2015年06月18日

『今の気分は...2015年6月18日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は2000年代カテゴリーからブラジルものをセレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Roberta Sa「Cansei De Esperar Voce」
https://www.youtube.com/watch?v=D43X-ApuJ1w
From 『Que Belo E Estranho Dia Pra Se Ter Alegria』(2007年)
なんて奇妙で 素敵な一日

Bebel Gilberto「Cade Voce?」
https://www.youtube.com/watch?v=MrAkRRZoL3k
From 『Momento』(2007年)
モメント

Ana Costa「Semente Do Samba」
https://www.youtube.com/watch?v=2-vMrbgIeio
From 『Meu Carnaval』(2006年)
メウ・カルナヴァル

Alexia Bomtempo「Mais」
https://www.youtube.com/watch?v=vn_P8O-V2bA
From 『Astrolabio』(2008年)
Astrolabio

Celso Fonseca「Feriado」
https://www.youtube.com/watch?v=9C3rrg9kHAU
From 『Rive Gauche Rio』(2005年)
Rive Gauche Rio

Domenico + 2「Tarde De Chegada」
https://www.youtube.com/watch?v=nx-BUodhvUo
From 『Sincerely Hot』(2002年)
Sincerely Hot

Clara Moreno「Morena Bossa Nova」
https://www.youtube.com/watch?v=cNX8N6TorpA
From 『Morena Bossa Nova』(2004年)
Morena Bossa Nova

Paulo Muniz「Smile at Me」
https://www.youtube.com/watch?v=UFY3gnpKYTI
From 『Trying To Fool Destiny』(2007年)
トライング・トゥ・フール・デスティニィ(ジャパニーズ・エディション・デジパック仕様)

Luciana Souza「Here It Is」
https://www.youtube.com/watch?v=KHdLgaoowr8
From 『The New Bossa Nova』(2007年)
New Bossa Nova

Arthur Verocai「Dona Das Meninas」
https://www.youtube.com/watch?v=Thtxz36kZ3k
From 『Encore』(2007年)
Encore
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2015年06月17日

Submerse『Stay Home』

UKアンビエント・ベース・ミュージック期待の若手の新作☆Submerse『Stay Home』
Stay Home
発表年:2015年
ez的ジャンル:UKアンビエント・ベース・ミュージック
気分は... :ゴール欠乏症・・・

昨晩、今朝と男女サッカーの代表戦は同じようなゴール欠乏症の試合が続き、疲れてしまいましたね。

当ブログでは毎週日曜に新作アルバムを紹介するのが恒例ですが、最近新作が溜まって今のままでは未紹介で終わる作品が出てきそうなので、しばらく週中にも新作を紹介したいと思います。

今回はUKアンビエント・ベース・ミュージック期待の若手Submerseの最新作『Stay Home』です。

SubmerseはUK出身のDJ/トラックメイカー。2014年にリリースした1stアルバム『Slow Waves』は、独自のアンビエント・ベース・ミュージックで各方面から高く評価されました。

そんな彼の最新作『Stay Home』は、昨年の来日時に渋谷の高層ビルから眺めた都市の呼吸をモチーフに製作された作品のようです。ベース・ミュージック、ヒップホップ、エレクトロニカ/アンビエントを彼独自の美学で再構築したアンビエント・ベース・ミュージックは、都市の喧騒という「動」と、ゆっくりと陽が沈み夜へとと変わる景色の「静」が同居しており、まさに都会のサウンドスケープといった感じです。

全9曲で30分にも満たない構成は、アルバムというよりミニ・アルバム的な尺ですが、こういったサウンドをアルバム通して聴くにはちょうどいい尺にも思えます。

聴く者にベース・ミュージックの刺激と、アンビエントな癒しを与えてくれる美麗な1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Trip」
ざらついたノイズと性急なビートは、休むことのない年の喧騒といった感じですね。そんなビートを柔らかく包み込むような美麗なエレクトロニカの音色の質感が実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=CmZz3L6WfAI

「Take It Slow」
ジャジー・メロウHip-Hop好きの人とかも気に入りそうなビューティフル・トラック。都会のオアシスのような癒しがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=WC9I54QpZ8s

「Gloom」
ビートミュージック的なミニマル感とアンビエントな感覚が調和したトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=sVRL4e_Wm9s

「Thinking About You」
ノイズ混じりのまったりとしたメロウ・サウンドがホッと一息つけるようでいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hn_f0vUSaAA

「Bokeh」
都会の息づかいを感じる美麗トラック。終盤に新幹線の車内アナウンスが入っているのが印象的です。

「Whyarntyou」
僕の一番好きなトラック。都会の「動」と「静」のコントラストをうまく表現した彼の美学が伝わってくるトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=37cKU0Eb1K0

「Blueprints」
ジャジー・メロウHip-Hop的なトラック。1人でグラス片手に自分だけの時間を楽しみながら聴きたいトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=AKsJ3d144qE

「Team Scare」
まさにアンビエント・ベース・ミュージックといった仕上がりです。このまったりとした刺激がたまりません。

「Lites Out」
ラストはソウル・テイストのHip-Hop的トラックで締め括ってくれます。

『Slow Waves』(2014年)
Slow Waves
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2015年06月16日

Stylus『For The Love Of Music』

ファンキー&メロウなオージー・バンドの2nd☆Stylus『For The Love Of Music』
stylus for the love of music.jpg
発表年:1977年
ez的ジャンル:OZ産メロウ&ファンキー・グルーヴ
気分は... :変化球ですが・・・

70年代に活躍したオーストラリアのグループStylusの2ndアルバム『For The Love Of Music』(1977年)です。

ファンキーなドライブ感とメロウネスを併せ持つOZバンドStylusについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Where In The World』(1976年)
 『Best Kept Secret』(1978年)
 『Part Of It All』(1979年)

本作『For The Love Of Music』(1977年)は、彼らの70年代の4枚のアルバムの中では一番地味な存在かもしれません。確かに、Stylusで最初に聴くべきアルバムは、『Where In The World』もしくは『Part Of It All』でしょうね。次いで、『Best Kept Secret』、最後に『For The Love Of Music』という順番でしょうね。

このような書き方をすると、本作『For The Love Of Music』の出来がイマイチのような印象を与えてしまうかもしれませんが、決してそのようなことはありません。他のアルバムと比較すると、少し変化球的な曲が多いですが、他のStylus作品を聴いている方ならば十分楽しめます。

本作におけるメンバーは、Peter Cupples(vo、g)、Sam McNally(key)、Ashley Henderson(b、vo)、Ron Peers(g、vo)、Peter Lee(ds)というオリジナル・メンバーの5名。

また、オージー・ブルーアイド・ソウル・バンドSkylightの元メンバーでり、次作『Best Kept Secret』(1978年)ではドラマーとして参加するTrevor CourtneyPeter Cupplesと共にプロデュースを手掛けています。

他のアルバムと比較してシンセ・サウンドが目立つかもしれません。また、随所で素晴らしいヴォーカル・ワークを楽しめます。

『Where In The World』『Best Kept Secret』『Part Of It All』の3枚をお持ちの方は、最後の締め括りに本作もお手元にどうぞ!

全曲紹介しときやす。

「For The Love Of Music」
Earth,Wind & Fireばりのファンキーなタイトル曲でアルバムは幕を開けます。ムーグ・シンセの音色と開放的なホーン・セクションが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=B7hvfWrbWzw

「Musical Man」
ブルーアイド・ソウル・バンドらしいスウィート・バラード。ファルセット・ヴォーカルが優しく包み込んでくれます。

「Movin' On Home」
ウエスト・コースト感覚の大人のファンキー・メロウ。派手さはありませんが、このバンドのセンスの良さがよく出ていると思います。

「So Much Love」
4th『Part Of It All』(1979年)でも再演されたビューティフル・バラード。
リードをとるAshley Hendersonのファルセット・ヴォーカルと女性シンガーRenee Geyerも加わったコーラス隊による素晴らしいヴォーカル・ワークに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=LJ6PlfnopR4

「Gettin' In The Groove」
このバンドらしいファンキーなグルーヴを楽しめる1曲。アレンジが少し仰々しい気もしますが、それも含めて彼ららしいのでは?

「Nature Is Giving」
どこか能天気なファンキー感とメロウな味わいのコントラストが面白い1曲。

「I Just Don't Wanna Fall In Love Right Now」
哀愁メロディを息の合ったヴォーカル・ワークで聴かせてくれるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=-gR_6pugI9I

「We All Need One Another」
少し憂いを帯びたヴォーカルとフュージョン調のサウンドが印象的なメロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=Wr79l8acYk4

「What's Right For You」
カリビアン・テイストの開放的な雰囲気が特徴的なメロウ・グルーヴ。

「Love Is All We Need」
ラストは正攻法のラブ・バラードで締め括ってくれます。

Stylusの過去記事もご参照下さい。

『Where In The World』(1976年)
ホェア・イン・ザ・ワールド

『Best Kept Secret』(1978年)
ベスト・ケプト・シークレット

『Part Of It All』(1979年)
パート・オブ・イット・オール (紙ジャケット仕様)
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2015年06月15日

Lew Kirton『Just Arrived』

N.Y.とマイアミの香りがするメロウ・ソウル☆Lew Kirton『Just Arrived』
ジャスト・アライヴド
発表年:1980年
ez的ジャンル:男性メロウ・ソウル
気分は... :目立たなくとも着実に・・・

今回は80年代ソウル作品からLew Kirton『Just Arrived』(1980年)です。

Lew Kirtonは西インド諸島バルバドス出身のシンガー/ドラマー。

カナダに移住後、Sam & Daveのバンドのドラマーとして活動した後、ソウル・グループInvitationsに参加し、リード・ヴォーカルとして活躍しました。

Invitations脱退後、ソロとして活動するようになり、1978年にシングル「Heaven In The Afternoon」をリリース。さらにマイアミ・ソウルの名門レーベルAlstonから1stソロ・アルバム『Just Arrived』(1980年)をリリースします。

その後、2ndアルバム『Talk To Me』(1983年)をリリースした後、長いブランクがありましたが、2005年にアルバム『Forever』で復活しています。

1stソロ・アルバムとなる本作は『Just Arrived』(1980年)は、Lew Kirtonの声質を活かしたメロウ・バラードが魅力の1枚に仕上がっています。

プロデュースはClarence ReidFreddy Stonewall。Clarence Reid絡みということで、マイアミ・テイストのメロウ・ソウルを楽しめます。その一方で、ズバリ「NYC」という曲があるように、N.Y.のアーバン・テイストを感じる曲もあります。

ハイライトはアーバン・ダンサーなモダン・ソウル「Something Special」ですが、「NYC」「Time To Get With It」といったバラードにLew Kirtonというシンガーの魅力が詰まっている気がします。個人的にはレゲエ調の「Island Girl」もオススメです。

上記ジャケはオリジナルですが、僕が所有する2005年の再発CDはジャケが異なります。収録曲もシングル「Heaven In The Afternoon」等4曲が追加収録されています。

『Just Arrived』 ※2005年再発CD
Just Arrived

個人的にはシングル「Heaven In The Afternoon」が追加収録されている分、2005年再発CDの方が重宝する気がします。

Lew Kirtonの顔を見ると、レブロン・ジェームズを思い出してしまうのは僕だけでしょうか・・・

さり気ないですが、良質な男性メロウ・ソウル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Island Girl」
オススメその1。L. J. Kitts/Clarence Reid/Freddy Stonewall作。レゲエ調のメロウなアイランド・ソウル。バカンス・モードの開放的な雰囲気が心地好いですね。

「Why Should I Get Jelous?」
Clarence Reid/Joyce Straws作。しっとりとしたソウル・バラード。Lew Kirtonの声質の良さも手伝いジワジワと心に染み入ります。
https://www.youtube.com/watch?v=lOq6gJcY-Hg

「Love, Don't Want Your Love」
Clarence Reid/Joyce Straws作。80年代というより70年代風のサウンドですね。あまり僕好みではありません。

「NYC」
オススメその2。Clarence Reid作。しみじみと歌い上げるメロウ・バラード。ソウルフルですが熱くなりすぎずスマートなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=xFEmNBRNORU

「Something Special」
オススメその3。Clarence Reid作。本作のハイライト。アーバンな雰囲気で疾走するモダン・ソウル。エレガントなストリングスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=N-mfrlgvxyg

「Time To Get With It」
オススメその4。Clarence Reid作。「Something Special」に次ぐハイライトはコレなのでは?マイアミの香りが漂うセクシーなメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=dZ_FyTQc-68

「Love Secret Agent」
Clarence Reid作。ストリングスを配したダンサブルなサウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=kQTC0a30TQ8

「Let Me Up - Off My Knees」
Clarence Reid作。ラストはディープなソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZzQJ19j4_-4

前述のように、僕の保有するCDには「Do What You Want, Be Who You Are」「Come On With It」「Heaven In The Afternoon」「Heaven In The Afternoon (Instrumental)」という本作以前のシングルに収録されていた4曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

特に、人気シングル「Heaven In The Afternoon」の収録が嬉しいですね。Daryl Hall & John Oatesのカヴァー「Do What You Want, Be Who You Are」も嬉しいですね。

「Do What You Want, Be Who You Are」
Daryl Hall & John Oatesのカヴァー。ブルーアイド・ソウルな曲をディープなソウル・バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Rx-oYl3OSDQ

「Heaven In The Afternoon」
ヘブンリーな雰囲気が実に心地好い人気のモダン・ソウル。この曲も含めていいのであれば、やはり本曲がハイライトですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=QzU8SRYReiw

『Talk To Me』(1983年)
トーク・トゥ・ミー

『Forever』(2005年)
Forever
posted by ez at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月14日

Kamasi Washington『The Epic』

Brainfeederの最終兵器による3枚組大作☆Kamasi Washington『The Epic』
The Epic
発表年:2015年
ez的ジャンル:Brainfeeder系スピリチュアル・ジャズ
気分は... :3枚組170分!

今回は新作ジャズから3枚組大作Kamasi Washington『The Epic』です。

3枚組アルバムを紹介するのは、当ブログ初かもしれませんね。

Kamasi Washingtonは1981年L.A.生まれのジャズ・サックス奏者。

これまでKamasi Washington & The Next Step『Live At 5th Street Dick's 』(2005年)、『The Proclamation』(2007年)、『Light Of The World』(2008年)といったリーダー作をリリースしています。

また、Cameron Graves(p)、Thundercat(Stephen Bruner)(b)、Ronald Bruner(ds)とのユニットYoung Jazz Giantsのメンバーとして『Young Jazz Giants』(2004年)をリリースしています。

現在はL.A.ビートミュージックの雄Flying Lotusが主宰するBrainfeederに所属しており、総帥Flying Lotusの問題作『You're Dead!』(2014年)にも参加していました。

最近ではHip-Hop話題作Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』にも参加していました。当ブログで紹介した作品でいえば、Build An Ark系のクロスオーヴァー作品Dexter Story『Seasons』(2013年)にも参加しています。

そんなKamasi WashingtonのBrainfeederからリリースされた最新作が『The Epic』です。Flying Lotusが制作総指揮したCD3枚組、約170分の大作です。

レコーディングにはKamasi Washington(ts)以下、Thundercat(el-b)、Cameron Graves(p)、Ronald Bruner(ds)というYoung Jazz Giantsの同胞や、Miles Mosley (b)、Tony Austin(ds)、Leon Mobley(per)、Brandon Coleman(key)、Ryan Porter(tb)、Igmar Thomas(tp)、Patrice Quinn(vo)、Dwight Trible(vo)が参加し、それ以外にも多数のストリングス隊、コーラス隊が参加しています。コーラス隊の中にはDexter Storyの名も含まれます。

3枚のCDには『Volume 1 - The Plan』『Volume 2 - The Glorious Tale』『Volume 3 - The Historic Repitition 』といったタイトルが付けられています。

アルバム全体としては、ストリングス隊、コーラス隊を従えた壮大なスケールの進化形スピリチュアル・ジャズといった感じですかね。重厚ですが決して難解な訳ではなく、普段ジャズを聴かない人でも感動できる1枚に仕上がっています。

Pharoah Sandersをはじめとするスピリチュアル・ジャズが大好きな僕としては、こんなジャズ作品を聴きたかった!と感想しました。

3枚組170分の作品を紹介するのは正直大変ですが、この感動の超大作を前にしてそんなことは言っていられません。

このスピリチュアル・ジャズの新宇宙をぜひご賞味あれ!

全曲紹介しときやす。

「Change of the Guard」
Brainfeeder期待のホープであったにも関わらず、惜しくも2012年に逝去した天才ピアニストAustin Peraltaへ捧げられた曲です。これから始まる170分の一大スピリチュアル・ジャズ絵巻のオープニングに相応しい演奏です。壮大なオーケストレーションやコーラス隊を従え、Cameron Gravesのピアノ、Igmar Thomasのトランペット、Washingtonのサックスが、天国にいる天才ピアニストに向けて渾身のソロを届けています。
https://www.youtube.com/watch?v=NtQRBzSN9Vw

「Askim」
今やFlying Lotusの右腕として大活躍するThundercatの壮絶ベースが牽引し、Washingtonもそれに続けとばかりにPharoah Sandersばりのブロウで応える圧巻のスピリチュアル・ジャズ。Leon Mobleyのパーカッションも効いています。これぞBrainfeederのスピリチュアル・ジャズ!
https://www.youtube.com/watch?v=mYdDFZLGx7U

「Isabelle」
美しさと悲しみが入り混じったような演奏です。特にRyan Porterのトロンボーン・ソロが心に沁みます。『You're Dead!』にも参加していたBrandon Colemanのオルガンも印象的ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bCIAMO3Al1A

「Final Thought」
Ronald BrunerとTony Austinによる迫力のツイン・ドラムが牽引する疾走感のある演奏はかなり格好良いです。Washingtonのサックスも絶好調で昇天しそうなプレイを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YuQdtFb_Z2k

「The Next Step」
穏やかなムードで始まりますが、コーラス隊が加わり徐々に重厚な雰囲気となり頂点を迎え、その後はその余韻で聴かせます。
https://www.youtube.com/watch?v=rQ2bkIfHDl4

「The Rhythm Changes」
Patrice Quinnのヴォーカルをフィーチャーした感動的なジャズ・グルーヴ。ピースフルな雰囲気に包まれているのがいいですね。単体でも切り出しやすいので、これから重宝しそうな曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=OkLz4MyDmuE

ここまでが『Volume 1 - The Plan』です。

「Miss Understanding」
このメンバーのバップ的な演奏を存分に楽しめる『Volume 2 - The Glorious Tale』のスリリングなオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=F-75-tUHIrQ

「Leroy and Lanisha」
WashingtonとRyan Porterの二管による快調なプレイをはじめとるパワフルな演奏を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=nIRAXOB68vE

「Re Run」
トライバルなリズムをバックに、WashingtonとRyan Porterの二管が駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=78P6ZUJhXoI

「Seven Prayers」
今年2月に逝去したサックス奏者Zane Musaに捧げられた曲。天国へ逝った仲間へのレクイエムといった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=Ep7z3OG9rW8

「Henrietta Our Hero」
Patrice Quinnのヴォーカルをフィーチャー。ドラマのエンディングのような美しく壮大な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=-t0IhU7I0S4

「The Magnificent 7」
Ronald BrunerとTony Austinによるツイン・ドラムと14名のコーラス隊の威力を感じさせる演奏です。終盤のThundercatのベースもたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=NCnP5Z7Vn1E

ここまでが『Volume 2 - The Glorious Tale』です。

「Re Run Home」
本作のハイライトはコレかもしれませんね。アフロ・ジャズ的な疾走感で進化するジャズ・スピリットを表現しています。ツイン・ドラム、ツイン・ベースの効果が最大限活かされているのがいいですね。Leon Mobleyのパーカッションもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=U8NFS8WXfCI

「Cherokee」
Charlie Parkerの十八番として有名だったRay Noble作のスタンダードをカヴァー。当ブログではClifford BrownMichel Petruccianiヴァージョンを紹介済みです。Patrice Quinnのヴォーカルをフィーチャーし、明るくモダンな「Cherokee」を聴かせてくれます。予想以上の出来栄えに感動しました。
https://www.youtube.com/watch?v=3DM9fGXHhlk

「Clair de Lune」
クラシックの名作曲家Debussyの「月の光」をカヴァー。コーラス隊を従えて本作で最も美しい演奏を聴けます。Cameron GravesのピアノやMiles Mosleyのベースにも魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=KqJJ-2cRR0M

「Malcolm's Theme」
映画『Malcolm X』(1992年)のテーマ曲(Terence Blanchard)をカヴァー。Dwight TribleとPatrice Quinnの男女ツイン・ヴォーカルをフィーチャーし、強力なメッセージを発してします。
https://www.youtube.com/watch?v=h-ywrqeQPto

「The Message」
ラストはポジティヴなヴァイヴを発する疾走感のある演奏で締め括ってくれます。Thundercatの格好良すぎるエレクロック・ベースが目立っています。
https://www.youtube.com/watch?v=gI1wK508370

Young Jazz Giants『Young Jazz Giants』(2004年)
Young Jazz Giants

『The Proclamation』(2007年)
ザ・プロクラメイション
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