2015年08月21日

Sadaka『Premonition』

レア・グルーヴ人気盤!オークランド産スピリチュアル・ジャズ☆Sadaka『Premonition』
Premonition
発表年:1982年
ez的ジャンル:オークランド産スピリチュアル・ジャズ
気分は... :コートジボアールの夕陽・・・

今回はオークランド産スピリチュアル・ジャズSadaka『Premonition』(1982年)です。

Sadakaはオークランド出身のジャズ・サックス奏者Umlah Sadau-Holtが率いたユニット。その唯一のアルバムが本作『Premonition』(1982年)です。

本作『Premonition』は、Umlahのアフリカへの思いが反映されたスピリチュアル・ジャズ作品に仕上がっています。

レア・グルーヴ人気盤としても知られる本作ですが、それは「You Make The Sunshine」「Children Of The Universe」「African Violet」という女性ヴォーカルをフィーチャーした3曲が収録されているためです。

レコーディングにはUmlah Sadau-Holt(ts、ss、fl、el-p、moog、prophet 5、per)以下、Chip Dabney(el-b)、Rasul Siddik(tp)、Randy Merritt(ds)、Skip Edwards(g)、Debravon Lewis(vo)、Diane Witherspoon(vo)、Marti Mabin(vo)等のミュージシャンが参加しています。

普段ジャズを聴かない方にとっては、ヴォーカル曲とインスト曲のギャップを感じるかもしれませんが、それでもヴォーカル曲には捨て難い魅力があります。

夕陽が写るジャケもいいですね。これはコートジボアールで撮ったものだそうです。

とりあえずはヴォーカル入りの3曲を聴いてみてください。

全曲紹介しときやす。

「You Make The Sunshine」
Debravon Lewisの女性ヴォーカルをフィーチャー。黄昏時のメロウ・ソウルといった雰囲気にグッとくるオープニング。フリーソウル好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=ukm17an2xMg

「Black Encounters」
ヴォーカル曲以外ではコレが一番好きです。Umlah Sadau-Holtのジャズ・スピリッツが伝わってくる演奏全体のダイナミックな空気感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GApB9T5QYws

「Outer Space Blues」
タイトルの通り、ブルージーな演奏です。Umlahのフルートがいいスパイスになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fxuUoF9Bu_4

「Children Of The Universe」
Diane Witherspoonの女性ヴォーカルをフィーチャー。本作らしい黄昏のスピリチュアル・ジャズ。ピースフルなサウンドと祈りのようなヴォーカルが心を穏やかにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=eNfS4cyqRP4

「African Violet」
Marti Mabinの女性ヴォーカルをフィーチャー。タイトルのようにアフリカの地に思いを馳せたスピリチュアルなジャズ・ワルツです。
https://www.youtube.com/watch?v=Q6kl6zqfvbE

「Nights In Satin」
幻想的な夜景がゆっくりと動く様のような美しい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=be9kEMhW9_I

「Premonition」
ラストは12分超の聴き応えのあるタイトル曲。Umlah Sadau-Holtのサックス、Rasul Siddikのトランペットを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=VV76ksVWsNg

僕の場合、黄昏/夕陽ジャケを観ると、ジャケ買いしたくなる傾向があります。
そのうち、黄昏/夕陽ジャケ特集でもやりたいと思います。
posted by ez at 02:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする