
発表年:1984年
ez的ジャンル:マッスル・ショールズ系AOR
気分は... :何故か懐かしい・・・
NFLディビジョナル・プレイオフは、シーホークス、パッカーズ、ペイトリオッツ、コルツが勝ち、カンファレンス・チャンピオンシップへ進出しました。コルツ以外は僕の予想通りでしたが、各チーム圧倒的な強さで勝利したという感じでもなかったですね。
パッカーズがQBロジャースが万全ではなく、戦力ダウンしているのが残念ですね。あとはブロンコスがこの段階で敗れ去るとは思っていませんでした。というより、コルツに勢いが出てきたというべきなのか・・・
プレイオフが始まる前は、どのチームが勝ち上がったとしても、NFCチャンピオンとなったチームがAFCチャンピオンを撃破してスーパーボウルを制覇すると予想していましたが、少し雲行きが怪しくなってきました。
現時点でがスーパーボウルは「シーホークス対ペイトリオッツ」の対戦となり、シーホークスが連覇するというのが僕の予想です。予想というより、観てみたいカードという感じですかね。
来週末のカンファレンス・チャンピオンシップが今から待ち遠しいですね。
今回はアラバマ州マッスル・ショールズでレコーディングされたAOR作品Rick Bowles『No Man's Land』(1984年)です。
AORファンにはお馴染みのデュオByrne & Barnes(Robert Byrne/Brandon Barnes)のRobert Byrneがプロデュースし、Brandon Barnesも全面参加している作品です。
Rick Bowlesはノースカロライナ州出身の男性シンガー・ソングライター。1982年にByrne & Barnesの2人も参加した1stアルバム『Free For The Evening』をリリースしており、本作『No Man's Land』(1984年)は2ndアルバムとなります。
実際には本作『No Man's Land』は自主レーベルからのリリースで市場に殆ど出回らず、ファンの間で幻のアルバムとされていた作品です。Byrne & Barnesといえば、彼らのアルバム『An Eye For An Eye』(1981年)も本国アメリカでは結局お蔵入りとなった作品でしたね。
さて『No Man's Land』ですが、都会的なメロウ・フィーリングが印象的な1st『Free For The Evening』と比較すると、より80年代的なサウンド・プロダクションになっています。その意味ではマッスル・ショールズでレコーディングした作品という印象はあまり湧かないかもしれません。このあたりは好みが分かれるところでしょうね。
レコーディングには、Rick Bowles(vo、g)、Robert Byrne(key、g、back vo)、Brandon Barnes(key)以下、Owen Hale(ds)、Milton Sledge(ds)、Gary Baker(b)、Mike Chapman(b)、Steve Nathan(key)、Richard Putnam(key)、Clayton Ivey(key)、John Willis(g)、Mac McAnally(g)、Hershey Reeves(back vo)、Cindy Richardson(back vo)といったミュージシャンが参加しています。
良くも悪くも80年代らしいポップ・ロック感覚のAOR作品です。Rick Bowlesの綺麗なハイ・トーン・ヴォーカルがサウンド、メロディとよくマッチしているのが、本作の魅力だと思います。
80年代に青春時代を過ごした僕としては、リアルタイムで本作を聴いたわけではありませんが、聴いていると懐かしさを感じる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Shame On Me」
Rick Bowles/Robert Byrne作。80年代らしい雰囲気のイントロで始まるポップ・ロック調のオープニング。80年代青春映画のサントラに収録されていそうなキラキラしたメロウ・ポップ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5Fmtk8YGkpw
「No Man's Land」
Rick Bowles/Robert Byrne作。シンセ・サウンドも交えた哀愁ロックなタイトル曲。この哀愁メロディも80年代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FK0JVr_qcp0
「In The Meantime」
Rick Bowles/Robert Byrne/Richard Putnam作。ファンキーな味わいとシンセ・サウンドを組み合わせたミディアム・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=keYyBtPNYNI
「Who's That Look In Your Eye」
Robert Byrne/Tom Brasfield作。Byrne & BarnesやMichael Johnsonのヴァージョンでも知られる名バラード。本ヴァージョンはこのバラードの素晴らしさを存分に堪能できます。AOR好きにはたまらない本作のハイライトなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=3jUaHZGb_r8
「Baby Lied」
Rick Bowles作。軽快かつ爽快なポップ・チューン。僕はこういうタイプの曲は苦手なのですが、爽快さがある分、最後まで聴けます(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=70wVQLpvr4g
「I Hate The Way I Love You」
Robert Byrne作。今聴くとモロに80年代なサウンド・プロダクションが少しうるさいかもしれませんが、雰囲気は悪くありません。
「Night Blind」
Rick Bowles/Richard Putnam作。甘く危険な香りのするロック・フィーリングが80年代好きにはたまらないのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=L1fvoeLZzWc
「One Life Stand」
Rick Bowles/Robert Byrne作。ラストは1stの雰囲気に近い素敵なメロウ・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=aOoocHPwJ5Y
ご興味がある方は1st『Free For The Evening』(1982年)やByrne & Barnes、Robert Byrneのアルバムもチェックを!
『Free For The Evening』(1982年)

Byrne & Barnes『An Eye For An Eye』(1981年)

Robert Byrne『Blame It On The Night』(1979年)
