発表年:1983年
ez的ジャンル:UKジャズ・ファンク/AOR
気分は... :アギーレ続投か更迭か?
今回のUKジャズ・ファンク・グループStep'in Outの唯一のアルバム『Another Happy Customer』(1983年)です。
Step'in Outはロンドン出身のギタリストのJohn C. Marshall(g、vo)を中心としたChris Lazenby(key、vo)、Phil Nerry(b)、Tony Lawson(ds)という4人組グループ。
その唯一のアルバム『Another Happy Customer』(1983年)は、Steely Danフォロワー的なメロウ・グルーヴ/AORサウンドで再評価されています。実際聴いてみると、それほどSteely Dan的には思えませんが(笑)
アルバムはヴォーカル曲とインストが半々という構成ですが、やはり注目はヴォーカル曲ですね。演奏もヴォーカルも決して巧いとはいえませんが、AORな雰囲気は十分あるのでAOR/メロウ好きの人は楽しめると思います。
名盤と騒ぎ立てるほどの作品ではありませんが、「One More Star」、「Another Happy Customer」、「Get Your Trouble On The Run」あたりには捨て難い魅力があり、手元に置いておきたい1枚ではあります。
AOR/メロウ好きの方はぜひ!
全曲紹介しときやす。
「One More Star」
AOR好きにはグッとくる爽快メロウ・ダンサーでアルバムは幕を開けます。フリーソウル好きの人も気に入ること間違いなしなのでは?
「Arethas Song」
John C. Marshallのブルージーな色合いが反映されたインスト。
「If It Could Change」
この時代らしいメロウ・フュージョンなインスト。メロウなエレピの響きが心地好いです。
「Just Because」
ロマンティックな雰囲気のイージーリスニング的なインスト。ゲストのBob Quinnのハーモニカの味わいがいいですね。
「Another Happy Customer」
サンセット・モードのメロウネスにグッとくるAOR的な仕上がり。ゆったりとしたメロウ・ワールドを楽しめます。
「Once Every Blue Funk」
ゲストのAndy Collinsのサックスをフィーチャーしたインストのメロウ・ファンク。
「I'll Try Again」
ブルージーな味わいのヴォーカル曲で、他のヴォーカル曲とは少し雰囲気が異なります。このあたりはリーダーJohn C. Marshallの嗜好が反映されているのでは?
「Get Your Trouble On The Run」
疾走するライトなジャズ・ファンクはUKジャズ・ファンクらしい雰囲気です。
昨日のアジア杯「日本対UAE」戦はガッカリでしたね。
行きつけのイタリアンの店に大型スクリーンを設置してもらい、スポーツ・バー状態でみんなで観戦していたのですが、決定機を外すシーンの連続に何度も叫んでしまいました。まぁ、あれだけシュート打って1点しかとれなければ、PK戦とはいえ敗けて当然でしょう。香川は少し重症かもしれませんね。