最後の輝き・・・

今回は60年代モータウンを代表する女性グループMartha Reeves & The Vandellasのラスト・アルバム『Black Magic』(1972年)です。

「(Love Is Like A) Heat Wave」「Dancing In The Street」「Jimmy Mack」等のヒットで知られるMartha Reeves & The Vandellasの紹介は、ベスト盤『Ultimate Collection』に続き2回目となります。

僕の場合、ピンク・レディーよりもキャンディーズ、TLCよりもSWVといったように1番手グループのライバル的な存在の2番手グループを好む傾向があるみたいです。性格が素直じゃないんですね(笑)

その流れで、昔からSupremesよりもVandellasという感じでしたね。

そうは言いつつも、ついついお手軽なベスト盤でヒット曲を楽しむという聴き方で、なかなかオリジナル・アルバムを聴く機会がありませんでした。

ちなみにオリジナル・アルバムとしては、『Come and Get These Memories』(1963年)、『Heat Wave』(1963年)、『Dance Party』(1965年)、『Watchout!』(1966年)、『Martha and the Vandellas Live!』(1967年)、『Ridin' High』(1968年)、『Sugar 'n' Spice』(1969年)、『Natural Resources』(1970年)、『Black Magic』(1972年)といった作品を残しています。

今日紹介する『Black Magic』(1972年)はVandellasのラスト・アルバムです。既に60年代全盛期の勢いはなく、商業的にも不発に終わり、グループ解散を方向づけてしまったアルバムですが、再評価の高い1枚です。

本作におけるVandellasのメンバーはMartha ReevesLois Reeves(Marthaの妹)、Sandra Tilleyの3名。

プロデュースはThe CorporationBerry Gordy, Jr.Alphonso MizellFreddie PerrenDeke Richards)とAshford & SimpsonNickolas Ashford & Valerie Simpson)。The Funk Brothersがバックを務めています。

Martha Reevesというシンガーの素晴らしさを実感できる1枚です。このエネルギッシュでパンチの効いたMarthaのヴォーカルがあるからこそ、僕はSupremesよりもVandellasが好きなのだと思います。あとはポップになりすぎず、あくまでR&Bグループとしてのスタンスを貫いているのもいいですね。

今日ではフリーソウル人気曲「I Want You Back」(Jackson 5のカヴァー)あたりに注目が集まりますが、僕のイチオシは「Tear It On Down」「I've Given You the Best of My Life」というMarthaのヴォーカルの素晴らしさを堪能できる2曲です。

また、「Your Love Makes It All Worthwhile」「Bless You」のような60年代最盛期を彷彿させるような楽曲も楽しいです。

Vandellas最後の輝きを堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「No One There」
Johnny Bristol/Jack Goga作。大人のポップ・チューンといった感じがいいですね。Vandellasの成熟を感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=f-KPeeyax3w

「Your Love Makes It All Worthwhile」
The Corporation作。思わずハンドクラップしてしまう軽快な仕上がり。「(Love Is Like A) Heat Wave」あたりと一緒に聴きたくなります。Marthaにはこういったダンス・チューンが似合いますね。
http://www.youtube.com/watch?v=jA1tRpCtuEc

「Something」
George Harrison作のThe Beatles名曲をカヴァー。前作『Natural Resources』(1970年)に収録されていた楽曲です。この名曲を貫録のヴォーカルで完全に自分のものにしてしまうMarthaの歌力を実感できます。
http://www.youtube.com/watch?v=L6oZ1ABfru0

「Benjamin」
Dino Fekaris/Nick Zesses作。落ち着いた雰囲気のビューティフル・バラード。Marthaのコントロールの効いたヴォーカルが美しい。
http://www.youtube.com/watch?v=1G1vamEbm04

「Tear It On Down」
Nickolas Ashford/Valerie Simpson作。シングルにもなった楽曲です(全米R&Bチャート第37位)。元々はMarvin Gaye『I Heard It Through the Grapevine!』(1968年)に収録されていた楽曲です。本作における僕の一番のお気に入り。ファンキーなバックとMarthaのエネルギッシュなヴォーカルの組み合わせがサイコーです。決してポップになりすぎずR&Bグループとしてのスタンスを忘れないVandellas魂を感じます!
http://www.youtube.com/watch?v=wPt7BN7ZuJk

「I've Given You the Best of My Life」
Dino Fekaris/Nick Zesses/Jack Goga作。ストリングスとギターによるドラマチックなサウンドをバックに、Marthaがそれに負けないパワフル・ヴォーカルで聴く者を圧倒するバラード。Martha Reevesのヴォーカルの素晴らしさを存分に楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=tHBFkdUe1gg

「Bless You」
The Corporation作。アルバムに先駆けてシングル・カットされた楽曲(全米R&Bチャート第29位)。アルバムの中で最もキャッチーな仕上がり。60年代最盛期のような躍動感があります。
http://www.youtube.com/watch?v=wZ9dZ0p3208

「I Want You Back」
Berry Gordy, Jr./Alphonso Mizell/Freddie Perren/Deke Richards作。お馴染みJackson 5の大ヒット曲をカヴァー。フル―ソウルのコンピにも収録されている再評価の高い1曲です。Marthaのパンチの効いたヴォーカルが引き立つナイス・カヴァー。ノーザン・ソウル好きの人はグッとくるはず!
http://www.youtube.com/watch?v=sj_qzoTjHao

「In and Out of My Life」
Lawrence Brown作。この曲もアルバムに先駆けてシングル・カットされた曲です(全米R&Bチャート第22位)。グループの歴史を振り返るようにMarthaが歌い上げる感動バラード。
http://www.youtube.com/watch?v=5HwM7d4uONY

「Anyone Who Had a Heart」
Burt Bacharach/Hal David作。Dionne Warwick、1963年のヒット曲をカヴァー。Bacharach作品をドラマチックなアレンジをバックに、Vandellasらしいエネルギッシュなヴォーカルで堂々と歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=x4xo0dckHWY

「Hope I Don't Get My Heart Broke」
Lawrence Brown/George Gordy/Allen Story作。やっぱりSupremesよりもVandellasだよね!と思わせてくれるR&Bグループらしい歌いっぷりで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=1J3tfR3zG5E

『Ultimate Collection』(1998年)※ベスト盤
Ultimate Collection

ご興味がある方はオリジナル・アルバムもチェックを!

『Come and Get These Memories』(1963年)
Come & Get These/Heatwave

『Heat Wave』(1963年)
ヒート・ウェイヴ

『Dance Party』(1965年)
ダンス・パーティ

『Natural Resources』(1970年)
Natural Resources / Black Magic
posted by ez at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月18日

Sweet N Lo'『Pucker Up』

従姉妹デュオによるキュートなR&B/Hip-Hop作品☆Sweet N Lo'『Pucker Up』
sweet n lo'_pucker up.jpg
発表年:1993年
ez的ジャンル:従姉妹デュオ系女性R&B/Hip-Hop
気分は... :リカバリーできた。ホッ・・・

昨日はPCのトラブル対応に追われてしまいました。

外付HDのファイルシステムが破損し、全くデータにアクセスできなくなってしまいましたが、なんとかリカバリー・ソフトで復元の目途が立ちました。

ファイルの復元や新しいHDを買いに行ったりで1日潰してしまいましたが、大事なデータはリカバリーできたのでホッとしています。

HDはいずれ壊れるものという前提で、もっとこまめにバックアップしておかないといけませんね。

今回は90年代女性R&BデュオSweet N Lo'『Pucker Up』(1993年)です。

Sweet N Lo'は、L.A.出身のヴォーカル担当Georgette "Sweet" Franklinとラップ担当のLori "Lo" Esteenという従姉妹によるR&Bデュオ。

Georgette "Sweet" Franklinはデビュー前にR. Kelly & Public Announcement『Born Into The 90's』(1991年)にヴォーカルで参加しています。

1993年にシングル「40 Dog」でデビュー。同年にアルバム『Pucker Up』をリリースしています。

Sweet N Lo'としての活動は短命で終わってしまいますが、SweetJennifer Lopezのヒット曲「Love Don't Cost A Thing」(2001年)のソングライターの一人として名を連ねています。

もう一人のLoの方は、残念ながら1996年に不慮の死を遂げたようです。

Sweet N Lo'唯一のアルバム『Pucker Up』は、大きくSweetのヴォーカルを中心としたSweet Sideと、Loのラップを中心としたLo' Sideに分かれています。

1枚でR&BアルバムとHip-Hopアルバムのハーフ&ハーフを楽しめるのが魅力だと思います。

E-SwiftElijah BakerJohn "Funk" AlexanderGordon ChambersGreg LawsonT-Hatterがプロデュースを務めています。

シングルになった「40 Dog」「Dierectified」が注目ですが、「All In How You Bag It」あたりも僕のオススメです。また、Tha Alkaholiksがゲスト参加した「Excuse Me As I Rip It」「I Got Skills」といったHip-Hopトラックもなかなかいいですよ!

