2015年01月05日

Con Funk Shun『Loveshine』

人気ファンク・バンドのメロウな魅力を堪能できる1枚☆Con Funk Shun『Loveshine』
ラヴ・シャイン
発表年:1978年
ez的ジャンル:カリフォルニア産メロウ・ファンク
気分は... :愛社員?

今回はカリフォルニア出身の人気ファンク・バンドCon Funk Shunが1978年にリリースした『Loveshine』です。

これまで当ブログで紹介したCon Funk Shun作品は以下の3枚。

 『Secrets』(1977年)
 『Spirit Of Love』(1980年)
 『7』(1981年)

本作『Loveshine』は、『Con Funk Shun』(1976年)、『Secrets』(1977年)に次ぐMercury第3弾アルバムです。

本作におけるメンバーは、Michael Cooper(vo、g、el-sitar、per)、Felton Pilate II(vo、g、p、tb)、Karl Fuller(tp、flh、vo)、Paul Harrell(sax、fl、vo)、Danny Thomas(key、vo)、Cedric Martin(b、vo)、Louis McCall(ds、vo)というお馴染みのラインナップです。

さらにSheila Escovedo(Sheila E.)(bongos、congas、shekere)がゲスト参加しています。プロデュースは前作『Secrets』(1977年)に続きSkip Scarborough

とにかく楽曲が粒揃いです。ダンサブル系もバラード系も実にキャッチーかつメロウなのがいいですね。最初オススメ曲を記しながら記事を書いていましたが、結局全曲オススメ印が付いてしまい、止めました(笑)

「Shake And Dance With Me」「So Easy」といったシングル曲や、「Loveshine」「Magic Woman」「When The Feeling's Right」あたりに注目が集まりますが、それ以外の楽曲も侮れません。個人的には「Wanna Be There」もかなりオススメです。

夕陽にハートマークが重なるロマンティックなジャケのイメージそのままのサウンドが楽しめる1枚です。ジャケに惹かれた方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「So Easy」
シングル・カットもされたオープニング(全米R&Bチャート第28位)。キャッチーながらも粘り腰のミディアム・ファンクです。開放的なホーン・セクションに加え、フルート・ソロが盛り上げてくれます。
Michael Cooper/Ffun Int'l.作。
https://www.youtube.com/watch?v=5mA6sp37CVg

「Magic Woman」
Michael Cooper/D.Cooper/Ffun Int'l.作。Con Funk Shunらしい素敵なメロウ・バラード。サンセット・モードにぴったりです。メロウ・エレピ、エレクトリック・シタール、ストリングスがロマンティックなムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LuAFfb-0orU

本曲は当ブログで紹介したStrange Fruit Project「Luv Is」MadlibプロデュースのM.E.D.「Mystical Magic」のサンプリング・ソースにもなっています。
Strange Fruit Project「Luv Is」
 https://www.youtube.com/watch?v=WsHzWA2qKqQ
M.E.D.「Mystical Magic」
 https://www.youtube.com/watch?v=j3xmgK_mXWA

「Shake And Dance With Me」
シングル・カットされ、全米R&Bチャート第5位となったヒット曲。ブギー・ファンクなディスコ・チューンです。ポップ・チャート(全米チャート第60位)でもっと上位を狙えたのでは?と思わせるポップでキャッチーな仕上がり!Michael Cooper/Ffun Int'l.作。
https://www.youtube.com/watch?v=iIadthmKPzE

「Make It Last」
Felton Pilate II作。アルバムの中では地味な存在かもしれませんが、なかなか素敵なメロウ・バラードです。メロウ・エレピに加え、ファルセット・ヴォーカルとストリングスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FushyI9GNz0

「Loveshine」
Felton Pilate II作。Ramsey Lewis「Sun Goddess」調のカッティング・ギターが印象的なアーバン・メロウ・グルーヴ。個人的には一番のお気に入り曲です。絶妙なアレンジも含めて、正にラブシャインな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=22PWEE3iDjI

「When The Feeling's Right」
Michael Cooper/Ffun Int'l.作。軽快なカッティング・ギターをはじめリズム・アレンジが絶妙なディスコ・ファンク。ホーン隊も絶好調です!後半はラテン・フレイヴァーも織り交ぜてアクセントをつけています。この曲結構人気があるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=RtWPBvoVmBI

Alliance Ethnik feat. Vinia Mojica「5 Heures Du Mat'」のサンプリング・ソースにもなっています。
Alliance Ethnik feat. Vinia Mojica「5 Heures Du Mat'」
 http://www.dailymotion.com/video/xe596k_alliance-ethnik-5-heures-du-mat_music

「I Think I Found The Answer」
Danny Thomas/Louis McCall作。タイトルからして素敵なラブ・バラード。ここでも絶品アレンジでロマンティック・ムードを素敵に演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Srkh8Q8ZUQg

「Wanna Be There」
Felton Pilate II作。フリーソウル系の音がお好きな人であれば、絶対に気に入るであろう爽快メロウ・グルーヴ。本作における隠し玉的な名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=dR1C6vNTrwU

「Can't Go Away」
Art Wilson/Skip Scarborough作。ラストはアーバンなメロウ・バラードで締め括ってくれます。実に落ち着いた雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=lcDUm4rETXA

Con Funk Shunの他作品もチェックを!

『Con Funk Shun/Secrets』(1976/1977年) ※2in1CD
Con Funk Shun / Secrets (2 on 1) [from UK]

『Secrets』(1977年)
シークレッツ

『Candy』(1979年)
キャンディ

『Spirit Of Love』(1980年)
Spirit of Love

『Touch』(1980年)
タッチ

『7』(1981年)
7

『Touch/7/To The Max』(1980/1980/1981年) ※3in1CD
Touch / Seven / To The Max

『Fever』(1983年)
Fever

『Electric Lady』(1985年)
Electric Lady
posted by ez at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする