2015年03月21日

Vybe『Vybe』

西海岸らしいユルさとクールな魅力を持った女性R&Bグループ☆Vybe『Vybe』
vybe vybe.jpg
発表年:1995年
ez的ジャンル:西海岸系女性R&Bグループ
気分は... :捨て難い魅力

今回は90年代女性R&Bグループ作品からVybe『Vybe』(1995年)です。

VybeはL.A.で結成された女性R&Bグループ。メンバーはStacey DanielsTanya RobinsonPam OliviaDebbie Mitchellの4名。

そしてVybe唯一のアルバムが『Vybe』(1995年)です。
ジャケからして大人の女性R&Bグループって雰囲気ですよね。

約半分の楽曲のプロデュースを手掛けたのがSomethin' For The PeopleCurtis "Sauce" WilsonJeff "Fuzzy" YoungRochad "Cat Daddy" Holiday)。この時期の彼らには勢いがありましたね。

それ以外にDamon ThomasThe Underdogs)、Angela SlatesDoug RasheedJolene BelleArvelRodney Meachie Dayがプロデュースを手掛けています。

アルバム全体としてはミディアム〜スロウ中心の構成で、西海岸らしいユルさを持ったサウンドと、クール&セクシーなヴォーカルが特徴的です。キャッチーなアップ・チューンがないので地味な印象かもしれませんが、90年代女性R&Bグループ好きにとっては捨て難い魅力があります。

ジャケに惹かれた方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Take It To The Front」
Somethin' For The Peopleプロデュース。アルバムからの1stシングル。Surprize「Sweet Love」のドラム・ネタ、Ohio Players「Funky Worm」のシンセ・ネタを使ったミディアム・グルーヴ。「Funky Worm」ネタのシンセの響きとユルいグルーヴ感がウエッサイな雰囲気ですね。男性バック・ヴォーカルはSomethin' For The PeopleのFuzzy。
https://www.youtube.com/watch?v=LnnbHx8uNCs

「Warm Summer Daze」
Angela Slates/Doug Rasheedプロデュース。この曲もシングルになりました。クールなR&BグルーヴはJudy Clay & William Bell「Private Number」、Brethren「Outside Love」をサンプリングし、レトロなエッセンスを上手く取り入れています。。
https://www.youtube.com/watch?v=WTHNiqCn7kk

「I Can't Fight Anymore」
Damon Thomasプロデュース。哀愁モードのミディアム。ヴォーカル・ワークを重視した仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=yE18Nz-8OTw

「I Like It」
Arvelプロデュース。90年代女性R&Bグループ好きの人であれば気に入るであろう妖艶な哀愁ミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=OM6aEIdjLp0

「I Don't Like It (Interlude)」
Somethin' For The Peopleプロデュース。前曲の流れを汲むインタールード。

「All My Love」
Somethin' For The Peopleプロデュース。ユルめのグルーヴとクールなリード・ヴォーカルがよくマッチしたミディアム・ダンサー。
https://www.youtube.com/watch?v=P6fQxY4vwLQ

「Slow And Easy」
Somethin' For The People/Rodney Meachie Dayプロデュース。かなりセクシーなスロウ・チューン。でも少し単調かな・・・
https://www.youtube.com/watch?v=gvyqRdVJUAs

「If I Cry」
Somethin' For The Peopleプロデュース。Rodney Meachie Dayの男性ヴォーカルをフィーチャーしています。スロウではこれが一番好き。オーセンティックですが、素直にいい曲、いいヴォーカルだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=KuG2vuFJ0lw

「Knocks Me Off My Feet」
Damon Thomasプロデュース。名盤『Songs In The Key Of Life』に収録されたStevie Wonderの名曲をカヴァー。テンポを少し落としたミディアム・スロウでゆったりと聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gFQL6AVszzU

「Tell Me」
Damon Thomasプロデュース。哀愁モードで切々と歌うのが90年代女性R&Bグループらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=BFCvHXrpbns

「Mama's On The Phone (Interlude)」
Somethin' For The Peopleプロデュース。ありがちな電話のやりとりによるインタールード。

「Funky Low Down Feeling」
Angela Slates/Jolene Belleプロデュース。僕の一番のお気に入り。The Main Ingredient「Just Don't Want to Be Lonely」をサンプリングしたクール&セクシーなメロウ・チューンです。このグループの持つ色気を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=U7aGSY-kSGI

「Love Is All We Need」
Somethin' For The Peopleプロデュース。レトロなポップ感がキャッチーなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=aaJFOzguIWE

「Stay」
Angela Slates/Doug Rasheedプロデュース。ラストはクールなミディアムで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vPdS1aA_zso

この土日を踏ん張れば、何とか年度末のゴールが見えてきそうな・・・
ハードな2日になりそう!
posted by ez at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする