
発表年:2011年
ez的ジャンル:ラヴァーズ系ハワイアン・レゲエ
気分は... :マスクを外せ!
今回はスウィートなハワイアン・レゲエ作品Jay.Keyz『Lover's Race』(2011年)です。
今年は例年になくレゲエを聴くことが多いですね。Maxi Priestの新作を紹介したくらいですからね。CDショップのレゲエ・コーナーをチェックする頻度も多いし、僕のカラダが生理的にレゲエのリズムを欲しているのでしょう。
Jay.Keyzはハワイ、オアフ島の出身の男性シンガー・ソングライター/プロデューサー。レゲエ・バンドHot Rainのキーボード奏者でもあります。
そんなJay.Keyzのソロ・アルバム『Lover's Race』。発売から数年が経過していますが、僕は遅まきながら最近本作の存在を知り、愛聴している次第です。
ハワイらしいアイランド・モードのメロウ・サウンドと、スウィートかつR&Bテイストも備えたJay.Keyzのヴォーカルがレゲエ・リズムと相俟って、極上のハワイアン・レゲエを聴かせてくれます。
「I Just Want to Hang Around You」(George Benson)、「Nothing But Love」(Peter Tosh)、「Heaven Must Be Like This」(Ohio Players
)、「God is Love」(Marvin Gaye)の4曲以外はJay.Keyzのオリジナルです。
ラヴァーズ好きの方はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「I Just Want to Hang Around You」
オススメその1。オープニングはGeorge Bensonのカヴァー(Michael Sembello/Danny Sembello/John Sembello/Cruz Ba Sembello作)。オリジナルはアルバム『20/20』(1985年)に収録されています。オリジナルを知らない人でもグッとくるメロウネスを持った極上ラヴァーズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xNtupM1Dq_M
「Show Me」
オススメその2。ハワイアンAORあたりと一緒に聴いてもフィットするアイランド・レゲエです。サンセット・モードになりたい方にオススメです。
http://www.youtube.com/watch?v=qViQmmWTlYE
「Still In Love」
オススメその3。メロウ・ソウル的な味わいの仕上がり。Jay.Keyzのスウィートな歌声が実にいいですね。コーラスワークもいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=LOUUSVohMHQ
「Come & Get Some Lovin'」
オススメその4。以前に紹介したThe Oldiansのようなジャマイカン・ジャズ的なエッセンスも感じれる小気味良い仕上がり。ただし、ギター・ソロの味わいあたりはハワイらしいかもしれませんね。ラストはR&B調で締め括ってくれる柔軟さもいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=rVYFJmeqa2Q
「Nothing But Love」
オススメその5。Jah-PrincessをフィーチャーしたPeter Toshのカヴァー(Freddie Harris/Ella Mitchell作)。『Wanted Dread And Alive』(1981年)に収録されているPeter ToshのオリジナルはGwen Guthrieとのデュエットでした。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、よりスウィートに仕上げています。
http://www.youtube.com/watch?v=bd-h8Uvhdn8
オリジナルも名曲だと思うのでチェックしてみてください。
Peter Tosh & Gwen Guthrie「Nothing But Love」
https://www.youtube.com/watch?v=uidl2Qlflgw
「She Used to Love Me」
甘く切ない歌声が胸を締め付けます。過ぎ去った夏の思い出を懐かしむ・・・といった気分の曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=tCqUqyW6USY
「Lover's Race」
タイトル曲はR&Bテイストの哀愁のメロディとレゲエ・リズムが融合したJay.Keyzらしい1曲に仕上がっているのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=o0JClGXBb3g
「Heaven Must Be Like This」
Ohio Playersのカヴァー(James "Diamond" Williams/Clarence Satchell/Leroy "Sugarfoot" Bonner作)。オリジナルは『Skin Tight』(1974年)に収録されています。ソウルフルな仕上がりです。オリジナルと聴き比べるのも楽しいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=3GxM0voXm4s
「Polynesian Queen」
オススメその6。素敵なア・カペラ・コーラスと共に始まる極上ラヴァーズ。AOR好きの人あたりが聴いてもグッときそうな大人のアーバン・メロウ感があります。
http://www.youtube.com/watch?v=r-UOMP6aEuI
「Don't Let the Sun Go Down」
オススメその7。Kristie Chingをフィーチャー。素敵なラヴァーズ・デュエット。二人だけのサンセット・モード気分の方はぜひ!
http://www.youtube.com/watch?v=zBw-5PcK1bg
「God is Love」
Marvin Gaye/Anna Gordy Gaye/James Nyx/Elgie Stover作。名作『What's Going On』(1971年)に収録のアノ曲を見事にレゲエ・カヴァーしています。これはこれでなかなか新鮮な印象を受けます。
http://www.youtube.com/watch?v=8OpqVaYF6ok
「Lover's Race」
タイトル曲の別ヴァージョン。ハワイで最も勢いのある若手レゲエ・シンガーJ Boogをフィーチャー。噂のシンガーJ Boogの歌声を堪能しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=42XM7ZkqqD0
ご興味がある方はJ. Boogあたりもチェックしてみては?
J. Boog『Back Yard Boogie』(2011年)
