2015年07月25日

Soul Liberation『Who Are You』

ゴスペル・バンドによる至極のモダン・ソウル作品☆Soul Liberation『Who Are You』
Who Are You
発表年:1982年
ez的ジャンル:ゴスペル・バンド系モダン・ソウル
気分は... :Who Are You ?

今回は全米中をツアーしたゴスペル・バンドがテキサスのマイナー・レーベルからリリースした1枚、Soul Liberation『Who Are You』(1982年)です。

レア・グルーヴ人気作としてもお馴染みですね。

Soul Liberationは、N.Y.の福音派説教師がアメリカ中を伝導して廻るために結成されたゴスペル・バンド。1974年には1stアルバム『Soul Liberation』をリリースしています。同時に1973年から約20年間全米中をツアーで廻りました。

そんな中、1982年にテキサスのマイナー・レーベルからリリースされた2ndアルバムが本作『Who Are You』(1982年)です。

本作におけるメンバーは、Jimmy Miller(g、b)、Ronald Coultman (ds、per)、Paul Greenidge(p、syn)、Bernard Lawson(vo)、Charles McCampbell(vo)、Teresa Miller(vo)、Grace Greenridge(vo)、Deborah McCampell(vo)、Delores Morehead(vo)という編成です。

ゴスペル・グループということをあまり意識せずに素敵なモダン・ソウル作品として楽しめるはずです。

モダン・ソウル人気曲「Touch Me Again」をはじめ、「Heavenly Places」「It Won't Go Away」「Nothing But The Love Of God」あたりが僕のお気に入りです。

Chaka Khan『What Cha Gonna Do For Me』好きの方は、とりあえず「Touch Me Again」を聴いてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Put On The Whole Armor」
メロウなソウル・サウンドと男女リードによるバラードでアルバムは幕を開けます。。
https://www.youtube.com/watch?v=41XAIhFtx1I

「Heavenly Places」
オススメその1。正に天国のような心地好さのあるメロウ・グルーヴ。Teresa Millerの女性リード・ヴォーカルが躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=SjJXPCTm6xI

「Blessed」
ゴスペル・グループらしい感動バラード。Teresa Millerの素晴らしいリードを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=4gzfIIsIr-Q

「Send Me」
アッパー・グルーヴで疾走します。少しサウンドとヴォーカルが馴染んでいない感はありますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=XjnoBe_sVzc

「It Won't Go Away」
オススメその2。素敵なメロディと爽快サウンドにグッとくるメロウ・チューン。とても夏向けな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=J9s7FpnN1U8

「Who Are You」
タイトル曲も素敵なミディアム・バラードです。若干サウンドに難ありですが、曲の良さ、素晴らしいヴォーカルがそれを補ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=niGL9LLUZ3c

「Nothing But The Love Of God」
オススメその3。女性ヴォーカル陣をフィーチャーした透明感に溢れたビューティフルな仕上り。この透明感はSheree Brownあたりと一緒に聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=9lUEbdsve4Q

「Touch Me Again」
オススメその4。本作のハイライトとなるモダン・ソウル人気曲。Chaka Khan『What Cha Gonna Do For Me』ライクなメロウ・グルーヴは実に心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bmjNbBmfJRs

「Father, We Praise You」
ラストはゴスペル・グループらしい素敵なコーラス・ワークを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=83BxT7Tt0Qw

昨晩は鰻丼+鰻サラダの鰻づくしで土用の丑らしい夕食でスタミナをつけました。
今日も昼から鰻かな(笑)
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2015年07月24日

Quinteto Ternura『Quinteto Ternura』

Trio Ternuraからパワーアップしたブラジリアン・ヤングソウル☆Quinteto Ternura『Quinteto Ternura』
キンテート・テルヌーラ
発表年:1974年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ソフトロック/ヤングソウル系男女コーラス
気分は... :パワーアップ!

今回はブラジルの男女コーラス・グループQuinteto Ternura『Quinteto Ternura』(1974年)です。

Quinteto Ternuraは、1960年代後半からTrio Ternuraとして活動していたJurema Lourenco da SilvaRobson Lourenco da SilvaJussara Lourenco da Silvaの3人に、LeoJose Robertoが加わった男性3名女性2名のコーラス・グループ。

Trio Ternura時代には『Trio Ternura』(1968年)、『Trio Ternura』(1971年)等のアルバムをリリースしています。特に後者は本作と並び再評価の高い1枚ですね。僕もCDを保有しており、愛聴しています。

Trio TernuraをパワーアップさせたのがQuinteto Ternuraという流れになると思いますが、確かに本作『Quinteto Ternura』(1974年)は、『Trio Ternura』(1971年)からの進化が窺える1枚に仕上がっています。

アルバムにはAlex Malheiros(b)、Mamao(Ivan Conti)(ds)といったAzymuthのメンバーや、Luiz ClaudioA Brazuca)(g)、()、ChacalSergio Mendes & the New Brasil '77)(per)、Chico BateraSergio Mendes & Brasil '65)(per)といった名うてのブラジル人ミュージシャンが参加しています。また、3曲で男性コーラス・デュオBurnier & Cartier(Octavio Burnier、Claudio Cartier)がフィーチャーされています。

アレンジはLaercio De FreitasAlberto ArantesArthur VerocaiHugo Bellardの4名が務め、各人がいい仕事ぶりで本作に貢献しています。

これほどフリーソウル的なブラジル作品には滅多に出会えないかもしれませんね。その意味では実にヤングソウル/ソフトロック的な仕上りです。同時に、フリーソウルらしいメロウ・サウンドに魅了される1枚でもあります。

特にArthur Verocaiがアレンジを手掛けた「Baby」Caetano Veloso作の名曲カヴァー)、「Consgui Concluir」の2曲は本作のハイライトと呼べるでしょう。

それ以外にも「Leao De Bronze」「Eu Preciso Te Encontrar」「Come To Me Together」「Logo Cedo」など良い曲が揃っています。

ブラジル音楽好き以外に、フリーソウル好き、ソフトロック好きの人も要チェックの1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Quando Gosta E Pra Valer」
Cassiano/Paulinho Motoka作。壮大なオーケストレーションをバックに、憂いを帯びた男性リード・ヴォーカルと美しいコーラス隊が印象的です。 ただし、僕には少し仰々しく感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=HLlzMtvVzEE

「O Amigo」
Beto Quartin/Sergio Bittencourt作。男臭く熱唱するブラジリアン・ソウル。

「Leao De Bronze」
オススメその1。Luiz Bandeira作。爽快メロウなグルーヴ感が心地好いブラジリアン・ソフトロック。華やかでカラフルな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JpPP2DcF4V0

「Baby」
オススメその2。Caetano Veloso作。Gal Costaヴァージョンでお馴染みの名曲。当ブログではトロピカリズモ名盤『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』収録のGal & CaetanoヴァージョンやOs Mutantesヴァージョン、Bebel Gilbertoも紹介済みです。本作においてもこの名曲カヴァーはハイライトです。この名曲の新たな魅力を伝えてくれる好カヴァーだと思います。キュートな女性コーラスとエレピのメロウな響きがたまりません。この至極のメロウネスはアレンジを担当したArthur Verocaiの手腕かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=K5MOAiA11eQ

「Consgui Concluir」
オススメその3。Paulo Cesar Barros/Prentice Neto作。「Baby」と並ぶ本作ハイライト。「Tighten Up」のメロウ・ヴァージョンといった雰囲気でメロウに疾走します。この曲のアレンジもArthur Verocai。やはり、この人の職人技はスゴイですな。
https://www.youtube.com/watch?v=5f_dd-x9SvA

「Ele E Ela」
Ivan Wrigg/Octavio Burnier作。Burnier & Cartier参加曲の1曲目。涼しげなアコギ音色が心地好いフォーキー・グルーヴ。

「Eu Preciso Te Encontrar」
オススメその4。Hugo Bellard作。爽快ポップなブラジリアン・ソフトロック。素敵なメロディを透明感のあるヴォーカルで歌い上げるビューティフルな仕上り。
https://www.youtube.com/watch?v=oGauyifWWeA

「Velha Amizade」
Fabio/Paulo Imperial作。ジェントルな雰囲気が漂うメロウ・バラード。エレガントなアレンジもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZjENQ2hnKLQ

「Come To Me Together」
オススメその5。Athayde/Octavio Burnier作。Burnier & Cartier参加曲の2曲目。フリーソウル好きの人が気に入りそうなアコースティック・メロウ。Alzo & Udineあたりと一緒に聴いても合うかも?

「Chegando」
Paulo Brito作。男女デュエットによるメロウ・チューン。ここでもArthur Verocaiによる素晴らしいアレンジが際立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pw6l1nhEzFE

「Logo Cedo」
オススメその6。Octavio Burnier作。Burnier & Cartier参加曲の3曲目。開放的なファンキー・メロウ・サウンドが実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=bJR5G0BoSpQ

「Falsos Caprichos」
Betto Scalla/Sao Betto作。ラストはヤングソウルな雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=iTR6uy520oU

『Trio Ternura』(1971年)もそのうち取り上げたいと思います。
posted by ez at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月23日

Povo『We Are Povo』

マルチ・リード奏者とDJによるクラブジャズ・ユニット☆Povo『We Are Povo』
we are povo
発表年:2005年
ez的ジャンル:デンマーク産クラブジャズ
気分は... :宇宙の力・・・

今回はデンマークのクラブジャズ・ユニットPovo『We Are Povo』(2005年)です。

Povoはマルチ・リード奏者Lars VissingとDJのAnders Andreasenがコペンハーゲンで結成したクラブジャズ・ユニット。

2002年に本作収録の「Good & Bad」「Uam Uam」も収録した3曲入りEPでデビュー。そして2005年にスウェーデン、ストックホルムのダンス・レーベルRaw Fusionからリリースした1stアルバムが『We Are Povo』(2005年)です。

Raw Fusionからのリリースということで、ダンス・モード全開のニュー・ジャズ/クラブジャズをイメージしてしまいますが、オーソドックスなヨーロピアン・ジャズ的な演奏も多く、想像以上に落ち着いた印象を受けるかもしれません。

レコーディングにはLars Vissing(brass)、Heine Hansen(p)、Bastian Sjelberg(b)、Lennart Ginman(b)、Ed Thigpen(ds)、Mikkel Hess(ds)、Frands Rifbjerg(ds)、Peter Fuglsang(Clarinet)等が参加しています。メンバーのうち、Anders AndreasenはDJ的なセンスを活かし、曲作りや音作りの方向決めというかたちで関与しているようです。

さらにTrine-Lise VaeringMark LinnKatrine MadsenEd Jonesといったヴォーカリストが参加しています。

僕が保有するのはボーナス・トラック3曲が追加収録された国内盤です。本作に関しては、ボーナス・トラック3曲が本編以上のハイライトとなるので、購入するのであれば絶対国内盤をオススメします。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
Heine Hansenのピアノによるアルバムのイントロ。

「Million Ways」
Trine-Lise Vaeringのヴォーカルをフィーチャー。ミステリアスな妖艶さにグッときます。秘密の館へようこそ・・・って雰囲気かな(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=FasjO5F3edk

「We Are Povo」
Nu Jazzモードのジャズ・ダンス。ただし、Lars Vissingのリードも含めて落ち着きのあるジャズ・ダンスって感じがこのユニットの特徴かも?
https://www.youtube.com/watch?v=polI5ZlzzRQ

「Eyes Closed」
Trine-Lise Vaeringのヴォーカルをフィーチャー。Vaeringのハスキー・ヴォーカルがいい雰囲気を醸し出す哀愁バラード。Peter Fuglsangのバス・クラリネットがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=EiCVWU0vlTg

「Good & Bad」
少しフューチャリスティック感のあるラウンジ・チューン。Ed Thigpenのスピークがラウンジ感を高めてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6LETYlSGB30

「Too Right To Be Wrong」
Mark Linnのヴォーカルをフィーチャー。少し地味めですが、緩急でアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=wvagCzqiUlU

「Interlude」
Heine Hansenのピアノによるインタールード。

「Perfect Day」
Lou Reedの名曲をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した名作『Transformer』(1972年)に収録されています。Duran Duranがカヴァーしたり、映画『Trainspotting』(1996年)のサントラにも収録されていました。ここではTrine-Lise Vaeringのヴォーカルをフィーチャーし、バラード仕立てで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NmXHR8OflO8

「Ed The Bull」
メンバーのオリジナルですが、まるでスタンダードを演奏しているかのようです。この余裕がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TsvSjxEIibk

「Hot Lips」
Mark Linnのヴォーカルをフィーチャー。パーカッシヴに疾走します。ヒップな感覚にグッときます。「Too Right To Be Wrong」以上にMark Linnの魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=TwFmNYofYN8

「Be Da Bau」
クラブジャズらしいダンサブルな演奏が楽しめます。このあたりはAnders AndreasenのDJ的センスでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=NhMKn9Qyl6A

「Uam Uam」
Art Farmer/Quincy Jones作の「Mau Mau」をカヴァー。Nu Jazzのコンピ・アルバムにも収録されたダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=XvqgU7GSwV8

「You Are!」
デンマークのベテラン・シンガーKatrine Madsenをフィーチャー。しっとりとした大人のバラードで本編を締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gA-nf9j5u00

国内盤には以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。この3曲でさらに本作の価値がアップしていると思います。特に「You Are! (Nicola Conte New Samba RMX)」「East On West」の2曲は本編以上の注目曲かも?

「You Are! (Nicola Conte New Samba RMX)」
「You Are!」のNicola Conteによるリミックス。さらにバックをPietro Lussu(p、el-p)、Pietro Ciancaglini(b)、Lorenzo Tucci(ds)というイタリアの実力派トリオLTCのメンバーが務めています。Nicola Conteらしいフロア仕様のボッサなクラブジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=JMoL0M6JYoE

「Senior Blues」
Horace Silver作品をカヴァー。Ed Jonesのヴォーカルをフィーチャーした少しビターな仕上り。シブくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9ImaKLfj_HE

「East On West」
ある意味で本作のキラー・チューンはコレかもしれませんね。著名DJたちが大絶賛したダンシング・ジャズ!Ed Jonesのヴォーカルをフィーチャーし、Nu Jazzらしいスピード感で一気に駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=EQArcuHL3qw

グループは2010年に2ndアルバム『The Yellow Of The Sun In You』(2010年)をリリースしています。

『The Yellow Of The Sun In You』(2010年)
Yellow of the Sun in You
posted by ez at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

Hil St. Soul『Soul Organic』

今聴いてもフレッシュなUKソウル・ユニットの1st☆Hil St. Soul『Soul Organic』
ソウル・オーガニック
発表年:1999年
ez的ジャンル:レイドバック・アーバン・サウンド系UKソウル
気分は... :痒い所に手が届く・・・

今回はUKのソウル・ユニットHil St. Soulの1stアルバム『Soul Organic』(1999年)です。

ザンビア出身ロンドン育ちの女性シンガーHilary MwelwaとUK Hip-Hopの大物Blak Twangとも活動していたプロデューサーVictor Redwood-Sawyer(VRS)の2人によるUKソウル・ユニットHil St. Soulの紹介は、2nd『Copasetik And Cool』(2002年)、『Black Rose』(2008年)に続き3回目となります。

1stアルバムとなる『Soul Organic』(1999年)には、「Strictly A Vibe Thang」をはじめ、このユニットを代表する人気曲が多数収録されています。

本人たちは自分達の音を"レイドバックなアーバン・サウンド"と呼んでいたようですが、自然体な部分と90年代ヒップホップ・ソウル的なエッセンスを巧みの融合させている感じがいいですね。特にレア・グルーヴ好きの心をくすぐるような曲が多いのにグッときます。

そんなサウンドをさらに際立たせるのが、豊かな表現力のHilary Mwelwaのヴォーカルです。彼女のヴォーカルには生命力がありますよね。

とりあえず「Strictly A Vibe Thang (VRS Mix)」「Feel Good Factor」「There For Me (VRS Mix)」「For Your Love」あたりを聴けば、本作の良さがわかると思います。

全曲紹介しときやす。

「Strictly A Vibe Thang (VRS Mix)」
オススメその1。デビュー・シングルにもなったオープニング。Sylvia Striplin「You Can't Turn Me Away」ネタのキャッチーなグルーヴとMwelwaのヴィヴィッドなヴォーカルに魅了されます。ヴォコーダー使いも僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=CaSUn4TGmJ8

「Nostalgia」
バック・コーラスも含めてMwelwaのヴォーカルの魅力を実感できる1曲。レイドバックなアーバン・サウンドも心地好い!

「Just A Matter Of Time」
オススメその2。VRSのトラック作りの巧さを感じる1曲。クールなグルーヴ感がUKソウルらしくて大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=Vyd2YI7mZTw

「Feel Good Factor」
オススメその3。「Strictly A Vibe Thang」と並んで人気がある曲なのでは?Ahmad Jamal「The Awakening」ネタのループが心地好いメロウ・グルーヴはモロに僕好み!Mwelwaの歌い回しの巧さにも惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Tp_KT_drTaI

「Concrete Jungle」
音楽業界で生き残っていく難しさを歌った曲。とても切実な思いが伝わってくるオーガニック・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=izYoBLUbXho

「Props」
ベースラインとVRSによるヴァイヴの音色が印象的な曲。少ない音を逆手にとっている感じがいいですね。

「Free Spirit」
Mwelwaのソウルフル・ヴォーカルを前面に出したレイドバック感覚のミディアム。

「There For Me (VRS Mix)」
オススメその4。VRSのサウンド・センスの良さを感じるミディアム・グルーヴ。そんなサウンドにMwelwaのヴィヴィッド・ヴォーカルが加われば良くないわけないでしょ!
https://www.youtube.com/watch?v=e1WvvXDMIBY

「Until You Come Back To Me」
オススメその5。Clarence Paul/Morris Broadnax/Stevie Wonder作。Aretha Franklinのヒットで知られる曲のカヴァー。レイドバック感覚を取り入れながら、レトロ臭さを感じないのがこのユニットの魅力ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Mb1NSiRHRi4

「For Your Love」
オススメその6。どこかで聴いたことがあるようなベースライン(笑)が印象的です。キャッチーなグルーヴ感覚は今聴いてもかなりグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=89oVCDP0fXU

「Together」
このユニットらしいレイドバックなアーバン・サウンドを楽しめます。自然体なMwelwaのヴォーカルがいいですね。

「Paradise」
オススメその7。少しミステリアスなレア・グルーヴ感覚のサウンドは僕好み。そんなサウンドに負けていないMwelwaの魅惑のヴォーカルもサイコーです。まさにパラダイス!
https://www.youtube.com/watch?v=6PCgFlghWKI

「Higher Ground」
本編のラストはVRSらしいグルーヴとMwelwaの表現豊かなヴォーカルを堪能できる、このユニットらしいR&Bグルーヴで締め括ってくれます。

国内盤にはボーナス・トラックとして、「Down To Business」「There For Me (Cyber Mix)」「Strictly A Vibe Thang (Orginal Mix)」の3曲が追加収録されています。

『Copasetik And Cool』(2002年)
Copasetik & Cool

『Soulidified』(2006年)
Soulidified

『Black Rose』(2008年)
Black Rose
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2015年07月21日

Michael Henderson『In The Night-Time』

セクシー&メロウなアーバン・ソウル作品☆Michael Henderson『In The Night-Time』
In the Night-Time
発表年:1978年
ez的ジャンル:べーシスト&シンガー系ソウル/ファンク
気分は... :胸元全開!

今回はべーシスト/シンガーで活躍したMichael HendersonBuddah Recordsから1978年にリリースした『In The Night-Time』(1978年)です。

Miles Davisグループでの活動でも知られるべーシスト/シンガーの紹介は、『Wide Receiver』(1980年)です。

それまでジャズ・ベーシストとして活躍していたMichael Hendersonが"ソウル・シンガー"としても注目されるようになったのは、Buddah Recordsでソロ活動をスタートさせてからであり、そのきっかけを作ったのは同じBuddahに所属していたNorman Connorsです。

Hendersonのヴォーカリストとしての才能を早くに見抜いたConnorsは『Saturday Night Special』(1975年)、『You Are My Starship』(1976年)といった自身のアルバムでHendersonのヴォーカルを積極的にフィーチャーし、成功を収めます。さらにはHendersonのBuddahとの契約を仲介しました。

本作『In The Night-Time』(1978年)は、『Solid』(1976年)、『Goin Places』(1977年)に続く3枚目のソロ・アルバムとなります。Henderson自身がプロデュースし、シグマ・スタジオでレコーディングされました。

レコーディングにはMichael Henderson(vo、b、g、key)、Ray Parker, Jr.(g)、Randall Jacobs(g)、Herman Curry Jr.(b)、Jerry Jones(ds)、Keith Benson(ds、per)、Mark Johnson(key)、Rod Lumpkin(key)、Lorenzo "Bag Of Tricks" Brown(per)、Cheryl Norton(vo)、Rena Scott(vo)、Barbara Ingram(vo)、Yvette Benton(vo)、Paula Benson(vo)等が参加しています。

アルバム全体に漂うアーバン・メロウな雰囲気とHendersonのセクシー・ヴォーカルに魅了される1枚です。

シングルになった「Take Me I'm Yours」をはじめ、「In the Night-Time」「Whisper In My Ear」「One To One」あたりが聴き所だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Take Me I'm Yours」
Michael Henderson作。シングル・リリースされ、R&Bチャート第3位となったヒット曲。Rena Scottとの男女デュエットによるメロウ&セクシーなミディアム・チューン。Hendersonのヴォーカリストとしての魅力を実感できるはずです。L.E.G.A.C.Y.「Son of Sam」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=aLVgTtHYBQg

「We Can Go On」
Michael Henderson作。しっとりとしたラブ・バラードでセクシーなソウル・ヴォーカリストとしての魅力をしっかりアピールしています。
https://www.youtube.com/watch?v=MY9RiIyxIew

「Happy」
Michael Henderson作。ベーシストMichael Hendersonの魅力に触れることができるインスト中心のファンク・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=utP8nJl0rdc

「In the Night-Time」
Michael Henderson/Sylvester Rivers作。タイトル曲は摩天楼がイメージされるアーバン・ナイトなメロウ・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=SnCATvtoQCU

「Whisper In My Ear」
Jerry Jones作。アーバン・メロウなミディアム・グルーヴ。Hendersonのヴォーカルのセクシーな魅力を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=7nv7VIzzG3o

「Am I Special」
Michael Henderson/Rudy Robinson作。ロマンティックなサックス・ソロと共に始まるセクシー・ラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=r3U2TQ2_7wY

「Yours Truly, Indiscreetly」
Lamont Johnson/Randall Jacobs作。少しユルいグルーヴにグッとくるミディアム・ファンク。軽くP-Funk的なエッセンスも入っているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7mBPESwZNP0

「One To One」
Herman Curry, Jr.作。Marvin Gaye的なセクシーさを感じる魅惑のモダン・ソウルで締め括ってくれます。

『Solid』(1976年)
Solid

『Goin Places』(1977年)
Goin Places - Expanded Edition by Funky Town Grooves 【並行輸入品】

『Do It All』(1979年)
Do It All by Funky Town Grooves 【並行輸入品】

『Wide Receiver』(1980年)
Wide Receiver by Funky Town Grooves 【並行輸入品】

『Slingshot』(1981年)
SLINGSHOT

『Fickle』(1983年)
Fickle
posted by ez at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする