2015年08月19日

Eldissa『What A Difference...』

ディスコ・ヒットのボサノヴァ・カヴァー集☆Eldissa『What A Difference...』
ステイン・アライヴ~ボサノバ・スタイル・オブ・ディスコ・クラシックス
発表年:2005年
ez的ジャンル:ディスコ・クラシック・カヴァー系ボサノヴァ
気分は... :勝手に自主休暇・・・

今日は自主休暇モード!
日中は何もせずにのんびり過ごし、夜は外でプチ贅沢なディナーって感じでしょうか。

ブログも手抜きエントリーでご勘弁を!
ということで、ディスコ・ヒットのボサノヴァ・カヴァー集☆Eldissa『What A Difference...』(2005年)です。

EldissaはUKのプロデューサーRio(Adrien Zerbini)、ブラジル人ギタリストEcio Parreiraらによるボサノヴァ/ラウンジ・ユニット。

そんな彼らがChloe LevyDe L'AmourMarci Wilkinsonという3名の女性ヴォーカリストを従えてレコーディングし、パリの人気レーベルLe Maquisからリリースしたアルバムが本作『What A Difference...』(2005年)です。

何曲かオリジナル曲もありますが、基本的には往年のディスコ・ヒットを中心とした有名曲のボサノヴァ・カヴァー集です。Bee Geesのダンス・クラシック「Stayin' Alive」のカヴァーは、日産モコのCMにも使われました。

お馴染みの曲が多いので、あまり余計なことを考えずBGMとして流すのにピッタリな1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。
※今日は手抜きエントリーなので、オリジナル・アーティスト等の紹介のみです。

「Stayin' Alive」
Bee Geesの大ヒット曲をカヴァー。前述のように本カヴァーは日産モコのCMにも使用されました。
https://www.youtube.com/watch?v=wTUJsl8FLEA

「Fame」
Irene Caraによる映画『Fame』の主題歌をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=SoM30Sop6Tc

「Gimme! Gimme! Gimme!」
ABBAの大ヒット曲をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=oy4Mr46K5eU

「Ring My Bell」
Anita Wardによるディスコ・ヒットをカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=bnmO9pTz9dk

「Funkytown」
Lipps Inc.による大ヒット・ダンス・チューンをカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=241vQlDwNjw

「That Night」
TV/映画音楽の巨匠Lalo Schifrinが手掛けた映画『The Fox』(1967年)挿入歌をカヴァー。

「Can't Take My Eyes Off You」
Boys Town Gangのお馴染みのヒット曲「君の瞳に恋してる」をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=5brKzoRdgdY

「Cherish You」
オリジナル曲。

「Rock With You」
Michael Jacksonの説明不要のヒット曲をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=ln0PhO_cPTY

「Could It Be Magic」
Barry Manilow作。Donna Summerによるダンス・ヒットで知られる楽曲をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=Ch41nheZPO4

「Dream」
オリジナル曲。

「Fantasy」
Earth,Wind & Fireのお馴染みのヒット曲をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=p1UQgpO-fco

「Go West」
Village Peopleの大ヒット曲をカヴァー。Pet Shop Boysのヴァージョンも有名ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nstHEXSB5fQ

「What A Difference A Day Made」
Maria Grever作のスタンダード曲をカヴァー。本カヴァーはEsther Philipsのダンス・ヴァージョンを意識したもののようです。

「Sunshine」
オリジナル曲。

今日は何もしませ〜ん!
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2015年08月18日

The Beginning Of The End『Beginning of the End』

Teddy Randazzoプロデュース!超絶ファンキー・グルーヴ作品☆The Beginning Of The End『Beginning of the End 』
ザ・ビギニング・オブ・ジ・エンド
発表年:1976年
ez的ジャンル:カリビアン系マイアミ産ファンキー・グルーヴ
気分は... :オコエ、清宮、小笠原・・・

僕はあまり高校野球に興味がない人なのですが、今年はついついTV観戦してしまいます。特に昨日の準々決勝は面白い試合が続きましたね。注目の選手たちが、その期待に応える活躍をし、しかもチーム自体も勝ち上がるというのは野球マンガのようなシナリオで出来すぎですね。劇的な本塁打が多いのも観る者を惹きつけるのかもしれませんね。

今回はバハマ出身のファンキー・グループThe Beginning Of The Endの2ndアルバム『Beginning of the End』(1976年)です。

1969年にバハマのナッソーでRaphael "Ray" Munnings(vo、org)、Liroy "Roy" Munnings(g)、Frank "Bud" Munnings(ds)というMunnings3兄弟とFred Henfield(b)の4名により結成されたグループThe Beginning Of The Endの紹介は、1stアルバム『Funky Nassau』(1971年)に続き2回目です。

1stアルバム『Funky Nassau』(1971年)、2ndとなる本作『Beginning of the End』(1976年)ともに『Rare Groove A to Z』にも掲載されているレア・グルーヴ人気盤です。

レア・グルーヴ・クラシック/Hip-Hopアンセムとしてお馴染みの「Funky Nassau」が収録された1st『Funky Nassau』(1971年)が有名ですが、名コンポーザー/アレンジャー/プロデューサーTeddy Randazzoが手掛けた本作『Beginning of the End』(1976年)もレア・グルーヴ名盤に相応しい内容の1枚です。

『Funky Nassau』と同じくマイアミ・ソウルを代表するTKレーベル傘下のAlston Recordsからのリリースです。

「Super Woman」「Jump In The Water」といった超絶ファンキー・グルーヴをはじめ、このグループらしいカリビアン・テイストのメロウ・ソウル「Jamaica」、Teddy Randazzoのアレンジが冴える「That's What I Get」、さり気ないメロウネスが魅力の「Bluestrain」などアルバム全体を通して充実した内容です。

ぜひ『Funky Nassau』(1971年)とセットで揃えて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Super Woman」
Iran Koster/Roger Joyce/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。本作のハイライトと呼べるファンキー・グルーヴ。Teddy Randazzo起用の効果が大きく表れた格好良すぎるサウンドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=zOxiXbEHenI

「Trip To Nowhere」
Clarence Collins/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。ビター・スウィートな雰囲気にグッとくる1曲。軽くパーカッシヴな感じも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=LKsRFX69Th4

「Jamaica」
Arthur Resnick/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。このグループらしいカリビアン・テイストを満喫できるメロウ・ソウル。スティール・パンの音色が心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PxBofiAzduA

「I've Got The News」
Raphael "Ray" Munning作。ブラック・ムーヴィー・サントラ調のスリリングな格好良さにグッとくるグルーヴィーな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=vgVo7dLaPs8

「Falling Apart At The Seams」
Souren Mozian/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。キャッチーな魅力を持つメロディアスなポップ・グルーヴ。

「That's What I Get」
Roger Joyce/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。グルーヴィーなリズムとホーン・セクションが印象的です。メリハリのつけ方の巧さは。さすがTeddy Randazzoですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wM5QDzJKo28

「Bluestrain」
Souren Mozian/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。落ち着いた趣のあるサンセット・モードのメロウ・チューン。さり気なさが逆にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fuUzt-s8u6Q

「Jump In The Water」
Frank "Bud" Munnings/Teddy Randazzo作。「Super Woman」と並ぶハイライト。圧倒的な躍動感で疾走するファスト・ファンクはテンション上がること間違いなし。パーカッション・ブレイクにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=efxj4n-OA2o

「Bahamian Boogie」
Rudolph Pinder/Raphael Munnings/Liroy Munnings/Frank Munnings/Peter Humes作。ラストはこのグループらしいカリビアン・フレイヴァーをうまく取り入れたファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Siy_b8oE-Xw

『Funky Nassau』(1971年)
ファンキー・ナッソウ
posted by ez at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月17日

Paprika Soul『Paprika Soul』

「He Loves You」、「Skindo Le Le」の好カヴァー収録☆Paprika Soul『Paprika Soul』
PAPRIKA SOUL
発表年:1999年
ez的ジャンル:UKクラブジャズ
気分は... :お盆気分が抜けない月曜には・・・

今日は夏に相応しいバカンス・モードのライト・ブリージンなアルバムPaprika Soul『Paprika Soul』(2002年)です。

まだお盆気分が抜けない月曜には、こんなアルバムがフィットするのでは?

マンチェスター出身のソウル/ジャズのDJであるAlan Barnesとキーボード奏者/エンジニアAndy Spillerの2人によるUKクラブジャズ・ユニットPaprika Soulの紹介は、2ndアルバム『Into The Light』(2002年)に続き2回目となります。

2ndアルバム『Into The Light』と同じく、本作もレア・グルーヴ系名曲のUKクラブジャズ的な手法によるカヴァーが魅力の1枚に仕上がっています。

本作ではSeawind「He Loves You」Viva BrasilAlive!「Skindo Le Le」Gene Ammons「Jungle Strut」Quartette Tres Bien「Boss Tres Bien」El Coco「Lets Get It Together」O'Donel Levy「Bad, Bad Simba」Lowrell「Mellow Mellow (Right On) 」といった名曲をカヴァーしています。

目立つのはヴォーカル入りカヴァーの「He Loves You」「Skindo Le Le」の2曲ですが、それ以外のカヴァーも格好良いクラブジャズ/ジャズ・ファンクに仕上がっています。また、オリジナル曲もDJ的なセンスに溢れた格好良いサウンドで楽しませてくれます。

なお2001年の再発版はジャケが異なるのでご注意を!

『Paprika Soul』 ※2001年の再発版
Paprika Soul

全曲紹介しときやす。

「He Loves You」
フリーソウル好きにはお馴染み、Seawindのメロウ・クラシックをカヴァー(Bob Wilson作)。Sarah Newellの女性ヴォーカルをフィーチャーし、オリジナルの雰囲気を受け継ぐ夏モードのメロウ・グルーヴに仕上がっています。Herve Gamilanのサックス・ソロもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=GG-KWLYh2vY

「Lets Get It Together」
ディスコ・ユニットEl Cocoのディスコ・ヒットをカヴァー(Merria Ross)。ちょうど本曲を含むEl Cocoのオリジナル・アルバムを紹介しようかな、と思っていたタイミングだったので、僕の中ではタイムリーな1曲として今回聴き直していました。オリジナルをより洗練させて、バカンス・モードにしたような仕上がりです。

「Rio Dawn」
Allan Curtis Barnes/Andres Spiller作。ボッサ/ラテン・モードのダンサブルなオリジナル。ヴォーカルがない分、Herve Gamilanのサックスがリードします。

「Bad, Bad Simba」
Groove Merchantレーベルを代表するジャズ・ギタリストO'Donel Levyのグルーヴィーなソウル・ジャズ曲をカヴァー(Manny Albam作)。Malcolm Macfarleneのギターを中心に、UKクラブジャズらしい格好良いグルーヴィー・ジャズ・カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PO-aAHK4iQM

「Skindo Le Le」
Viva Brasilのオリジナル、Alive!のカヴァーでお馴染みのレア・グルーヴ人気曲をカヴァー(Claudio Amaral/Jay Wagner作)。当ブログでは上記2ヴァージョンに加え、スウェーデン出身のジャズ・ユニットA Bossa Eletricaのカヴァーも紹介済みです。Christine Glenの女性ヴォーカルをフィーチャーした本ヴァージョンも、前述の3ヴァージョンに迫る魅力を持ったブラジリアン・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=HFQaFLHkQhk

「Burn It Up」
Alan Barnes/Malcolm MacFarlane/Andres Spiller作。切れ味のあるインスト。UKクラブジャズらしい格好良さを楽しめます。

「Each and Every Day」
Alan Barnes/Andres Spiller作。Sarah Newellの女性ヴォーカルをフィーチャーしたクラブ仕様のハウス・チューン。オリジナルの中では一番キャッチーなのでは?

