発表年:1978年
ez的ジャンル:オハイオ・ファンク
気分は... :そつがないですな・・・
オハイオ出身のファンク・グループSlaveの3rdアルバム『The Concept』(1978年)です。
ダンス・クラシック「Just A Touch of Love」等で知られるファンク・バンドSlaveに関して、当ブログでこれまで紹介したのは以下の3枚。
『Slave』(1977年)
『Just A Touch of Love』(1979年)
『Stone Jam』(1980年)
今日紹介する3rdアルバム『The Concept』(1978年)は、これまで紹介したSlave作品と比較すると知名度が低い作品かもしれませんが、ヴォコーダー入りのスペイシー・ディスコ・ファンク「Stellar Fungk」をはじめ、聴き応え十分のファンク・アルバムに仕上がっています。
本作におけるメンバーは、Steve Washington(tp、per、vo)、Mark Adams(b、per、vo)、Mark "Drac" Hicks(g、vo)、Carter Bradley(key)、Tim Dozier(ds、per)、Steve Arrington(vo、ds)、Danny Webster(g、vo)、Tom Lockett(ts、as)、Floyd Miller(horns、vo、per)、Orion Wilhoite(ts、as)、Starlena Young(vo)です。Steve Washingtonがプロデュースも手掛けています。
ラテン・パーカッションやロッキン・ギターでアクセントをつけている演奏が目立ちます。また、Mark Adamsのファンキー・ベースを随所で堪能できるのもいいですね。また、紅一点Starlena Youngの女性ヴォーカルも効いています。
近々、再発CDがリリースされるようなので、このタイミングで押さえておきたい1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Stellar Fungk」
スペイシー感覚のヴォコーダー・ディスコ・ファンク。ヴォコーダー大好きの僕好みのオープニングです。スペイシーな効果音が飛び交う中、ラテン・パーカッシンやロッキン・ギターも織り交ぜた、てんこ盛り感がいいですね
https://www.youtube.com/watch?v=cFtlqyq34oo
「The Way You Love Is Heaven」
紅一点Starlena Youngのヴォーカルにグッとくるメロウ・ファンク。Mark Adamsのベースもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XgavlbUF4Hc
「Thank You Lord」
約1分半のラテン・パーカッション・ブレイク。ラテン・パーカッション好きの僕には魅力的です。
https://www.youtube.com/watch?v=jvsasljKPoQ
「Drac Is Back」
本作らしい格好良いホーン・アンサンブルとロッキン・ギターが印象的なディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=0pONkQTzjDc
「We've Got Your Party」
大所帯ファンク・グループらしい一体感を感じるファンク・チューン。ここでも気の利いたホーン・アンサンブルがキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jWlq_yWha90
「Just Freak」
セクシーなファンキー感にグッとくるディスコ・ファンク。Mark Adamsのファンキー・ベースが効いています。中盤はロッキンなギター・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y0VJO4MwHKY
「Coming Soon」
メロウ&ハードのメリハリが絶妙なミディアム。Starlena Youngの女性コーラスが華やかなでいいですね。Snoop Dogg & Nate Dogg feat. Master P, Butch Cassidy & Tha Eastsidaz「Lay Low」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kTrJuCXy8as
Slaveの他作品もチェックを!
『Slave』(1977年)
『Just A Touch of Love』(1979年)
『Stone Jam』(1980年)
『Show Time/Visions of Life』(1981/1982年) ※2in1CD