2015年04月29日

Worl-A-Girl『Worl-A-Girl』

R&B/Hip-Hopテイストのキュートなガールズ・レゲエ☆Worl-A-Girl『Worl-A-Girl』
Worl-A-Girl
発表年:1994年
ez的ジャンル:R&B/Hip-Hopテイスト・ガールズ・レゲエ
気分は... :キュートなハイ・テンション

今回はR&B/Hip-Hopテイストのキュートなガールズ・レゲエWorl-A-Girl『Worl-A-Girl』(1994年)です。

今回は90年代R&Bグループからセレクトしようと思い、CD棚から10枚ほど候補を引っ張りだしたのですが、どれも今の気分にフィットせず、最後に落ち着いたのがR&B/Hip-Hop寄りのガールズ・レゲエでした。キュートなテンションの高さが今の気分にフィットしたのかも?

Worl-A-Girlは1991年にN.Y.で結成されたガールズ・レゲエ・グループ。
メンバーはCharmaineMiss LindaSabrinaSensiの4名。

グループはChaka Demus & Pliers「Murder She Wrote」のカヴァー「Murder He Wrote」等をシングル・リリースしていましたが、1993年にジャマイカのボブスレー・チームを題材とし、大ヒットとしたスポーツ・コメディ映画『Cool Runnings』のサントラに彼女らの「Jamaican Bobsledding Chant」が収録されたことがきっかけで注目を浴びます。その勢いで今回紹介するアルバム『Worl-A-Girl』(1994年)をリリースしています。

「Jamaican Bobsledding Chant」
https://www.youtube.com/watch?v=S9FblUHyRBg

その後も「No Woman No Cry」Bob Marley & The Wailersの名曲カヴァー)や「When Yu See Mi」といったシングルをリリースしています。

レゲエ・グループといってもR&BやHip-Hopの影響も大きく、しかもキュートなのでガールズR&B/Hip-Hopがお好きな人も楽しめる1枚だと思います。メインはラガHip-Hop調のダンスホール・チューンですが、「Six Street」(Louisa Markの名曲カヴァー)をはじめ数曲あるラヴァーズも魅力的です。

メイン・プロデューサーをAndy MarvelLloyd Campbellが務め、それ以外にPaul HentonPatrick LindsayMikey Bennettがプロデュースを手掛けています。

ダンスホール・レゲエが苦手な方でも、思わず聴き入ってしまうキュートで楽しい1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「X-Amount」
キュートなダンスホール・チューンでアルバムは幕を開けます。ダンスホール・レゲエって男性のダミ声イメージが強いので、キュートなシンガー&DJに思わずキュンとしちゃいます。
https://www.youtube.com/watch?v=U3Yhu4-Lg1k

「No Gunshot (Put Down The Gun)」
シングルにもなったキャッチーなラガHip-Hopチューン。このグループの魅力が凝縮された1曲ですが、Hip-Hop好きの人が聴いても楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=NxVhnjHSGmY

「Ten Commandments」
R&B調のトラックにラガ・スタイルのヴォーカルを組み合わせています。このあたりも、このグループの色が出ています。

「You That I Want」
R&Bテイストの極上ラヴァーズ。今回本作を聴き直して、気に入ってしまった1曲。美メロR&Bと組み合わせてもハマると思います。

「Give It To Me」
Mary Jane Girls「All Night Long」を引用したキャッチーなダンスホール・レゲエです。

「Pain A Back」
キュートなラガ・スタイルの歌声にグッときます。Screechy Danの男性ヴォーカルも加わり、アクセントになっています。

「Back To School」
このグループのキュートな魅力とラガ・スタイルが見事にハマった1曲。「ABCの歌」「ドレミの歌」「ロンドン橋落ちた」のフレーズも飛び出し、さながらダンスホール版"みんなのうた"のような楽しさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=1qxstbHUCC8

「I Can't Wait」
「You That I Want」同様に素敵なラヴァーズ。途中にラガ・スタイルのパートもありますが違和感なくメロウな雰囲気を維持しているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UqJ3ofCzQmA

「Six Street」
UKラヴァーズの歌姫Louisa Markが1978年にリリースしたラヴァーズ名曲「6 Sixth Street」をカヴァー。シングルにもなりました。ラヴァーズ好きの人にとっては、本作のハイライトかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=ww9J_lyQQRU

「Bubbling Sweet」
ラストはラガHip-Hop調のセクシー・チューンで締め括ってくれます。

Original Soundtrack『Cool Runnings』(1993年)
Cool Runnings: Music From The Motion Picture
posted by ez at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする