2014年08月03日

Leela James『Fall For You』

現代R&Bシーン屈指のソウル・ディーヴァ、貫録の最新作☆Leela James『Fall For You』
Fall for You
発表年:2014年
ez的ジャンル:ソウル・ディーヴァ系ディープ・ソウル
気分は... :ソウル・ディーヴァ健在!

現代R&Bシーン屈指のソウル・ディーヴァLeela Jamesの最新作『Fall For You』です。

これまで当ブログではLeela Jamesのオリジナル・アルバムをすべて紹介しています。

 『A Change Is Gonna Come』(2005年)
 『Let's Do It Again』(2009年)
 『My Soul』(2010年)
 『Loving You More…In The Spirit Of Etta James』(2012年)

Etta Jamesへのトリビュート『Loving You More…In The Spirit Of Etta James』(2012年)以来、約2年ぶりの新作となる『Fall For You』ですが、相変わらずソウル・ディーヴァらしい素晴らしい歌声を聴かせてくれます。

ゲストはAnthony HamiltonJoe Ryanのみ、Leela James本人とShannon SandersDrew RamseyMike CityTim "Tha Arkitec" KelleyCornelio "Corn" AustinJoe RyanJR Hutsonがプロデュースを務めています。

派手さはありませんが、サウンドの前に歌ありき!とでも言いたげなディープなソウル・アルバムに仕上がっています。

こういった素晴らしいアルバムがあまり話題にならないのは少し寂しいですね。

全曲紹介しときやす。

「Who's Gonna Love You More」
Leela James/Shannon Sanders/Drew Ramsey作。Anthony David作品でもお馴染みのShannon Sanders/Drew Ramseyがプロデュースしています。哀愁モードのトラックをバックに、Leelaが貫録たっぷりのヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=IrCYS7VQ0Kw

「Say That」
実力派男性R&BシンガーAnthony Hamiltonをフィーチャー。アルバムに先駆けて昨年シングル・リリースされた楽曲。Leela James/Rex Rideout/Francci Richards作。実力派シンガー同士のデュエットに相応しい歌力で牽引する力強いソウル・チューンに仕上がっています。Leela Jamesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=jK0YyKT1pV4

「Give It」
Leela James/Michael Flowers(Mike City)作。Mike Cityプロデュース。Mike Cityによるボトムの効いたトラックにのって、Leelaが妖しいヴォーカルで迫ってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=uWlD8ItCPt0

「Do Me Right」
Tim Kelley/Leela James/Christopher Smith作。Tim "Tha Arkitec" Kelleyプロデュース。少し憂いを帯びたヴォーカルで堂々と歌い上げるミディアム・スロウ。
http://www.youtube.com/watch?v=QhwFjpqUlSw

「Set Me Free」
Leela James/Rex Rideout作。Leela Jamesプロデュース。個人的にはかなりお気に入り。素敵なメロディを思い入れたっぷりで歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=3pS1CfZBRoU

「Everything」
Leela James/Cornelio "Corn" Austin作。Cornelio "Corn" Austinプロデュース。Leelaの歌力を存分に堪能できる感動バラード。
http://www.youtube.com/watch?v=QwKE1FPJpYw

「So Good」
Leela James/Joe Ryan作。少し妖しげな哀愁モードが印象的です。Joe Ryanプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=igIew2UNJt8

「Stay With Me」
Leela James/JR Hutson作。Leroy Hutsonの息子JR Hutsonプロデュース。さり気ないですが、切ない恋心がじんわりと伝わってくる感じが好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=rBuzfnRCXxE

「Fall For You」
Leela James/Rex Rideout作。タイトル曲はシングルにもなりました。これぞLeela James!といった感じの素晴らしい歌唱力を堪能できる王道ソウル・バラードです。Leela Jamesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=CjOIQnCbDU0

