2014年10月07日

Oneness Of Juju『Space Jungle Luv』

レア・グルーヴ人気作!コズミック&メロウなアフロ・ファンク☆Oneness Of Juju『Space Jungle Luv』
スペース・ジャングル・ラヴ
発表年:1976年
ez的ジャンル:コズミック・アフロ・ファンク/ブラック・フュージョン
気分は... :宇宙・ジャングル・愛

今回はUSアフロ・ファンク・グループOneness of Jujuが1976年にリリースした『Space Jungle Luv』です。

ヴァージニア州リッチモンド出身のサックス奏者Plunky Nkabinde(Plunky Branch)を中心としたアフロ・ファンク・グループOneness of Jujuの紹介は、『African Rhythms』(1975年)に続き2回目になります。

バンド名をJujuからOneness of Jujuに改めてリリースした『African Rhythms』(1975年)、『Space Jungle Luv』(1976年)の2枚はレア・グルーヴ人気作としてお馴染みですね。

特に本作『Space Jungle Luv』(1976年)は、前作以上にサウンドが洗練され、コズミック&メロウなアフロ・ファンクを聴かせてくれます。ブラック・フュージョン的なサウンドも印象的です。

本作におけるメンバーは、Plunky Nkabinde(sax、fl、per、vo)、Muzi Nkabinde(b)、Eka-Ete(vo)、Melvin Glover(g)、Ronnie Toler(ds)、Rafael Solano(congas)、Richard Watkins(congas)、Alfredo Mojica(timbales)、Lon Moshe(marimba)、Al Hammel Rasul(p、vo)、Babatunde(ds)。スピリチュアル・ジャズ好きにはお馴染みのピアニストJoe Bonnerもゲスト参加しています。

プロデュースはPlunky NkabindeといJimmy Gray

Eka-Eteのヴォーカルをフィーチャーしたメロウ・ソウル「River Luv Rite」、ラテン・フレイヴァーの効いたファンク・チューン「Follow Me」、コズミック・ファンク「The Connection」、ピースフル・ワルツ「Love's Messenger」あたりがオススメです。

『African Rhythms』以上に聴きやすい1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「River Luv Rite」
Eka-Eteの女性ヴォーカルをフィーチャーしたメロウ・ソウル的な魅力を持ったオープニング。澄み切ったEka-Eteのヴォーカルとアフリカン・リズムによるブリージン・サウンドが実に心地好いですね。Plunkyのサックスも実に快調です。さり気ないですが、Joe Bonnerのピアノも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=cTF84bnzM4s

「Follow Me」
アフロでラテンでソウルフルなファンク・チューン。さまざまなエッセンスを取り込みながら、ゴチャゴチャせずスッキリまとめているのがいいですね。バンドの進化を感じる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=-f1wXo5PtgU

Oh No「Chump」のサンプリングソースになっています。
Oh No「Chump」
 https://www.youtube.com/watch?v=kolPoHdfsq4

「Soul Love Now」
モーダルなのにスピリチュアルという独特の雰囲気を持った1曲。Lon Mosheのマリンバがいいアクセントになっています。

「Space Jungle Funk」
タイトルの通り、スペイシーなアフロ・ジャズ・ファンク。ドープでフリーキーなインストです。
https://www.youtube.com/watch?v=EXYNrg20Xo0

「The Connection」
ジャケの雰囲気そのままのコズミック・ファンク。重心の低いグルーヴ、Plunkyのサックス、ワウワウ・ギター、コンガの響きが一体化したファンク・サウンドはかなり格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=Hds9CVzLeJ0

「Love's Messenger」
ラストはワルツ調の爽快グルーヴで締め括ってくれます。Eka-Eteのヴォーカルが軽やかに舞います。ピースフルな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-Y_an1UlWZA

僕の保有する2013年国内再発盤には「Love's Messenger(Instrumental)」「Bootsie's Lament」「African Rhythm's Chant」「Make A New Start」「Nat's Rebellion」「African Rhythms(Original 45 V ersion)」の6曲が追加収録されています。

「Bootsie's Lament」
https://www.youtube.com/watch?v=e-3NZ8glifc

ご興味がある方はOneness of Jujuの他作品もチェックを!

Juju『Chapter 2 Nia』(1974年)
Chapter Two:Nia

『African Rhythms』(1975年)
アフリカン・リズムス

Oneness of Juju『Bush Brothers & Space Rangers』(1977年)
ブッシュ・ブラザーズ・アンド・スペース・レンジャーズ

Plunky & the Oneness of Juju『Every Way But Loose』(1982年)
Every Way But Loose
posted by ez at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする