2015年06月06日

Hearts Of Stone『Stop The World - We Wanna Get On...』

男性ヴォーカル・グループによるノーザン・ソウル人気作☆Hearts Of Stone『Stop The World - We Wanna Get On...』
ストップ・ザ・ワールド
発表年:1970年
ez的ジャンル:ノーザン・ソウル系男性ヴォーカル・グループ
気分は... :イントロでトキメク!

今回は4人組男性ソウル・ヴォーカル・グループHearts Of Stoneによるノーザン・ソウル作品『Stop The World - We Wanna Get On...』(1970年)です。

Hearts Of Stoneは、The Four Penniesを前身とする男性ソウル・ヴォーカル・グループ。メンバーはCarl CutlerFloyd LawsonJohn MyersLindsey Griffinの4名。

The Four Penniesとして数枚のシングルをリリースした後、Hearts Of Stoneと改名した再スタートをきったグループがMotown傘下のV.I.P.からリリースしたアルバムが本作『Stop The World - We Wanna Get On...』(1970年)です。

結果としてグループ唯一のアルバムとなってしまいましたが、ノーザン・ソウル名盤、フリーソウル人気作として再評価の高い1枚ですね。

フリーソウル人気曲「If I Could Give You The World」、ノーザン・ダンサー「It's A Lonesome Road」、Junior Walker & The All Starsのカヴァー「What Does It Take (To Win Your Love)」アレンジが素晴らしい「You've Made Me So Very Happy」あたりがハイライトでしょうか。

それ以外に「You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)」「He Ain't Heavy, He's My Brother」あたりも僕のオススメです。

プロデュース&アレンジはHenry Cosbyが手掛けています。

イントロを聴いただけでトキメク楽曲が揃っています。

全曲紹介しときやす。

「It's A Lonesome Road」
Floyd Lawson/John Myers/Henry Cosby作。僕の一番のお気に入りのノーザン・ダンサー。ヤングソウルとしては次曲「If I Could Give You The World」が有名ですが、この曲もヤング・ソウルらしい躍動感に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=vGU0ACBrtS8

「If I Could Give You The World」
Carl Cutler/Floyd Lawson/John Myers/Lindsey Griffin作。フリーソウル人気曲としてお馴染みのヤング・ソウル。イントロのギター・カッティングを聴いただけでトキメキます(笑)。Deee-Lite「Good Beat」、ピチカート・ファイヴ「Thank You」のサンプリング・ソースになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=hwzacpePlRI

「Would You Take A Dime From A Poor Man」
Carl Cutler/Floyd Lawson/John Myers/Henry Cosby作。ヴォーカル・グループとしての実力を堪能できるミデイァム。
https://www.youtube.com/watch?v=-0JNOK4bPso

「Rainy Night In Georgia」
Tony Joe White作。Brook BentonのR&Bヒットで知られる楽曲のカヴァー。しっくり聴かせるバラードで彼らのコーラスワークを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=EAFnvxy0SmE

「You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)」
Floyd Lawson/John Myers/Henry Cosby作。サイケデリック・ソウル調の仕上がりでアルバムをパワー・アップさせています。パーカッシヴな疾走感も含めて僕は好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=cLB_OZ8UyWc

「What Does It Take (To Win Your Love)」
Johnny Bristol/Vernon Bullock/Harvey Fuqua作。Junior Walker & The All Starsのカヴァー。「If I Could Give You The World」、「It's A Lonesome Road」と並ぶ本作の聴きものだと思います。いや完成度ではアルバム随一かもしれません。一度聴いたら、一発で虜になってしまうナイス・カヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=gRT8lyoNS4k

「Yesterday's Love Is Over」
Donna Sekulidis/Henry Cosby/Joe Hinton作。オーケストレーションを配したバラード。僕は苦手なタイプの曲ですが・・・。Cyhi Da Prynce「Hero」のサンプリング・ソースになっています。

「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」
Sylvester Stewart作。Sly & The Family Stoneの大ヒット曲をカヴァー。キャッチーな仕上りですが、楽曲が持つ元々のパワーのおかげという気もします。
https://www.youtube.com/watch?v=n2cxXXTB_Uw

「He Ain't Heavy, He's My Brother」
Bob Russell/Bobby Scott作。The Holliesのカヴァー。感動的なビューティフル・バラードに仕上がっています。しみじみと沁みわたってくる感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=N7sAuNnQ6Ec

「You've Made Me So Very Happy」
Brenda Holloway/Patrice Holloway/Berry Gordy, Jr./Frank Wilson作。Brenda Hollowayのカヴァー。スロウ〜ミディアム系ではコレが秀逸ですね。素晴らしいアレンジとグループのヴォーカル・ワークがうまく噛み合っていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=oVpXCzdmUF0

「One Day」
Carl Cutler/Floyd Lawson/John Myers/Lindsey Griffin作。ラストはヴォーカル・グループらしいオーセンティックなスウィート・バラードで締め括ってくれます。

最近、話題のココナッツオイルにハマっています。
コーヒーに、サラダに、納豆に、料理に・・・何にでも使えるのでいいですね。
posted by ez at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする