2015年06月15日

Lew Kirton『Just Arrived』

N.Y.とマイアミの香りがするメロウ・ソウル☆Lew Kirton『Just Arrived』
ジャスト・アライヴド
発表年:1980年
ez的ジャンル:男性メロウ・ソウル
気分は... :目立たなくとも着実に・・・

今回は80年代ソウル作品からLew Kirton『Just Arrived』(1980年)です。

Lew Kirtonは西インド諸島バルバドス出身のシンガー/ドラマー。

カナダに移住後、Sam & Daveのバンドのドラマーとして活動した後、ソウル・グループInvitationsに参加し、リード・ヴォーカルとして活躍しました。

Invitations脱退後、ソロとして活動するようになり、1978年にシングル「Heaven In The Afternoon」をリリース。さらにマイアミ・ソウルの名門レーベルAlstonから1stソロ・アルバム『Just Arrived』(1980年)をリリースします。

その後、2ndアルバム『Talk To Me』(1983年)をリリースした後、長いブランクがありましたが、2005年にアルバム『Forever』で復活しています。

1stソロ・アルバムとなる本作は『Just Arrived』(1980年)は、Lew Kirtonの声質を活かしたメロウ・バラードが魅力の1枚に仕上がっています。

プロデュースはClarence ReidFreddy Stonewall。Clarence Reid絡みということで、マイアミ・テイストのメロウ・ソウルを楽しめます。その一方で、ズバリ「NYC」という曲があるように、N.Y.のアーバン・テイストを感じる曲もあります。

ハイライトはアーバン・ダンサーなモダン・ソウル「Something Special」ですが、「NYC」「Time To Get With It」といったバラードにLew Kirtonというシンガーの魅力が詰まっている気がします。個人的にはレゲエ調の「Island Girl」もオススメです。

上記ジャケはオリジナルですが、僕が所有する2005年の再発CDはジャケが異なります。収録曲もシングル「Heaven In The Afternoon」等4曲が追加収録されています。

『Just Arrived』 ※2005年再発CD
Just Arrived

個人的にはシングル「Heaven In The Afternoon」が追加収録されている分、2005年再発CDの方が重宝する気がします。

Lew Kirtonの顔を見ると、レブロン・ジェームズを思い出してしまうのは僕だけでしょうか・・・

さり気ないですが、良質な男性メロウ・ソウル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Island Girl」
オススメその1。L. J. Kitts/Clarence Reid/Freddy Stonewall作。レゲエ調のメロウなアイランド・ソウル。バカンス・モードの開放的な雰囲気が心地好いですね。

「Why Should I Get Jelous?」
Clarence Reid/Joyce Straws作。しっとりとしたソウル・バラード。Lew Kirtonの声質の良さも手伝いジワジワと心に染み入ります。
https://www.youtube.com/watch?v=lOq6gJcY-Hg

「Love, Don't Want Your Love」
Clarence Reid/Joyce Straws作。80年代というより70年代風のサウンドですね。あまり僕好みではありません。

「NYC」
オススメその2。Clarence Reid作。しみじみと歌い上げるメロウ・バラード。ソウルフルですが熱くなりすぎずスマートなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=xFEmNBRNORU

「Something Special」
オススメその3。Clarence Reid作。本作のハイライト。アーバンな雰囲気で疾走するモダン・ソウル。エレガントなストリングスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=N-mfrlgvxyg

「Time To Get With It」
オススメその4。Clarence Reid作。「Something Special」に次ぐハイライトはコレなのでは?マイアミの香りが漂うセクシーなメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=dZ_FyTQc-68

「Love Secret Agent」
Clarence Reid作。ストリングスを配したダンサブルなサウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=kQTC0a30TQ8

「Let Me Up - Off My Knees」
Clarence Reid作。ラストはディープなソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZzQJ19j4_-4

前述のように、僕の保有するCDには「Do What You Want, Be Who You Are」「Come On With It」「Heaven In The Afternoon」「Heaven In The Afternoon (Instrumental)」という本作以前のシングルに収録されていた4曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

特に、人気シングル「Heaven In The Afternoon」の収録が嬉しいですね。Daryl Hall & John Oatesのカヴァー「Do What You Want, Be Who You Are」も嬉しいですね。

「Do What You Want, Be Who You Are」
Daryl Hall & John Oatesのカヴァー。ブルーアイド・ソウルな曲をディープなソウル・バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Rx-oYl3OSDQ

「Heaven In The Afternoon」
ヘブンリーな雰囲気が実に心地好い人気のモダン・ソウル。この曲も含めていいのであれば、やはり本曲がハイライトですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=QzU8SRYReiw

『Talk To Me』(1983年)
トーク・トゥ・ミー

『Forever』(2005年)
Forever
posted by ez at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする