発表年:1982年
ez的ジャンル:ミスター・メロウネス系アーバン・ソウル
気分は... :今日は何の日?鴨の日・・・
"ミスター・メロウネス"Leon Wareの人気作『Leon Ware』(1982年)です。
これまで当ブログで紹介したLeon Ware作品は以下の3枚。
『Musical Massage』(1976年)
『Inside Is Love』(1979年)
『Rockin' You Eternally』(1981年)
僕の中では既に紹介済みのアルバムだと思っていたのですが、未紹介であったことが判明したので取り上げることにしました。
これまで紹介した3枚に本作『Leon Ware』を加えた4枚は、Leon Wareが"ミスター・メロウネス"であることを証明してくれる作品ですね。
本作『Leon Ware』にはフリーソウル・クラシックとしてお馴染みの人気曲「Why I Came to California」が収録されています。
プロデュースはLeon WareとMarty Paich。Jerry Heyがホーン・アレンジを手掛けています。
レコーディングにはDavid Foster(el-p、p)、TotoのDavid Paich(p)とJeff Porcaro(ds)、Dean Parks(g)、Nathan East(b)、Lenny Castro(per)、David T. Walker(g)、Bill Champlin(p、vo)、Rita Coolidge(vo)、Janis Siegel(vo)、Bonnie Bramlett(vo)、 James Gadson(ds)、Chuck Rainey(b)、Laudir De Oliveira(per)、Geoff Leib(key)、Gato Barbieri(sax)、Reginald Burke(el-p、p)、Airto Moreira(per、vo)、Flora Purim(vo)等の豪華ミュージシャンが参加しています。
「Why I Came to California」以外にも、"ミスター・メロウネス"の本領発揮の楽曲が満載です。また、前作『Rockin' You Eternally』に引き続き、Marcos Valleとの共作曲が2曲収録されています。
それ以外にも「Slippin' Away」 、「Lost In Love with You」 、「Can I Touch You There」、「Miracles」あたりがオススメです。
アーバンな魅力に溢れたメロウ・サウンドとセクシーなLeonのヴォーカルを存分に堪能できる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Slippin' Away」
オススメその1。David Foster/David Paich/Leon Ware作。"ミスター・メロウネス"らしいセクシーなAORチューンでアルバムは幕を開けます。David Foster、David Paich、Jeff Porcaro、Nathan East、David T. Walker、Bill Champlin等の豪華なバックに惹かれる方も多いのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=PUaG452Rs0M
「Lost In Love with You」
オススメその2。Geoffrey Leib作。西海岸のセッション・ミュージシャンが結成したグループPiecesのメンバーとしても知られるGeoffrey Leibの作品です。軽快なファンキー感と大人のアーバン感のバランスが絶妙のメロウ・ダンサー。大好きです!
http://www.youtube.com/watch?v=Drh_SuEvVHo
「Shelter」
Leon Ware/Allee Willis作。しっとりとしたバラードをLeonが見事に歌い上げます。
「Why I Came to California」
オススメその3。Janis Siegel/Leon Ware作。問答無用のフリーソウル・クラシック。Manhattan TransferのJanis Siegelとのデュエットによるクリスタルなアーバン・ソウル。Zuma、Venice、San Diegoといったカリフォルニアのリゾート地の地名が登場するのも印象的ですね。開放的な気分にさせてくれる永遠の名曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=0xBXnXzjirc
「Deeper Than Love」
Marcos Valle/Leon Ware作。Marcos Valleとの共作1曲目。Gato Barbieriのサックスがアーバン・ムードを盛り上げてくれるメロウ・バラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=7NM91g0Ch4U
「Can I Touch You There」
オススメその4。William Beck/Leon Ware/James Williams/Clarence Willis作。この曲も"ミスター・メロウネス"らしいですね。Leonのセクシー・ヴォーカルと共に疾走するメロウ・グルーヴには快活な心地好さがあります。Jeff Porcaro、Dean Parksあたりのプレイも目立っています。
http://www.youtube.com/watch?v=zHF1dzIHtVI
「Words of Love」
Zenobia Conkerite/Marti Sharron作。David T. Walkerの素敵なギターと共に始まるメロウ・チューン。全体的に抑えた雰囲気のメロウネスがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=zMPjqxhY6zg
「Miracles」
オススメその5。Bill Champlin/Leon Ware作。Leonのセクシーな魅力を堪能できるファンキー・メロウ。Nathan Eastのベースをはじめとするバッキングの素晴らしさも忘れてはいけませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=_jf_3FZNgYE
「Somewhere」
オススメその6。Laudir De Oliveira/Marcos Valle/Leon Ware作。Marcos Valleとの共作2曲目。Airto MoreiraとFlora Purimの夫婦コンビも参加したブラジリアン・メロウです。ブラジル大好きな僕としては、こういう曲は大歓迎です。
http://www.youtube.com/watch?v=H5fjHeoRyeQ
「Where Are They Now」
John Betis/Richard Kerr作。Barry Manilowがアルバム『One Voice』(1979年)で歌っていた楽曲をカヴァー。ドラマティックなバラードですが、あまり仰々しくしすぎないところがいいですね。
Leon Ware作品の過去記事もご参照下さい。
『Musical Massage』(1976年)
『Inside Is Love』(1979年)
『Rockin' You Eternally』(1981年)