発表年:1975年
ez的ジャンル:ドイツ産アフロ・ジャズ・ファンク
気分は... :祭りの後・・・
MombasaはUSトロンボーン奏者Lou Blackburnを中心に1973年ドイツ、ベルリンで結成されたアフロ・ジャズ・ファンク・グループ。
Lou Blackburnは1922年ペンシルベニア生まれ。1960年代には2枚のリーダー・アルバムもリリースしています。1971年にヨーロッパに渡り、その後ベルリンを拠点にするようになり、結成したのがMombasaです。
グループは『African Rhythms & Blues』(1975年)、『Mombasa2 African Rhythms & Blues』(1976年)、『Ode to Kalahari』(1979年)、『Tathagata』(1980年)、『Tathagata』(1981年)という6枚のアルバムをリリースしています。
1stアルバムとなる本作『African Rhythms & Blues』(1975年)のレコーディング・メンバーはLou Blackburn(tb)、Charles Jefferson(tp、flh、kalimba)、Donald Coleman(congas、bamboo fl)、Cephus McGirt(ds)、Gerald Luciano(b、per、ds)という5名。
うねるベースとドラム、パーカッションが織り成す強力リズム隊とクールでモーダルなホーン・サウンドの組み合わせがサイコーです。
とりあえず「Nairobi」、「Kenia」、「Shango」の3曲を聴けば、このグループの格好良さ、魅力を実感できると思います。
レア・グルーヴ好きの方はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Nairobi」
オススメその1。Lou Blackburn作。このグループの魅力が凝縮されたオープニング。うねるベースとアフリカン・リズムが牽引するスピリチュアル&モーダルなジャズ・ワルツ。うねりまくるグルーヴとクールなホーン・アンサンブルの組み合わせが格好良すぎです。
https://www.youtube.com/watch?v=JvGpol6oTrg
「Massai」
オススメその2。Lou Blackburn作。Miles Davis好きの人が気に入りそうなクールなジャズ・ファンク。緩急のつけ方もいい感じ。終盤はジャズ・ロックあり、エスニックでスピリチュアルな展開もありと飽きさせません。
https://www.youtube.com/watch?v=lvTnZM49n0g
「Holz」
Donald Coleman/Lou Blackburn作。フルートとアフリカの楽器群が絡む民族色の色濃い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=NY2kxf3FXbg
「Kenia」
オススメその3。Lou Blackburn作。レア・グルーヴ好きの人はヨダレものの、パーカッシヴに疾走するアフロ・グルーヴ。このグループの持つグルーヴの恰好良さを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=K4RMg-WUSko
「Makishi」
Lou Blackburn作。アフロ色を強く押し出したジャズ・ファンクです。
「Shango」
オススメその4。Lou Blackburn作。「Nairobi」、「Kenia」と並ぶ人気曲なのでは?骨太ベースがうねりまくるジャズ・ファンクです。後半のジャズ・ロック的な展開も合わせると2度美味しい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=5y23gSbZP9s
『Mombasa2 African Rhythms & Blues』(1976年)