大きなインパクトはありませんが、キュートで若々しい2人の魅力が伝わってくる佳作です。

全曲紹介しときやす。

前半はSweet Side

「40 Dog」
デビュー・シングルにもなったクールなアッパー・チューン。ボトムの効いたグルーヴがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=xdHf73OBWBQ

「Alleviate Your Soul」
90年前半らしい弾けるビートにLoのラップも織り交ぜたアッパー・チューン。スピーディーな躍動感が魅力です。

「Insecure Man」
僕好みのメロディアスなミッド・グルーヴ。"Sweet Side"に相応しいキュートな仕上がりです。

「All In How You Bag It」
僕の一番のお気に入り。Sweetの透明感のあるヴォーカルとLoの若々しいラップのコンビネーションがいい感じのキュートなR&Bグルーヴ。The Emotions「Blind Alley」ネタのループを使ったトラックもいい感じです。。
http://www.youtube.com/watch?v=q6evbwCT0W8

「Dierectified」
この曲もシングルになりました。今日的に人気なのはこの曲かもしれませんね。TLCSWVといった90年代女性R&Bグループ好きの人であれば、きっと気に入るミディアム・グルーヴです。いい曲だと思ったら、Gordon Chambersがソングライティングに参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=fISL1JWuVM0

後半はLo' Side

「Flava」
"ここから私が主役"と言わんばかりに、Loのフロウが弾けます。
http://www.youtube.com/watch?v=rOR8b5Noni4

「Style In A Flow」
キュートにまくし立てるフロウが初々しいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=9pAUHJ2nZUU

「Pucker-Up」
タイトル曲はジャジー&メロウなトラックにのったキャッチーな仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=EnugHth0U7U

「Excuse Me As I Rip It」
Tha Alkaholiksをゲストに迎え、なかなか本格的なHip-Hopトラックに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=OGy-yfvjoDA

「I Got Skills」
不穏な空気のトラックとキュートなフロウのアンバランスさが逆にいいですね。前曲「Excuse Me As I Rip It」と本曲はE-Swiftがプロデュースしていますが、なかなかいい仕事していますね。
http://www.youtube.com/watch?v=xe6e3kPvxqE

今日を乗り切れば3連休ですね。
月曜が祝日だということをすっかり忘れており、ミーティングを入れようしていました(泣)いかん、いかん。
posted by ez at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月17日

『今の気分は...2014年7月17日編』

PCトラブルで、記事エントリーどころではない状態です(泣)

なので、過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は2000年代カテゴリーからクロスオーヴァーなR&B/Soulを中心に、これからの季節曲にフィットしそうな曲をセレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Sunny Hawkins「Love Me Too」
http://www.youtube.com/watch?v=lbP0CO7Uyis
From 『More Of You』(2007年)
More of You

Angela Johnson feat. Claude McNight「Here I Stand」
http://www.youtube.com/watch?v=RsYXt8OV2XY
From 『A Woman's Touch Vol.1』(2008年)
A Womans Touch

Adriana Evans「Cold As Ice」
http://www.youtube.com/watch?v=NJ2XVVqyL5s
From 『Nomadic』(2004年)
ノマディック

Vikter Duplaix「I Got You」
http://www.youtube.com/watch?v=8AtXUyodplA
From 『International Affairs』(2002年)
International Affairs

N'dambi「Insecurity」
http://www.youtube.com/watch?v=Zp4Zn2n8-nw
From 『A Weird Kinda Wonderful』(2005年)
ウイアード・カインダ・ワンダフル

Victor Davies feat. Bebel Gilberto 「Comigo (With Me) 」
http://www.youtube.com/watch?v=bkbNXp21waw
From 『Hear The Sound』(2006年)
HEAR THE SOUND

Jazzyfatnastees「Tumbling」
http://www.youtube.com/watch?v=VDx0WRFtQRI
From 『The Tortoise & The Hare』(2002年)
Tortoise & Hare

Grupo Fantasma「Gimme Some」
http://www.youtube.com/watch?v=JwT5bUZm2a4
From 『Sonidos Gold』(2008年)
ソニードス・ゴールド

Tuomo「Don't Take It Too Hard」
http://www.youtube.com/watch?v=Db07ELQJuDE
From 『My Thing』(2007年)
マイ・シング

Omar「It's So....」
http://www.youtube.com/watch?v=qYLxZdBLz-I
From 『Sing (If You Want It)』(2006年)
Sing (If You Want It)

まずはPC復旧・・・
posted by ez at 03:33| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

Lonnie Smith『Move Your Hand』

ライブならではグルーヴ感がたまらないオルガン・ジャズ☆Lonnie Smith『Move Your Hand』
ムーヴ・ユア・ハンド
録音年:1969年
ez的ジャンル:オルガン・ソウル・ジャズ/ジャズ・ファンク
気分は... :祭りの後の寂しさ...

