
発表年:2003年
ez的ジャンル:Iruma系ブラジリアン・ラウンジ・ダンス
気分は... :バイオリズムは変わるか・・・
今週はバイオリズムが悪い気が・・・
この流れを変えるためには音楽の力が・・・
そこで選んだ1枚、ブラジリアンなラウンジ・ダンス・ミュージック作品、Riovolt『Digital Audio Bossa』(2003年)です。
今回はRiovoltはミュンヘン出身のドイツ人プロデューサーNorbert Kupperによるブラジリアン・ユニット。
イタリアの人気レーベルIrma傘下のLa Douceから『Digital Audio Bossa』(2003年)、『Sambarama』(2005年)という2枚のアルバムをリリースしています。さらにAperitivo Recordsから3rdアルバム『Sunshine Suite』(2006年)をリリースしています。
1stアルバムとなる本作『Digital Audio Bossa』(2003年)は、その名の通り、デジタルなクラブボッサ/ブラジリアン・エレクトロニカ作品に仕上がっています。
クラブボッサ、ブラジリアン・ハウス、ブラジリアン・ドラムンベース、ブラジリアン・エレクトロニカといったブラジリアン・フレイヴァーなダンス・ミュージックが1枚で楽しめるのがいいですね。
アルバムにはJu Cassou、Lilian Vieira(Zuco 103)、Sabrina Fidalgo、Sylvio Ramos、、Fernanda Bond、Neil Vaggers、Stella Williamsといった多彩なシンガーがフィーチャーされています。
この時期のイタリアのクラブジャズ/ラウンジ好きの人であれば大いに楽しめる1枚だと思います。
このスタイリッシュなサウンドでバイオリズムは変わるか・・・
全曲紹介しときやす。
「Sidewalk Samba」
Ju Cassouの女性ヴォーカルをフィーチャーしたラウンジ感たっぷりのクラブボッサ。ボッサ・ビートにのり、Ju Cassouのキュートなスキャットとサックスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VXqqfhN7Su8
「O Ronco Da Cuica」
ブラジル人SSW、Aldir Blancの作品をカヴァー。当ブログではViva Brasil、Maria Joao Quintetのヴァージョンも紹介済みです。Lilian Vieiraの女性ヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ドラムン・ベースです。本作と同じ年にリリースされたRosalia De Souza「Maria Moita」(Nicola Conteプロデュース)あたりと一緒に聴きたくなりますね。
「Quero Ver」
Sabrina Fidalgoの女性ヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ハウス。ブラジリアン・ハウス/ラテン・ハウス好きには間違いないキャッチーさです。ラテン・ピアノやバトゥカーダのアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=9R9IgR_WuWk
「Da Onda」
Sabrina FidalgoとSylvio Ramosのヴォーカルをフィーチャー。少しミステリアスなラウンジ感に魅せられるボッサ・エレクトロニカ。ここでも軽くドラムン・ベースのエッセンスを入れています。
https://www.youtube.com/watch?v=pYoqH2FUWEA
「Chicaboom」
アコーディオン風の音色が印象的なインスト。アフロ・ブラジリアンなアクセントが効いています。
「Cresce Lentamente」
Ju Cassouをフィーチャー。まさにデジタル・ボッサといった雰囲気です。この時期のイタリアのクラブジャズの典型的な音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9EFUAGIZNYw
「Rio」
アフロ・ブラジリアンなハウス・チューン。インストですが聴き応え十分です。
「Um Indio」
Caetano Veloso作品をカヴァー。Fernanda Bondの女性ヴォーカルをフィーチャーしています。Caetano Veloso作品を格好良いクラブミュージックへ見事に変貌させています。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
「Bumbum」
少しお馬鹿モードで弾けた感じがいいですね。クールなムードのアルバムの中で少し浮き気味ですが、こういうの好きです。
「Lied It Up」
Neil Vaggersの男性ヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ハウス。妖しげなNeil Vaggersのヴォーカルがディープ・ハウスなサウンドと良くマッチしています。ディープ・ハウス好きにオススメ。
https://www.youtube.com/watch?v=63UCD3QNISc
「Perversao Tropical」
ボッサ・エレクトロニカなラウンジ・チューン。60年代のラウンジ感をデジタルで上手く表現しています。
「Ask Shiva」
幻想的なインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=0M98QNRf9SQ
「Love Come Down」
Stella Williamsのヴォーカルをフィーチャーしたアッパー・ハウス。王道のハウス・サウンドで一気に駆け抜けます。
「Bad Girls Suite」
ラストは幻想的なエレクトロニカ・サウンドで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rJZDZx3MkuA
『Sambarama』(2005年)

『Sunshine Suite』(2006年)
