2015年03月18日

Trussel『Love Injection』

Fred Wesleyプロデュース。ガラージ・クラシック「Love Injection」収録☆Trussel『Love Injection』
ラヴ・インジェクション
発表年:1980年
ez的ジャンル:B級ディスコ・ファンク・グループ
気分は... :ラブ注入!

今回はバージニア出身のファンク・グループTrussel唯一のアルバム『Love Injection』(1980年)です。

Trusselはヴァージニア州立大学の学生バンドを母体とするファンク・グループ。本作におけるメンバーはRonald Smith(ds)、Michael Gray(g)、Larry Tynes(key、vo)、Bill McGee(tp)、Hannon B. Lane(g、key、sax、tb)、H. Lorenzo Maclin(b、vo)、Lenwood Jones(key、sax、vo)、Michael Spratley(sax、vo)の8名。

1975年にデビュー・シングル「The Bicentennial Boogie」をリリース。その後Evelyn "Champagne" Kingのツアー・バンドを務めたことがきっかけで、Elektraとの契約に成功します。そして、1979年にシングル「Love Injection」をリリースし、1980年に同曲を含むアルバム『Love Injection』をリリースしますが、結果として唯一のアルバムとなってしまいました。

その唯一のアルバム『Love Injection』ですが、プロデュースを手掛けたのはAllen RichardsonFred Wesley

やはり、ガラージ・クラシックとして現在も人気のタイトル曲がハイライトですね。僕もこの1曲欲しさに本作を購入したといっても過言ではありません。

僕の中ではタイトル曲がダントツですが、「Yearning For Your Love」「Gone For The Weekend」あたりもオススメです。ディスコ・ファンク好きの人であれば、「I Love It」も気に入るはず!

最初はタイトル曲のみのアルバムだと思っていましたが、意外に聴き応えがあります。

全曲紹介しときやす。

「Love Injection」
前述のように本作のハイライトと呼べるディスコ・ファンク。シングルとして全米R&Bチャート第23位となりました。Larry Levanがプレイしたガラージ・クラシックとしてもお馴染みです。サルソウル+Chicといった感じのキャッチーがいいですね。ブレイクも含めて約8分の尺がぴったりです。Positive Expressが1982年にカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=MWHxfdPxz24

「I Love It」
本曲もシングルとなり、全米R&Bチャート第61位となったファンク・チューン。「Love Injection」から一転して、男臭いファンク・チューンに仕上がっています。ブレイクも格好良いです。Daniel Wang「Free Lovin' (Housedream)」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=xdOBvwDAOPk

「Sweet Love」
フィーリー風の甘茶バラード。悪くはありませんが、僕はこのアルバムにこのタイプの曲は期待していないので聞き流してしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=lry0abZpfJo

「Big City Rocker」
この曲もシングルになりました。タイトルの通り、ロッキン・ディスコな仕上がりです。エネルギッシュですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gFczBxtED_Y

「Yearning For Your Love」
「Love Injection」に次ぐお気に入り。このタイトルからはThe Gap Bandのメロウ・クラシックを思い浮かべる人も多いと思いますが同名異曲です。ただし、こちらもアーバンで素敵なモダン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xbydqzzuiAA

「If You Can't See It」
甘く切ないスロウ。同じスロウでも「Sweet Love」とは異なり、こちらは僕好みです。ジワジワと切ない思いが募る感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZGX7AWG3d3c

Professor P & DJ Akilles feat. Promoe「Mind Travel」のサンプリングソースとなっています。
Professor P & DJ Akilles feat. Promoe「Mind Travel」
 https://www.youtube.com/watch?v=IhPe_0hrKNM

「Gone For The Weekend」
ラストは哀愁のモダン・ダンサーで締め括ってくれます。ミュンヘン・ディスコ調の雰囲気もあって、なかなか面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=XzP6qVBYgBc

いよいよ年度末モードですね。僕の場合、今週が山ですかね。時間を有効活用せねば。
posted by ez at 01:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする