発表年:1979年
ez的ジャンル:ウルトラ・ファンキー・べーシストP-Funk(☆_☆)
気分は... :早寝早起き・・・
今回はウルトラ・ファンキー・べーシストBootsy CollinsがBootsy's Rubber Band名義でリリースした『This Boot Is Made For Fonk-N』(1979年)です。
これまで当ブログで紹介したBootsy Collins作品は以下の3枚。
『Bootsy? Player of the Year』(1978年)
『Ultra Wave』(1980年)
『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)
前回『Ultra Wave』の投稿が2009年9月なので、約5年半ぶりのBootsy作品となります。僕の中では『What's Bootsy Doin'?』(1988年)あたりも紹介したつもりでいたのですが・・・
本作『This Boot Is Made For Fonk-N』(1979年)は、『Stretchin' Out in Bootsy's Rubber Band』(1976年)、『Ahh... The Name Is Bootsy, Baby!』(1977年)、『Bootsy? Player of the Year』(1978年)に続くBootsy's Rubber Band名義の第4弾アルバムであり、本作を最後にバンドは解体してしまいます。
プロデュースはParliamentの流れを汲んだStarr-Mon/Dr. Funkenstein名義でBootsy本人とGeorge Clintonが務めています。
レコーディング・メンバーはBootsy Collins(b、g、ds、per)以下、Phelps Collins,(g)、Garry Shider(g)、Michael Hampton(g)、Bernie Worrell(key、syn)、Joel "Razor Sharp" Johnson(key、syn)、Frank Waddy(ds)、Gary Cooper(ds、per、vo)、Fred Wesley(horns)、Maceo Parker(horns)、Richard Griffith(horns)、Rick Gardner(horns)、Carl Small(per)、Larry Fratangelo(per)、Robert Johnson(vo)、Greg Thomas(vo)、Chris Williams(vo)といった編成です。
Bootsy's Rubber Band名義の4作品の中では、一番知名度の低い作品ですが、全体としてキャッチーに仕上がっており、Bootsy好き、P-Funk好きの人ならば、満足できる内容だと思います。
「Bootsy (Get Live)」、「Chug-A-Lug (The Bun Patrol)」、「Under The Influence of a Groove」、「Shejam (Almost Bootsy Show)」が僕のオススメ!
P-Funk/Bootsyらしいおふざけ感にエロさも加わっている点も僕は好きです(笑)
全曲紹介しときやす。
「Under The Influence of a Groove」
Bootsy Collins/George Clinton/Bernie Worrell作。シングル・カットもされたオープニング。「時にはファンカデリックのように」という邦題がふざけてますね(笑)。ちょうど日本では前年に黒沢年男「時には娼婦のように」が大ヒットしましたが、それを模したのでしょうか?楽曲自体はオープニングらしいファンキー・チューンですが、パーカッションが強調されている点が特徴です。。ヴォーカルはいつものおふざけモードP-Funkのようですが、パーカッシヴなサウンドだけ聴くとBootsyらしからぬ格好良さがあったりします。Keith Murray「How's That」、Trey Lewd「The Next Thing You Know (We'll Be)」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=84x1FCDImqU
「Bootsy (Get Live)」
Bootsy Collins/George Clinton/Maceo Parker作。この曲もシングルになっています。Bootsyのファンキー・ベースが炸裂し、スペイシーなシンセやホーン・セクションの効いた賑やかなファンク・チューンはファンも納得の出来栄えでしょう。僕も一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=1w26MpWdkaM
「Oh Boy Gorl」
Bootsy Collins/George Clinton/Gary Cooper/Ron Dunbar作。エロ・モードのメロウ・バラードでアルバムにアクセントをつけています。シンセの妖しげな音色が曲の雰囲気によくマッチしています。Kirby Dominant「Underground Game」、Plattenpapzt & Too Strong「Boogie Nights」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZFuDC5pB3no
オリジナルLPではここまでがA面であり、このA面にはMouth-Musicというタイトルが付けられています。一方、ここから始まるB面にはWipe-Out-Musicというタイトルが付けられています。
「Jam Fan (Hot)」
Bootsy Collins/George Clinton/Phelps Collins作。シングル・カット曲。P-Funk全開のミディアム・ファンク。人を喰ったようなシンセの響きやホイッスルがP-Funkらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VT4vwpMw0Q0
「Chug-A-Lug (The Bun Patrol)」
Bootsy Collins/George Clinton/Robert Johnson/Phelps Collins作。Bootsyらしいおふざけモード・ファンクを楽しみたいのであれば、このミディアム・ファンクもオススメです。
「Shejam (Almost Bootsy Show)」
Bootsy Collins/George Clinton/Ron Dunbar作。プリティなテイストの効いたこのキャッチーなディスコ・ファンクも大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=vtSfLLO1EFc
「Reprise (Get Live)」
Bootsy Collins/George Clinton/Maceo Parker作。「Bootsy (Get Live)」のリプライズでアルバムは幕を閉じます。
Bootsy Collinsの他作品もチェックを!
『Bootsy? Player of the Year』(1978年)
『Ultra Wave』(1980年)
『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)