サッカーW杯は戦前の予想通り、ドイツがアルゼンチンを破り、1990年イタリアW杯以来の王者に輝きました。やはり、決勝は勝つことが大事なのでああいう試合展開になってしまいましますよね。

途中出場でシュールレ、ゲッツェを投入できるドイツの選手層の厚さが最後は勝利を呼び込みました。それでもアルゼンチンはそれなりに善戦したのでは?

メッシの大会MVPはかなり痛々しかったですね。普通に考えれば、ノイアーがMVPで良かった気がしますが・・・

終わってしまえば、あっという間の1ヶ月間ですね。

大会全体を振り返れば、ドイツ、オランダのサッカーは際立っていましたね。この2ヶ国が好成績を残したことはサッカー界全体として良かったのでは?

また、コロンビア、フランスあたりはさらに強くなりそうな印象を残してくれましたね。個人的にはチリ、アルジェリアのサッカーにも好感が持てました。

一方、惨めな結果に終わったスペイン、ブラジルあたりは今後どう立て直すのかが興味深かったですね。

そして、日本は・・・攻撃サッカーを貫こうとしたものの、それのみでは通用しないことがよくわかりましたね。今大会の流れを受けて日本人が好きなトップ下というポジションを一度捨て、4-3-3のようなシステムで個で局面を打開できる代表がみたいですね。

以上、サッカー素人の勝手な戯言でした。

今回は人気ジャズ・オルガン奏者Lonnie Smithの1969年リリースした『Move Your Hand』です。

レア・グルーヴ方面でも人気のソウル・ジャズ/ジャズ・ファンク作品です。

これまで当ブログで紹介したDr. Lonnie Smithの作品は以下の3枚。

『Think!』(1968年)
『Turning Point』(1969年)
The Jazzinvaders Featuring Dr. Lonnie Smith『That's What You Say!』(2013年)

『Move Your Hand』は1969年、アトランティック・シティのClub Harlemでのライブを収めたライブ・アルバムです。

レコーディング・メンバーはLonnie Smith (org、vo)、Rudy Jones (ts)、Ronnie Cuber (bs)、Larry McGee (g)、Sylvester Goshay (ds)という編成。テナーとバリトンの二管がいいアクセントになっています。

一般的には、Lonnie自身がヴォーカルをとるジャズ・ファンク・クラシック「Move Your Hand」がハイライトですが、個人的には「Charlie Brown」「Sunshine Superman」「Dancin' in an Easy Groove」あたりのグルーヴ感が気に入っています。

ライブならではグルーヴ感がたまらない、オルガン・ジャズ好きを大満足させてくれる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Charlie Brown」
Jerry Leiber/Mike Stoller作。僕の一番のお気に入り。ボトムの効いたファンキー・グルーヴにグッとくるなオープニングはいい酒の肴になります。
http://www.youtube.com/watch?v=hPARqoVCnEg

「Layin' in the Cut」
タイトなリズムが牽引するオルガン・ジャズ・ファンク。Rudy JonesとRonnie Cuberの二管も好調です。
http://www.youtube.com/watch?v=pYKWVI3d-M0

「Move Your Hand」
タイトル曲は本作のハイライト。Lonnie自身のヴォーカル入りのジャズ・ファンク・クラシックです。激シブのLonnieのヴォーカルとそのバックでうねりまくる真っ黒なグルーヴは腹に響きます。
http://www.youtube.com/watch?v=UPuMBxKFyrE

「Sunshine Superman」
Donovanの大ヒット「Sunshine Superman」のカヴァー。お馴染みのヒット曲はソウル・ジャズ・サウンドで聴かせてくれます。適度にルーズでパーカッシヴなのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=p1fEbeo468U

「Dancin' in an Easy Groove」
ラストはパーカッシヴなソウル・ジャズで締め括ってくれます。Lonnieのグルーヴィーなオルガンを楽しむにはこういう楽曲もいいかもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=WxNRxZG9f_Q

Lonnie Smithの他作品もチェックを!

『Think!』(1968年)
Think

『Turning Point』(1969年)
Turning Point

『Drives』(1970年)
ドライヴス

『Live at Club Mozambique』(1970年)
Live at Club Mozambique

『Mama Wailer』(1971年)
Mama Wailer (Cti Records 40th Anniversar

『Afrodesia』(1975年)
Afrodesia

『Keep on Lovin'』(1976年)
Keep on Lovin

『Funk Reaction』(1977年)
ファンク・リアクション

『Gotcha』(1978年)
Gotcha

The Jazzinvaders Featuring Dr. Lonnie Smith『That's What You Say!』(2013年)
ザッツ・ホワット・ユー・セイ!
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