「Jungle Strut」
Santanaヴァージョンでも知られるジャズ・サックス奏者Gene Ammonsの作品をカヴァー。グルーヴィーな疾走感という点ではアルバム随一です。グルーヴィーなUKジャズ・ファンク好きな人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=akuvPGw8F-E

「Ocean Dance」
Alan Barnes/Andres Spiller作。ドラムンベース調のクロスオーヴァー・サウンドが魅力の1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=c2RapNYC13A

「Boss Tres Bien」
Jeter Thompson作。ラテン・ジャズ・ユニットQuartette Tres Bienのカヴァー。Quartette Tres Bienについても近々彼らのアルバム『In Motion』(1967年)を紹介しようと思っていたところです。初期Nicola Conteが好きな人であれば気に入るであろうボッサなニュー・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=LbBH_NJlkPc

「Mellow Mellow (Right On) 」
ラストはLowrell(Lowrell Simon)のメロウ・グルーヴ・クラシックをカヴァー(Larry Brownlee/Gus Redmond/Fred Simon作)。Poli Cousseのサックスが牽引するメロウなジャズ・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=HUnU3Ax4348

『Into The Light』(2002年)
イントゥ・ザ・ライト
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2015年08月16日

Lucas Arruda『Solar』

さらに進化したブラジリアン・メロウ☆Lucas Arruda『Solar』
ソラール
発表年:2015年
ez的ジャンル:ブラジリアン・メロウ/フュージョン
気分は... :青天の霹靂...

今回はブラジリアン・メロウ/フュージョンの新作Lucas Arruda『Solar』です。

1983年生まれのブラジル人プロデューサー/コンポーザー/マルチインストゥルメント奏者Lucas Arrudaの紹介は、デビュー・アルバム『Sambadi』(2013年)に続き2回目となります。

Azymuth等の70年代ブラジリアン・メロウからの影響を感じるサウンドで、日本でも高い評価を得たデビュー・アルバム『Sambadi』(2013年)。

それから2年、前作と同じくPascal Riouxが主宰するフランスのレーベルFavorite Recordingsからリリースされた最新作『Solar』は、前作からの進歩を感じるブラジリアン・メロウ/フュージョン作品に仕上がっています。前作で聴かれたアナログ・シンセへのこだわりは本作でも継続されています。このあたりはFavorite Recordingらしいです。

レコーディングには、彼の兄のThiago Arrudaのほか、ミスター・メロウネスLeon Ware、ポルトガル出身でブラジリアン・ジャズの良作を出している女性シンガーGuida De Palma、フィンランドを拠点に良質のAOR/フュージョン作品で評価を高めているAndre Solomko、先日、最新作『Nossa Copacabana』を紹介したブラジル人男性シンガー・ソングライターJoao Sabia等のミュージシャンが参加しています。

前作は彼の憧れの音楽・アーティストへの思い入れをそのまま音にしたようなアルバムでしたが、本作はそこから一歩進んでLucas Arrudaらしいブラジリアン・メロウを楽しめる1枚に仕上がっています。

スキャットも含めたヴォーカル比率が高まった点もアルバム全体を聴きやすいものにしていると思います。

今夏の僕が最もよく聴いているブラジル作品です。

全曲紹介しときやす。

「Solar (Intro Jam)」
Lucas Arruda作。アルバムのイントロ。

「Uma Onda」
Lucas Arruda作。AzymuthのAlex Malheiros参加曲。Lucasのローズ、兄Thiagoのギター、Alexのベース、Jarkko Lepistoのドラムによるメロウ・グルーヴが実に心地好いです。ブギー・ソウル的なエッセンスが入っているのもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZAl7vxNnaeE

