2015年06月17日

Submerse『Stay Home』

UKアンビエント・ベース・ミュージック期待の若手の新作☆Submerse『Stay Home』
Stay Home
発表年:2015年
ez的ジャンル:UKアンビエント・ベース・ミュージック
気分は... :ゴール欠乏症・・・

昨晩、今朝と男女サッカーの代表戦は同じようなゴール欠乏症の試合が続き、疲れてしまいましたね。

当ブログでは毎週日曜に新作アルバムを紹介するのが恒例ですが、最近新作が溜まって今のままでは未紹介で終わる作品が出てきそうなので、しばらく週中にも新作を紹介したいと思います。

今回はUKアンビエント・ベース・ミュージック期待の若手Submerseの最新作『Stay Home』です。

SubmerseはUK出身のDJ/トラックメイカー。2014年にリリースした1stアルバム『Slow Waves』は、独自のアンビエント・ベース・ミュージックで各方面から高く評価されました。

そんな彼の最新作『Stay Home』は、昨年の来日時に渋谷の高層ビルから眺めた都市の呼吸をモチーフに製作された作品のようです。ベース・ミュージック、ヒップホップ、エレクトロニカ/アンビエントを彼独自の美学で再構築したアンビエント・ベース・ミュージックは、都市の喧騒という「動」と、ゆっくりと陽が沈み夜へとと変わる景色の「静」が同居しており、まさに都会のサウンドスケープといった感じです。

全9曲で30分にも満たない構成は、アルバムというよりミニ・アルバム的な尺ですが、こういったサウンドをアルバム通して聴くにはちょうどいい尺にも思えます。

聴く者にベース・ミュージックの刺激と、アンビエントな癒しを与えてくれる美麗な1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Trip」
ざらついたノイズと性急なビートは、休むことのない年の喧騒といった感じですね。そんなビートを柔らかく包み込むような美麗なエレクトロニカの音色の質感が実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=CmZz3L6WfAI

「Take It Slow」
ジャジー・メロウHip-Hop好きの人とかも気に入りそうなビューティフル・トラック。都会のオアシスのような癒しがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=WC9I54QpZ8s

「Gloom」
ビートミュージック的なミニマル感とアンビエントな感覚が調和したトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=sVRL4e_Wm9s

「Thinking About You」
ノイズ混じりのまったりとしたメロウ・サウンドがホッと一息つけるようでいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hn_f0vUSaAA

「Bokeh」
都会の息づかいを感じる美麗トラック。終盤に新幹線の車内アナウンスが入っているのが印象的です。

「Whyarntyou」
僕の一番好きなトラック。都会の「動」と「静」のコントラストをうまく表現した彼の美学が伝わってくるトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=37cKU0Eb1K0

「Blueprints」
ジャジー・メロウHip-Hop的なトラック。1人でグラス片手に自分だけの時間を楽しみながら聴きたいトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=AKsJ3d144qE

「Team Scare」
まさにアンビエント・ベース・ミュージックといった仕上がりです。このまったりとした刺激がたまりません。

「Lites Out」
ラストはソウル・テイストのHip-Hop的トラックで締め括ってくれます。

『Slow Waves』(2014年)
Slow Waves
posted by ez at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする