
発表年:1993年
ez的ジャンル:3兄弟R&B/NJS
気分は... :諦めたとき、明らかになる・・・
多忙で徹夜状態が数日続いていたのですが、疲労、睡魔を通り越して変なハイテンションで集中力が増し、昨日は一気にやっつけることできました。
TVでテニスの「錦織対ワウリンカ」戦のTVを流しながら作業していたのですが、業に入り込みすぎて、全く試合経過が把握できず、気づくとマッチポイントになっていました。錦織ではなく、僕がスーパーゾーンに入っていたのか?
そんなハイテンションのの反動で今はかなり思考が低下しています・・・
今回は90年代R&B作品からThe Wooten Brothers『Try My Love』(1990年)です。
George、Gary、LouisのWooten兄弟によるThe Wooten Brothersの紹介は、2nd『Put Love to Work』(1993年)に続き2回目となります。
彼らの『Try My Love』(1990年)、『Put Love to Work』(1993年)という2枚のアルバムは、NJS好きには今でもグッとくるのではないかと思います。
NJS系グループといえば、若さ、勢いで弾けるイメージが強いですが、The Wooten Brothersは勢いというより、よく練られたNJS/R&Bって感じがいいですね。このあたりはプロデュース、ソングライティング、サウンド・プロダクションも全て自前でこなす強みなのでしょうね。
1stアルバムとなる本作『Try My Love』でもGary Wootenがプロデュースを手掛け、楽曲はすべてGeorgeとGaryによるもの。ヴォーカル&演も殆ど兄弟でこなしています。
NJS好きには「Try My Love」、「Friendz」あたりがグッとくると思いますが、「Tell Me」、「We Could Be Together」、「I'd Rather Be With You」といったメロウなミディアム系の楽曲にこそグループの魅力が詰まっており、聴き所かもしれません。
アルバム全体の完成度の高さに90年代好きの人はニンマリの1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Try My Love」
Wooten Boyz名義でリリースされた彼らのデビュー・シングル。シングル・リリース時のタイトルは「Try My Luv」。勢いではなく、聴かせるNJSって感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=yBZAN6orJ_w
「Friendz」
シングル曲。GeorgeとLouisのツイン・ヴォーカルで爽快に疾走します。軽快なスピード感がNJS好きにはたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=Dj-L77z8WMM
「Tell Me」
この曲もシングルになりました。セクシーに聴かせるミディアム。ヴォーカル、サウンド・プロダクション共にそつが無いところがいいですね。このあたりの完成度の高さが今日でも高い評価を得ている所以なのかもしれません。Garyはソプラノ・サックス・ソロまで披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZbIbwryyovI
「We Could Be Together」
「Tell Me」、「We Could Be Together」と並ぶ絶品ミディアム。楽曲もいいし、ヴォーカル・パートのつくりも心憎い胸キュンのメロウ・チューンです。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。このグループのトータルな魅力が凝縮されていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=83UKuxXsliQ
「I'll Wait」
アッパーな爽快NJS。スピーディーながらも雑にならず丁寧な作りがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5kPCiwfPeoQ
「I'd Rather Be With You」
僕好みのメロウ・ミディアム。90年代R&B好きの心をくすぐる曲ですね。GeorgeとLouisのツイン・ヴォーカル、Garyのサウンド・プロダクションという3兄弟の総合力を感じます。Tony Romeのスクラッチはご愛嬌?
https://www.youtube.com/watch?v=zmrsTUxDAEo
「Closer (Never Too Close)」
元Daytonの女性シンガーJennifer Douglas McCraeをフィーチャー。Georgeとのデュエットでしっとりと聴かせる大人のラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=pH_H1JmVjo4
「Looks」
この曲のみDave Ogrinとの共同プロデュース。外部からのバック・ヴォーカル、ギターも加わっているせいか、他の楽曲とは雰囲気の異なるアッパー・チューンに仕上がっています。この時代らしい雰囲気ですが、今聴くとアルバムの中で浮いているかも?
「Physical Contact」
Tony Romeのラップ・パートもあるダンサブルなアッパー・チューン。完成度の高い楽曲が多い中では少し不利かも?
https://www.youtube.com/watch?v=lOzaBmtWyZM
「Love Or Lust」
素敵なコーラス・ワークと共に始まるムーディーなメロウ・ミディアムです本編を締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BTy3mV5H9bg
CDボーナス・トラックとして「I'd Rather Be With You (Dub)」、「Friendz (Extended)」も収録されています。
『Put Love to Work』(1993年)