「Save Me」
Leela James/Joe Ryan作。Joe Ryanをフィーチャー(プロデュースもJoe Ryan)。ラストは哀愁R&Bモードのデュエットで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=WM3jBPWmRGs

Leela Jamesの過去記事をご参照下さい。

『A Change Is Gonna Come』(2005年)
A Change Is Gonna Come

『Let's Do It Again』(2009年)
Let's Do It Again

『My Soul』(2010年)
My Soul

『Loving You More…In The Spirit Of Etta James』(2012年)
ラヴィング・ユー・モア・・・ イン・ザ・スピリット・オブ・エタ・ジェイムス
posted by ez at 00:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月02日

Conjunto 3D『Muito Na Onda』

セルメンを意識したキャッチーなジャズ・サンバ/ボッサ・ジャズ☆Conjunto 3D『Muito Na Onda』
ムイント・ナ・オンダ
発表年:1967年
ez的ジャンル:男女ヴォーカル系ジャズ・サンバ/ボッサ・ジャズ
気分は... :スマイル!

今回はブラジル人ピアニスト/コンポーザー/アレンジャーAntonio Adolfoが率いたグループConjunto 3D『Muito Na Onda』(1967年)です。

これまで当ブログで紹介したAntonio Adolfo関連の作品は以下の3枚です。

 Trio 3D『Tema 3D』(1964年)
 Antonio Adolfo & A Brazuca『Antonio Adolfo E A Brazuca』(1969年)、
 Antonio Adolfo & A Brazuca『Antonio Adolfo E A Brazuca』(1971年)

Conjunto 3Dは、ジャズ・サンバ・トリオTrio 3Dに続いてAdolfoが率いたグループ。メンバーは、Antonio Adolfo(p)、Manuel Gusmao(b)、Nelsinho(ds)、Helinho(g)、Beth Carvalho(vo)、Eduardo Conde(vo)の6名。

そのConjunto 3D、唯一のアルバムが『Muito Na Onda』(1967年)です。Bethを中心にメンバーがにこやかな表情で写っているジャケがいいですね。

メンバーの他にJorginho Arena(per)、Rubens Bassini(per)がゲスト参加しています。

BethとEduardoの男女ヴォーカルをフィーチャーし、セルメンを意識したキャッチーなジャズ・サンバ/ボッサ・ジャズ作品に仕上がっています。

Marcos Valle作品「E Preciso Cantar」、セルメンでお馴染みの「Roda」といった軽快な楽曲が僕の好みですが、BethとEduardoの男女ヴォーカルの絡みがいい感じの「See You In September」「Noite Dos Mascarados」あたりも雰囲気があります。

全曲紹介しときやす。

「When The Saints Go Marching In」
オープニングはお馴染みの「聖者の行進」。ディキシーランド・ジャズの名曲をボッサ・ジャズで聴かせてくれます。

「Un Homme Et Une Femme」
1966年のフランス映画『Un Homme Et Une Femme(邦題:男と女)』の主題歌(Pierre Barouh/Francis Lai作)。お馴染みの映画主題歌をHelinhoのギターを中心としたインスト・ボッサで聴かせてくれます。

「E Preciso Cantar」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。Marcosヴァージョン(「It's Time To Sing」の英語タイトル)は『Samba '68』に収録されています。軽快なジャズ・サンバで疾走するキャッチーな仕上がり。僕の一番のお気に入り。
http://www.youtube.com/watch?v=HJjgpI9WWhc

「Patruira Samba」
Antonio Adolfo作。本編における唯一のオリジナル。男女スキャットがよくマッチする、ファンキー・ジャズのエッセンスを取り入れたジャズ・サンバといった雰囲気です。

「Roda」
Gilberto Gil/Joao Augusto作。Sergio Mendes & Brasil'66ヴァージョンでお馴染みのサンバ・チューンですね。当ブログではGimmicksヴァージョンも紹介済みです。本ヴァージョンは、手拍子も入ったポップなサンバ・チューンで盛り上げてくれます。セルメン・ヴァージョンと聴き比べるのも楽しいと思います。

「I'Ve Got You Under My Skin/Night And Day」
Cole Porter作の名曲2曲のメドレー。エレガントなボッサ・ジャズといった趣です。息の合った男女ヴォーカル・ワークを楽しめる「Night And Day」がいいですね。

「See You In September」
Sherman Edwards/Sid Wayne作。USコーラス・グループThe Happenings、1966年のヒット曲をボッサ調でカヴァー。ここでもBethとEduardoが息の合ったヴォーカルがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=-OiI45xRZfQ

「Noite Dos Mascarados」
Chico Buarque作。当ブログではNara Leaoヴァージョンも紹介済みの楽曲です。BethとEduardoとヴォーカルの掛け合いを楽しむ1曲です。

「Watermellon Man」
Herbie Hancock作。ヒットしたMongo Santamariaを意識したジャズ・ロック調の仕上がり。

「Winchester Cathedral」

Geoff Stephens作。The New Vaudeville Bandのヒット曲をカヴァー。当ブログではJimmy Castorのヴァージョンも紹介済みです。Helinhoのギターと口笛をフィーチャーしたインスト。

「Canto Ou Fuga」
Roberto Menescal/Ronaldo Boscoli作。Bethの妖艶なヴォーカルにグッとくるムーディーな仕上がり。

「Sonho De Lugar」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。ラストは品のあるAdolfoのピアノを中心としたジャズ・サンバ調のインスト・チューンで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ARtOAjTqxk0

CDにはAdolfoのオリジナル「Caminhada」「Retirante」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

他のAntonio Adolfo作品もチェックを!

Trio 3D『Tema 3D』(1964年)
Tema 3d: Colecao 50 Anos De Bo

Trio 3D『Convida』(1965年)
O Trio 3-D Convida

Antonio Adolfo E A Brazuca『Antonio Adolfo E A Brazuca』(1969年)
Antonio Adolfo E a Brazuca

Antonio Adolfo E A Brazuca『Antonio Adolfo E A Brazuca』(1971年)
Antonio Adolfo & Brazuca

Antonio Adolfo『Antonio Adolfo』(1972年)
ANTONIO ADOLFO  アントニオ・アドルフォ

Antonio Adolfo『Feito Em Casa』(1977年)
Feito Em Casa: 25 Anos

Antonio Adolfo『Viralata』(1979年)
Viralata
posted by ez at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月01日

The 9th Creation『Bubblegum』

大所帯ファンク・バンドによるファンキー&メロウなレア・グルーヴ人気作☆The 9th Creation『Bubblegum』
BUBBLE GUM
発表年:1975年
ez的ジャンル:西海岸系白人黒人混成、大所帯ファンク・バンド
気分は... :どう受け取るかは自分次第・・・

今回はレア・グルーヴ・クラシックとして人気の1枚、The 9th Creation『Bubblegum』(1975年)です。

The 9th Creationは、カリフォルニア州ストックトンで結成された白人黒人混成の大所帯ファンク・バンド。

メンバーはA.D. Burrise(b、back vo)、J.D. Burrise(vo、per)、Henry Anadon(sax、fl、key)、Don Way Allen(vo、ds)、W. Thad Bourland(tp、back vo)、Robert Clark(g)、Bill Ericksen(key)、Laurence Holman(tp、flh)、Mike Michenheimer(tb、sax、back vo)、Steven Rubio(sax、vo)の10名。

グループは『Bubble Gum』(1975年)、『Reaching for the Top』(1977年)、『Superheroes』(1979年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Bubble Gum』(1975年)には、このグループの持つファンキー&メロウな魅力が凝縮されています。レアグルーヴ・クラシック&大人気サンプリングソース「Bubble Gum」、同じく人気サンプリングソース「Rule Of Mind」、フリーソウル好きにはたまらない「Sexy Girl」あたりが有名ですが、それ以外にも良い曲がずらと並びます。

格好良いファンキー・ビート、Tower Of Powerばりのホーン・セクション、それらに絡むメロウ・エレピなど白人黒人混成の大所帯ファンク・バンドらしいダイナミックなファンクを堪能できます。

これぞレア・グルーヴって感じで聴き終わった後の満足度はかなり高い1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Bubble Gum」
オープニングは印象的なファンキー・ビートがクセになるレアグルーヴ・クラシック。ユルいのにシャープな感じがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=rzhGB_Zuhh4

この独特のファンキー・リズムはサンプリングソースとしても人気ですね。Artifacts「Wrong Side of Da Tracks」、Quasimoto「The Unseen」、Pete Rock & C.L. Smooth「Soul Brother #1」、DJ Honda feat. Fat Joe, Common & The Beatnuts「Pre of Cash (Remix) 」、3rd Bass「Derelicts of Dialect」、Chubb Rock「The One」、N-Tyce「Black to the Point」、DJ Shadow「Bubble Gum Beat」
CeCe Peniston「I'm in the Mood」、Rob Swift「A Scratch Is a Musical Note 」、Chaundon「Family Business」、Capital Tax「Styles I Manifest」、Chris Styles「Special Remedy」のサンプリングソースとなっています。また、Breakestraがカヴァーしています。

Pete Rock & C.L. Smooth「Soul Brother #1」
 http://www.youtube.com/watch?v=iZgNTOllF2M
Artifacts「Wrong Side of Da Tracks」
 http://www.youtube.com/watch?v=GM92f-BUoow
DJ Shadow「Bubble Gum Beat」
 http://www.youtube.com/watch?v=WQau9WPdSLQ
CeCe Peniston「I'm in the Mood」
 http://www.youtube.com/watch?v=cMACOqK6cfw

「Learn-N-To Live」
切れ味のホーン・アンサンブルと骨太ベースにグッとくる重量級ファンク。個人的にはかなり好きな1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=VSjO-rQTXH4

「Sexy Girl」
フリーソウル好きが歓喜するであろう極上メロウ・グルーヴ。メロウ・エレピが心地好いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=_6FPEvxUygk

「Quit It」
ダンサブルな夏向けファンキー・チューン。適度にパーカッシヴな感じが僕好み。ラテン・フレイヴァーのファンキー・メロウと聴くとマッチすると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=uh7yuJdd8r0

「Falling In Love」
スウィートに迫るラブ・バラード。他に良い曲だらけなのでアルバムの中では少し地味かも?

「Truth, Trust, Love & Happines」
ピースフルなヴァイヴが心地好い爽快ソウル・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=nLv7DxYI8gA

「Rule Of Mind」
格好良いビートに惹かれる哀愁メロウなソウル・チューン。Henry Anadonのマッドなフルートが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=y62n38x7640

印象的なビートはMain Source「Just a Friendly Game of Baseball」、3rd Bass「Derelicts of Dialect」、Black Moon「Slave」、King Tee「You Can't See Me」、Ill-Advised「Kwestions」、Socialistik「Float to It」、Fashawn feat. The Alchemist, Roc 'C' and Oh No「From the Creation」のサンプリングソースとなっています。

「Suburban Blue」
この曲もフリーソウル好き向けのファンキー・メロウ。メロウな前半とファンキーに盛り上がる後半のメリハリが効いていていいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=YXe7lOiB61k

「We Need Love」
Tower Of Powerあたりと一緒に聴きたくなるホーン隊が大活躍のファンキー・グルーヴ。Robert Clarkのギター・ソロも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=QuxBgUMMs8Q

2nd『Reaching for the Top』(1977年)、3rd『Superheroes』(1979年)も聴いてみたいですね。CD化を希望します。
posted by ez at 03:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする