発表年:1980年
ez的ジャンル:北欧SSW系AOR/メロウ・グルーヴ
気分は... :歴史的快挙まであと1つ・・・
昨日深夜の全米オープンテニス「ジョコビッチ対錦織」戦は興奮しましたね。
僕にとって男子テニスは試合時間が長すぎて1試合最初から最後まで観るのは結構つらいことが多いのですが、昨日だけは最初から最後まで夢中でTV観戦していました。特に勝負の分かれ目となった第3セットは一進一退の攻防に、呼吸が乱れるほど興奮していました。
男子テニスのグランドスラム決勝の舞台に日本人が立つなんて想像したこともありませんでした。もし優勝できたならば、サッカーW杯優勝、オリンピック陸上男子100M金メダル級の"信じられない"快挙ですね。歴史的瞬間を目にしたく、決勝のある火曜は早起きしなければいけませんな。
さて、今回はスウェーデン出身の男性シンガー・ソングライターBjorn Gardsbyが1980年にリリースした『On The Line』です。
彼の詳細なプロフィールは知りませんが、自主制作された本作は北欧AOR/フリーソウルの隠れ名盤として再評価が高まった1枚です。
アルバムはフリーソウル好きにはグッとくるメロウ・グルーヴ、都会的なAOR、SSWらしい味わい深い楽曲がバランス良く配されています。どこか青臭さの残るBjornのヴォーカルが曲調・サウンドによくマッチしているのもいいですね。
個人的には「Love & Devotion」、「No One Like」、「Do You Really」といったフリーソウルな楽曲がお気に入りです。
AOR/シティ・ミュージック好き、フリーソウル好きの人はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「You」
イントロのギター・カッティングが格好良いアーバン・ファンクなメロウ・ダンサー。都会的な疾走感がいい感じです。
「Gone In The Morning」
SSW的な味わいのメロウ・チューン。澄み切った感じが北欧らしくていいですね。
「Do You Really」
フリーソウル好きはグッとくるであろうブルーアイド・ソウルな爽快メロウ・グルーヴ。女性コーラスやシンセの音色による味付けもいい感じです。
「Fatherless Child」
しっとりとしたピアノ・バラード。透明感のある歌声で切ないメロディを歌い上げます。
「Fly Fly Away」
哀愁のシティ・ミュージックといった趣です。逃避行モードのときにどうぞ(笑)
「On The Line」
メロウなギター・カッティングと共に始まる哀愁グルーヴ。AOR好きの人向けかもしれません。
「The Dreamer」
SSW的な仕上がり。美しいメロディを少し青臭く歌い上げるのが雰囲気あります。
「No One Like」
爽快に疾走するメロウ・グルーヴ。シティ・ミュージック/フリーソウル好きの人はきっとグッとくるはず!
「Hello My Friend」
ソングライターとしてのBjornの才能を感じる美メロ・ソング。その素晴らしいメロディを澄んだヴォーカルで歌い上げる込み上げ系の仕上がり。
「Love & Devotion」
フリーソウル好きの人にはイチオシの曲。ブラジリアン・フレイヴァーの爽快メロウ・グルーヴです。自由でポジティヴなヴァイヴがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=e4rzw8Y5FmI
「Here Is A Song」
ラストはアコースティックなメロウ・バラードで美しく締め括ってくれます。
CDには「Let's Spend the Night」、「Heart Direction」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。