
発表年:1968年
ez的ジャンル:可憐系フェアリー・ボッサ
気分は... :フランス散る、ブラジルは瀕死状態...
サッカーW杯は準々決勝の2試合「ドイツ対フランス」、「ブラジル対コロンビア」戦が行われ、ドイツ、ブラジルが勝利し、準決勝で対決することになりました。
個人的にはフランス、コロンビアが勝つと予想していたので、大外れの結果に・・・やはりドイツは強いですね。ネイマールを失い、チアゴ・シウバが累積で出場停止のブラジルがドイツに勝利するのは、かなり難しい気が・・・
今回はブラジル人女性シンガーTitaがEdson Lobo(b)、Fernando Martins(p)、Nelson Serra(ds)によるブラジリアン・トリオLe Trio Camaraと共にパリで録音したボサノヴァ名盤『L'Incomparable Tita』(1968年)です。
これまで当ブログで紹介したTitaおよびLe Trio Camara関連作品は以下の3枚
Tita『Tita』(1965年)
Le Trio Camara『Le Trio Camara』(1968年)
Les Masques『Brasilian Sound』(1969年) ※Le Trio Camara参加
本作『L'Incomparable Tita』は、Titaが夫Edson Loboも在籍するグループLe Trio Camaraと共に渡仏した時期に、パリで録音していた作品です。
全12曲すべてがいいです!1曲ごとにTitaの可憐なヴォーカルの虜になり、抱きしめたくなります(笑)
特に僕が推したいのは、「Miss Universo」、「Trapezista」、「Beatriz」、「Livro Em Branco」、「Vejo A Tarde Cair」あたりですかね。
週末の午後にマッタリとしながら聴くとサイコーです。
楽曲はすべてTita/Renato Da Rochaによるものです。
全曲紹介しときやす。
「Miss Universo」
本作のハイライト。フルートに先導されるフェアリー・ボッサ。可憐なTitaのヴォーカルがたまりません。
「Livro Lido」
憂いを帯びた声でしっとりと歌い上げるTitaのヴォーカルが魅力的です。
「Anjo」
美しいストリングスとFernando Martinsのピアノが印象的なまどろみのボッサ・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=qRxZc-nglQM
「Trapezista」
エレガントかつ可憐な魅力を持つボッサ・チューン。実に気の利いたバックもグッド!
「Zefa」
Le Trio Camaraの好バッキングを従え、Titaが実に雰囲気のあるヴォーカルを聴かせてくれます。
「Um Motivo De Ser」
サウダージ気分のビューティフル・ボッサ。マッタリしながら聴きたいです。
「Beatriz」
本作らしい可憐でフェアリーな魅力に溢れた仕上がり。涼しげなフルートとの相性も抜群です。
「Parafuso」
ギターとストリングスが織り成す哀愁ボッサ。ストリングス・アレンジの素晴らしさが光ります。
「Nao Faz Mal」
まどろみの哀愁感にグッときます。このまま眠ってしまいたい・・・
「Livro Em Branco」
Le Trio Camaraの小気味良いジャズ・ボッサ・サウンドがいい感じです。
「Vejo A Tarde Cair」
Fernando Martinsの美しいピアノが先導するエレガント・ボッサ。Titaの下手ウマ・ヴォーカルの魅力を存分に堪能できます。
「Quebra Mar」
ラストはストリングス、ピアノ、フルートが彩るビューティフル・ボッサで締め括ってくれます。
TitaおよびLe Trio Camara関連の過去記事もご参照下さい。
『Tita』(1965年)

Le Trio Camara『Le Trio Camara』(1968年)

Les Masques『Brasilian Sound』(1969年)
