発表年:2014年
ez的ジャンル:NZ産フューチャー・ソウル
気分は... :音響感がヤバいフューチャリスティック・サウンド!
今回はニュージーランドのフューチャー・ソウル・ユニットElectric Wire Hustleの最新作『Love Can Prevail』です。
Electric Wire Hustleは、2009年にデビューしたニュージーランドのフューチャー・ソウル・ユニット。結成時のメンバーはMara TK、Myele Manzanza、Taay Ninhの3名。2009年にデビュー・アルバム『Electric Wire Hustle』をリリースしています。
2ndアルバムとなる本作『Love Can Prevail』では、Myele Manzanzaが抜け、Mara TK、Taay Ninhのデュオとなっています。ちなみにMyele Manzanzaは昨年ソロ・アルバム『One』をリリースしています。
また、当ブログで紹介した作品でいえば、同じNZ出身のアーティスLord Echoの注目作『Curiosities』(2013年)にメンバーのMara TKが参加しています。
さて、『Love Can Prevail』の内容ですが、音響感のあるフューチャリスティック・サウンドに惹かれる1枚です。ソウルフルなヴォーカルや覚醒的なギターの音色が絡んだ、ハイパーになりすぎない立体的な音空間は中毒になりそうです。この中毒感はLord Echoあたりと通じるものがありますね。
とりあえず「By & Bye」、「Bottom Line」、「The Spirit」、「Look In The Sky」の音源を聴けば、本作の魅力を実感できると思います。
聴けば聴くほどハマっていく1枚です。
全曲紹介しときやす。
「If These Are The Last Days」
ボトムの効いた哀愁モードのエレクトリック・ソウルでアルバムは幕を開けます。なかなか迫力のあるサウンド、ミックスに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=0aiARbHvgIs
「Loveless」
哀愁のメロディがジワジワくるミディアム・チューン。哀愁ヴォーカルに絡むギターの音色も印象的です。
「By & Bye」
リズミックなフューチャリスティック・サウンドで駆け抜けるクロスオーヴァー・ソウル。土着的なアフリカン・リズムとエレクトリック・サウンドの組み合わせがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=-ea5Z1_2X1M
「Bottom Line」
美しくも切ないヴォーカルにフューチャリスティックなリズムが絡みます。クールな美しさで貫かれたダウナー感覚に惹かれます。
http://www.youtube.com/watch?v=9GCJbCc_6Cs
「The Spirit」
クロスオーヴァー・サウンド好きの人であれば気に入るであろうダンサブルなフューチャー・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=asx4s4VV4dc
「Look In The Sky」
僕の一番のお気に入り。立体的なフューチャリスティック・サウンドに魅了される1曲。ソウルフルなヴォーカルも含めてフューチャー・ソウルの名に相応しい仕上がりだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Qhrad61ABwA
「Light Goes A Long Way」
霧の向こうの覚醒的なフューチャリスティック・サウンドって感じがいいですね。
「To See You Again」
本作らしい音響感を満喫できる1曲。というか、アルバムを最初から聴き進めてくると、この曲のあたりは完全で彼らのサウンドの中毒になってしまいます。
「Blackwater」
前曲に続き、哀愁のメロディと覚醒的なギター・サウンドの虜になります。
「Numbers and Steel」
ラストは壮大なスケール感のあるエレクトリック・ソウルで締め括ってくれます。
ご興味がある方は1stアルバム『Electric Wire Hustle』(2009年)もチェックを!
『Electric Wire Hustle』(2009年)