2014年09月26日

The Voices Of East Harlem『Can You Feel It』

Leroy Hutsonプロデュースのティーンエイジャー・ゴスペル/ソウル☆The Voices Of East Harlem『Can You Feel It』
キャン・ユー・フィール・イット(生産限定紙ジャケット仕様)
発表年:1974年
ez的ジャンル:レアグルーヴ系ティーンエイジャー・ゴスペル/ソウル
気分は... :愛が溢れています!

今回はN.Y.イーストハーレム出身のゴスペル・グループThe Voices Of East Harlem『Can You Feel It』(1974年)です。

N.Y.イーストハーレムの養護施設で育った子供達を中心に結成されたゴスペル・グループThe Voices Of East Harlemの紹介は、1stアルバム『Right On Be Free』(1970年)、3rdアルバム『The Voices Of East Harlem』(1973年)に続き3回目です。

Just Sunshine Recordsからリリースされた本作『Can You FeeI It?』(1974年)はグループの4thアルバムです。

前作『The Voices Of East Harlem』(1973年)はLeroy Hutson/Curtis Mayfield/Rich Tufoの3名がプロデュースしていましたが、本作はLeroy Hutsonの単独プロデュース&アレンジになっています。

結果としてグループの最終作となったアルバムですが、内容はとても充実しています。

ティーンエイジャーらしく若々しく躍動するグループの感動的なヴォーカルと、Leroy Hutsonによるメロウ&ファンキーな楽曲・アレンジが見事に調和しています。

ファンキーな「Can You Feel It」「Jimmy Joe Lee」、ヤングソウルな「March Across The Land」あたりもいいですが、個人的には「Rare So Rare」「Take A Stand」「Amazing Love」といったLeroy Hutsonの本領発揮といったメロウ・チューンが超オススメです。

まずは「Rare So Rare」「Take A Stand」の2曲をぜひ聴いてみてください。

グループの素晴らしさと同時に、Leroy Hutsonのソングライティング&アレンジ・センスにニンマリする1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Can You Feel It」
タイトル曲はレア・グルーヴ人気曲。哀愁帯びたメロディのファンキー・グルーヴ。グループの成長と共にLeroy Hutsonのサウンド・センスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=x8TW4fWJOVg

「Amazing Love」
グルーヴィーな爽快メロウ・ソウルにLeroy Hutson好きの人であれば、思わずニンマリするはず!グループのイメージに相応しいヴァイヴスがありますね。溢れる愛がそこにある!
https://www.youtube.com/watch?v=VelyXi8OAUk

「Just Got To Be Myself」
ゴスペル仕込みの伸びやかなヴォーカルで歌い上げる感動曲。
https://www.youtube.com/watch?v=x4mkcHnPVAs

「Rare So Rare」
フリーソウルのコンピにも収録されていた人気曲。Leroy Hutsonらしい魅惑のメロウ・ワールドが、グループのピュア・ヴォーカルによってさらに純度を増しています。僕の一番のお気に入り!
https://www.youtube.com/watch?v=7-HX2qIYEJk

「Jimmy Joe Lee」
Curtis Mayfield/ブラックスプロイテーション風のスリリングで格好良いファンキー・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=FFVBbNtPJsY

「Take A Stand」
個人的には「Rare So Rare」と並ぶお気に入り曲。グループの持つ若々しさとLeroy Hutsonらしいメロウ・ヴァイヴが見事にフィットした名曲だと思います。聴いているだけでポジティヴな気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=VGiL5D2OJtQ

「Take A Little Time To Love」
美しいメロウ・バラード。切々としたリード・ヴォーカルとそれに寄り添うコーラスがたまりません。グループの真っ直ぐさ伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=6ookOc-OIQE

「March Across The Land」
感動的なヤング・ソウルである本曲も人気があるのでは?聴いていると熱い思いが込み上げてきます。Linda Cliffordも本曲を歌っていましたね。

「Can You Feel It (Part II)」
ラストは「Can You Feel It」のパート2(インスト)でファンキーに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=j6YVv03fN-k

The Voices Of East Harlemの過去記事もご参照ください。

『Right On Be Free』(1970年)
Right on Be Free

『The Voices Of East Harlem』(1973年)
the voices of east harlem.jpg
posted by ez at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする