2015年06月07日

Opolopo『Superconductor』

スウェーデンの人気クリエイターによるディスコ/モダン・ブギー☆Opolopo『Superconductor』
Superconductor
発表年:2015年
ez的ジャンル:北欧ディスコ/モダン・ブギー
気分は... :さしこ返り咲き女王!

今回はクラブミュージック新作からスウェーデン在住のプロデューサー/クリエイターOpolopoの最新作『Superconductor』です。

ハンガリー出身、スウェーデン在住のクリエイターOpolopo(本名:Peter Major)の紹介は、人気ハウス・クリエイターRasmus FaberによるRF Presentsシリーズの1枚、『RF Presents Opolopo』(2007年)に続き2回目となります。

UKハウスシーンの大御所Joey Negroが主宰するZ Recordsからリリースされた本作『Superconductor』は、80年代モードを意識したディスコ/モダン・ブギー作品に仕上がっています。キーボード奏者であった父親の影響で、70-80年代ジャズ、フュージョン、ディスコ、ソウル等に慣れ親しんできたOpolopoにとって、こうしたディスコ/モダン・ブギー作品を創ることは自然な流れだったのかもしれませんね。

『RF Presents Opolopo』の魅力であったキャッチーかつヴィヴィッドなサウンド・センスは本作でも健在です。

アルバムにはColonel RedKeni BurkeDiane CharlemagneTaka BoomPete SimpsonPaul RandolphSacha WilliamsonErik Dillardといった多彩なゲスト・シンガーが参加しています。Keni BurkeChaka Khanの妹であるTaka Boomあたりの参加は意外ですね。

インスト曲もいくつかありますが、やはりヴォーカルをフィーチャーしたブギー・サウンドの圧倒的なキャッチーさに惹かれます。

とりあえず、「The Best」「So Good」「Feels Good 2 Me」あたりに本作の魅力が凝縮されていると思います。

改めて、Opolopoのサウンド・センスに感心してしまいました。

全曲紹介しときやす。

「The Best」
オススメその1。西ロンドン系作品等でもお馴染みのUKの男性シンガーColonel Redをフィーチャー。このオープニングのブギー・サウンドを聴いて、本作は絶対買い!だと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=_KLnAZyqd_c

「Get On Up」
このトラックはハウス・ミーツ・ディスコ的な仕上りです。。
https://www.youtube.com/watch?v=IrrKgrUmVoE

「So Good」
オススメその2。80年代クラシック「Risin' To The Top」でお馴染みのKeni Burke参加曲。意外な顔合わせですが、格好良いモダン・ブギーで盛り上げてくれます
https://www.youtube.com/watch?v=SAJ8SJs5dEA

「Round And Round」
オススメその3。Joey Negro & Sunburst Band等で知られる女性シンガーDiane Charlemagneをフィーチャー。アーバン・ダンサー感覚の疾走感が心地好い1曲。Diane Charlemagneの艶やかなヴォーカルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=x5JLz0C20xY

「Feels Good 2 Me」
オススメその4。Chaka Khanの妹である女性シンガーTaka Boomをフィーチャー。アッパーかつヴィヴィッドなブギー・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=J0DK2-qAn8k

「Staying Power」
Joey Negro & Sunburst BandのメンバーであるPete Simpsonの男性ヴォーカルをフィーチャー。ホーン・サウンドを効かせた80年代テイストのファンキー・サウンドで駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=IrpBc8_8c9w

「Superconductor」
タイトル曲は硬質なビートのインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=__l5cRpEnug

「The Run」
80年代エレクトリック・ファンク調のインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=ho-cTyebjyE

「Sustain」
Innerzone OrchestraJazzanovaの作品にも参加しているデトロイトのシンガー/ベーシストPaul Randolphをフィーチャー。セクシー&ソウルフルなPaul Randolphのヴォーカルが栄える官能的トラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=GZHu8GQMiEo

「Candy Coated Perfection」
オススメその5。カナダを拠点とする女性シンガーSacha Williamsonをフィーチャー。セクシー&メロディアスなダンサブル感がいいですね。

「Monolith」
インストではコレが一番好きです。軽やかに駆け抜けていく感じが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=0FcuYLtORao

「Just Feel The Music」
Taka Boomをフィーチャー。ヴォーカル入りの楽曲の中では一番の変化球ですね。その分、アルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PJoUMdWxZJo

「Spare Me The Details」
オススメその6。アメリカ人男性シンガーErik Dillardをフィーチャー。当ブログで紹介した作品でいえば、Richard Earnshaw『In Time』にも参加していました。Erik Dillardのソウルフル・ヴォーカルを活かしたアンダーグラウンド感のあるソウルフル・トラックに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ED9hHPwp5OM

『RF Presents Opolopo』(2007年)
RF プレゼンツ・オポロポ

『Voltage Controlled Feelings 』(2010年)
Opolopo - Voltage Controlled Feelings

『Mutants』(2011年) ※Remixアルバム
Opolopo - Mutants (Audio CD) Japanese import
posted by ez at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする