2015年06月05日

Riovolt『Digital Audio Bossa』

ドイツ人プロデューサーによるブラジリアン・ラウンジ・ダンス作品☆Riovolt『Digital Audio Bossa』
Digital Audio Bossa
発表年:2003年
ez的ジャンル:Iruma系ブラジリアン・ラウンジ・ダンス
気分は... :バイオリズムは変わるか・・・

今週はバイオリズムが悪い気が・・・
この流れを変えるためには音楽の力が・・・

そこで選んだ1枚、ブラジリアンなラウンジ・ダンス・ミュージック作品、Riovolt『Digital Audio Bossa』(2003年)です。

今回はRiovoltはミュンヘン出身のドイツ人プロデューサーNorbert Kupperによるブラジリアン・ユニット。

イタリアの人気レーベルIrma傘下のLa Douceから『Digital Audio Bossa』(2003年)、『Sambarama』(2005年)という2枚のアルバムをリリースしています。さらにAperitivo Recordsから3rdアルバム『Sunshine Suite』(2006年)をリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Digital Audio Bossa』(2003年)は、その名の通り、デジタルなクラブボッサ/ブラジリアン・エレクトロニカ作品に仕上がっています。

クラブボッサ、ブラジリアン・ハウス、ブラジリアン・ドラムンベース、ブラジリアン・エレクトロニカといったブラジリアン・フレイヴァーなダンス・ミュージックが1枚で楽しめるのがいいですね。

アルバムにはJu CassouLilian VieiraZuco 103)、Sabrina FidalgoSylvio Ramos、、Fernanda BondNeil VaggersStella Williamsといった多彩なシンガーがフィーチャーされています。

この時期のイタリアのクラブジャズ/ラウンジ好きの人であれば大いに楽しめる1枚だと思います。

このスタイリッシュなサウンドでバイオリズムは変わるか・・・

全曲紹介しときやす。

「Sidewalk Samba」
Ju Cassouの女性ヴォーカルをフィーチャーしたラウンジ感たっぷりのクラブボッサ。ボッサ・ビートにのり、Ju Cassouのキュートなスキャットとサックスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VXqqfhN7Su8

「O Ronco Da Cuica」
ブラジル人SSW、Aldir Blancの作品をカヴァー。当ブログではViva BrasilMaria Joao Quintetのヴァージョンも紹介済みです。Lilian Vieiraの女性ヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ドラムン・ベースです。本作と同じ年にリリースされたRosalia De Souza「Maria Moita」Nicola Conteプロデュース)あたりと一緒に聴きたくなりますね。

「Quero Ver」
Sabrina Fidalgoの女性ヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ハウス。ブラジリアン・ハウス/ラテン・ハウス好きには間違いないキャッチーさです。ラテン・ピアノやバトゥカーダのアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=9R9IgR_WuWk

「Da Onda」
Sabrina FidalgoとSylvio Ramosのヴォーカルをフィーチャー。少しミステリアスなラウンジ感に魅せられるボッサ・エレクトロニカ。ここでも軽くドラムン・ベースのエッセンスを入れています。
https://www.youtube.com/watch?v=pYoqH2FUWEA

「Chicaboom」
アコーディオン風の音色が印象的なインスト。アフロ・ブラジリアンなアクセントが効いています。

「Cresce Lentamente」
Ju Cassouをフィーチャー。まさにデジタル・ボッサといった雰囲気です。この時期のイタリアのクラブジャズの典型的な音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9EFUAGIZNYw

「Rio」
アフロ・ブラジリアンなハウス・チューン。インストですが聴き応え十分です。

「Um Indio」
Caetano Veloso作品をカヴァー。Fernanda Bondの女性ヴォーカルをフィーチャーしています。Caetano Veloso作品を格好良いクラブミュージックへ見事に変貌させています。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。

「Bumbum」
少しお馬鹿モードで弾けた感じがいいですね。クールなムードのアルバムの中で少し浮き気味ですが、こういうの好きです。

「Lied It Up」
Neil Vaggersの男性ヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ハウス。妖しげなNeil Vaggersのヴォーカルがディープ・ハウスなサウンドと良くマッチしています。ディープ・ハウス好きにオススメ。
https://www.youtube.com/watch?v=63UCD3QNISc

「Perversao Tropical」
ボッサ・エレクトロニカなラウンジ・チューン。60年代のラウンジ感をデジタルで上手く表現しています。

「Ask Shiva」
幻想的なインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=0M98QNRf9SQ

「Love Come Down」
Stella Williamsのヴォーカルをフィーチャーしたアッパー・ハウス。王道のハウス・サウンドで一気に駆け抜けます。

「Bad Girls Suite」
ラストは幻想的なエレクトロニカ・サウンドで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rJZDZx3MkuA

『Sambarama』(2005年)
Sambarama

『Sunshine Suite』(2006年)
サンシャイン スイート
posted by ez at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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