「Vento Sul」
Lucas Arruda/Joao Sabia作。a href="http://eastzono.seesaa.net/article/417523118.html">Joao Sabiaとの共作であり、Sabiaはヴォーカルでも参加しています。UKクラブ・ミュージック好きの人あたりも気に入りそうなクロスオーヴァー・チューン。

「Melt The Night」
Lucas Arruda/Leon Ware作。Leon Wareをフィーチャーしたメロウ・ブギー。Leon Wareのメロウ・ワールドとLucasの奏でるブラジリアン・メロウが見事にシンクロしています。
https://www.youtube.com/watch?v=sI6e13NwnZo

「Agua」
Lucas Arruda作。波の音と共にスタートする至極のメロウ・チューン。僕の今夏に繰り返し聴いている1曲です。AOR好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=Dz9SQ_R0wIY

「Kalunga」
Lucas Arruda作。メロウ&パーカッシヴなインスト。小曲ですが好きです。

「Solar」
Lucas Arruda作。タイトル曲はLucas Arrudaワールド炸裂のブラジリアン・メロウ・フュージョン。スキャット・コーラスも実に心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hv5vIrRce5c

「Beyond The Sea」
Lucas Arruda作。Andre Solomkoがソプラノ・サックスで参加しています。スキャット・コーラスを伴った軽やかなグルーヴ感が心地好い1曲。Andre SolomkoのAOR/フュージョン・ワールドともリンクする仕上がりです。

「O Mar, O Samba e O Sol」
Lucas Arruda作。この曲も波の音入り。メロウ・バラードからグルーヴィーなメロウ・ソウルへと展開します。Lucasらしい鍵盤の音色が楽しめます。

「Stop! Look, Listen (To Your Heart)」
Thom Bell/Linda Creed作。Diana Ross & Marvin Gayeヴァージョンでも知られるThe Stylisticsのヒット曲をカヴァー。ここではLeon WareGuida De Palmaをフィーチャーしています。この有名曲をLucas仕様の大人のメロウ・バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LuQ665kT-Lw

「Rio 82 (Live Version)」
Lucas Arruda作。ラストはジャズ・ファンク調のインストのライヴ音源で締め括ってくれます。

ご興味がある方は、1stアルバム『Sambadi』(2013年)や本作参加アーティストの過去記事もご参照下さい。

『Sambadi』(2013年)
サンバディ

Joao Sabia『Nossa Copacabana』(2015年)
ノッサ・コパカバーナ

Jazzinho『Jazzinho』(2003年)
Jazzinho

Guida De Palma『Veludo』(2013年)
ビロード

Andre Solomko『Ou Es-Tu Maintenant?』(2012年)
ウ・エチュ・マントゥノン?

Leon Ware『Musical Massage』(1976年)
Musical Massage

Leon Ware『Inside Is Love』(1979年)
Inside Is Love

Leon Ware『Rockin' You Eternally』(1981年)
Rockin' You Eternally

Leon Ware『Leon Ware』(1982年)
夜の恋人たち
posted by ez at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月14日

Pleasure『Get To The Feeling』

オールド・スクール・クラシック「Celebrate The Good Things」収録☆Pleasure『Get To The Feeling』
Get To The Feeling
発表年:1978年
ez的ジャンル:ウエストコースト系クロスオーヴァー・ファンク
気分は... :お盆モードですが・・・

今回はジャズ・ファンク・グループPleasureが1978年にリリースしたアルバム『Get To The Feeling』です。ジャケからして夏向け作品ですね。

オレゴン州ポートランドで結成されたジャズ・ファンク・グループPleasureの紹介は、2ndアルバム
『Accept No Substitutes』(1976年)、6thアルバム『Special Things』(1980年)に続き3回目となります。

4thアルバムとなる本作もそれまでの作品と同じくWayne HendersonCrusaders)のAt-Home Productionsの下での制作です。

本作におけるメンバーはBruce Smith(per)、Donald Hepburn(key、vo)、Sherman Davis(vo)、Dennis Springer(ts、ss)、Marlon "The Magician" McClain(g、vo)、Nathaniel Phillips(b、vo)、Bruce Carter(ds)、Michael Hepburn(key、vo)という8名。

オールドスクールHip-Hopの定番ネタ「Celebrate The Good Things」、セクシー・ディスコ・ブギー「Foxy Lady」、夏向けメロウ「Happiness」「Your Love Means Life (Memories)」あたりがハイライトだと思いますが、超ファンキーな「Thanks For Everything」あたりもオススメです。

改めて聴き直すと、実にキャッチーかつ完成度の高いアルバムです。
僕が今聴きたい70年代作品って正にこんな感じです。

全曲紹介しときやす。

「Celebrate The Good Things」
ファンキー・モードで盛り上がるディスコ・ファンク!いきなりハイテンションにしてくれるご機嫌な1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=VUS2cd9dHjc

この曲といえば、オールドスクールHip-Hopの定番ネタとして有名ですね。Grandmaster Melle Mel & The Furious Five「Beat Street Breakdown」、Fat Boys「Stick 'Em」、「Crushin'」、Stetsasonic「Just Say Stet」、Whistle「(Nothing Serious) Just Buggin'」、UTFO「Pick Up the Pace」、Mantronix「King of the Beats」、M|A|R|R|S「Pump Up the Volume」、Ghetto Boys「Why Do We Live This Way」、Soul II Soul「Jazzie's Groove」、「Get a Life」、The D.O.C.「It's Funky Enough」、Eric B. & Rakim「Juice (Know the Ledge)」、Prince & The New Power Generation「Gett Off」、Digital Underground「Flowin' on the D-Line」等70以上の楽曲でサンプリングされています。

「Foxy Lady」
ジャケ・イメージをそのまま音にしたようなセクシーなディスコ・ブギー。このグループのキャッチーな魅力が凝縮された演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=bLD2-Q_aGTM

「Ladies' Night Out」
メロウなインスト・ジャズ・ファンク。一旦コーヒーブレイクといった感じでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=eyphPUda53g

「Happiness」
ラブリーな気分になれる夏向けメロウ・ミディアム。終盤のスウェイ・ビートな感じも大好き!D.I.T.C.「Foundation」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=bWTxhdpExiw

「Get To The Feeling」
グイグイと突っ走るファンキー・グルーヴ。西海岸のジャズ・ファンク・グループらしい開放的なグルーヴがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=712tP9zFm1I

「Farewell, Goodbye」
哀愁モードのメロウ・バラード。美しくも切ない雰囲気にグッときます。Max B「Why You Do That」、Madlib feat. A.G.「O.G. Pt. 1 (Whirlwind Mix)」、Madlib feat. Oh No「O.G. Pt. 2 (Underwater Mix)」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=DSeRUBJF7XQ

「Your Love Means Life (Memories)」
夏モードにぴったりのフュージョン調の爽快メロウ・グルーヴ。雲1つない青空の下で聴きたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Sy9Oi9Xg6d4

「Thanks For Everything」
ファンキー・モードがお好みならば、この演奏も盛り上がるはずです!僕はかなり好き!
https://www.youtube.com/watch?v=Ku57-g92kNk

Miles Davis「Chocolate Chip」のサンプリング・ソースにもなっています。
Miles Davis「Chocolate Chip」
 https://www.youtube.com/watch?v=WEpz2aDfNQo

「No Matter What」
印象的なサックスが先導するシャープなインスト・ジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=ns7YOwRUUAo

Pleasureの他作品もチェックを!

『Dust Yourself Off』(1975年)
ダスト・ユアセルフ・オフ [解説付き]

『Accept No Substitutes』(1976年)
Accept No Substitutes

『Joyous』(1977年)
Joyous

『Future Now』(1979年)
Future Now

『Special Things』(1980年)
スペシャル・シングス

『Give It Up』(1982年)
GIVE IT UP
posted by ez at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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