2015年08月27日

Syleena Johnson『Chapter 2: The Voice』

シカゴのR&Bクイーン第2章☆Syleena Johnson『Chapter 2: The Voice』
Chapter 2: The Voice by JOHNSON,SYLEENA (2002-11-26) 【並行輸入品】
発表年:2001年
ez的ジャンル:シカゴ系女性R&B/ネオ・ソウル
気分は... :限界への挑戦・・・

ここ1〜2週間はかなり仕事がタイト!自分の限界への挑戦となりそうな予感・・・
こんなときの僕のマイセオリーは、
・常に全体像を俯瞰・把握する
・できるところから手をつける(手を止めない)
・小さくPDCAサイクルを回す(手直ししながら完成形へ)
・仕事の神様が降りてこないときは気分転換!
・追い込まれても余裕を持つ(真剣だけど深刻にならない)
といったところでしょうか。

今回は本格派R&BシンガーSyleena JohnsonのChapterシリーズ第2弾『Chapter 2: The Voice』(2002年)です。

シカゴ・ソウルの重鎮Syl Johnsonを父に持つ女性R&BシンガーSyleena Johnsonに関して、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Chapter One: Love, Pain & Forgiveness』(2001年)
 『Chapter 3: The Flesh』(2005年)
 『Chapter 4: Labor Pains』(2009年)

ここ数年Musiq Soulchildと共演したレゲエ・アルバム『9ine』(2013年)、Chapterシリーズ第6弾『Chapter 6: Couples Therapy』(2014年)とアルバムをリリースしたSyleenaでしたが、僕はどちらも未購入のままです。2枚とも試聴しましたが、新品で購入しようとする気にならなかったというのが正直な感想です。

やはり、僕は『Chapter 3: The Flesh』(2005年)あたりまでのSyleenaが一番好きだったなぁ・・・

ということで、Chapterシリーズ第2弾アルバム『Chapter 2: The Voice』(2002年)をセレクトしました。

本作はCarvin & Ivan(Carvin "Ransum" Haggins/Ivan "Orthodox" Barias)R. KellyHi-TekDwayne BastianyMike DunnScorpioJKC. Majorといった多彩なプロデューサーが起用されています。

そのせいか曲ごとに様々な表情を見せるSyleenaですが、それがアルバム構成にメリハリをつけており、結果オーライという感じでしょうか。

一般にはシングルにもなったR. Kelly絡みの「Guess What」「Tonight I'm Gonna Let Go - The Remix」あたりが注目でしょうが、個人的には、「Faithful To You」「Now That I Got You」「I'm Gon' Cry」「If You Play Your Cards Right」「So Willingly」がオススメです。

Syleena Johnsonというアーティストの魅力を正しく認識するためには、やはりChapterシリーズの1〜3を聴いて欲しいですね。

全曲紹介しときやす。

「The Voice/Intro」
Hi-Tekプロデュース。アルバムのイントロですがSyleenaのソウル魂を存分に味わえます。さり気なくMarvin Gaye「What's Going On」ネタを使っているのもいいですね。

「Faithful To You」
Dwayne Bastianyプロデュース。Syleenaの魅力が素直に伝ってくるメロウ・チューン。けれんみのないSyleenaの真っ直ぐな歌いっぷりにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=TmT2V8YdK0c

「Now That I Got You」
Dwayne Bastianyプロデュース。いきなりDeniece Williams「Free」の引用から始まるミディアム。ここでは艶やかなヴォーカルで聴く者を魅了します。
https://www.youtube.com/watch?v=BRHYps0dfhE

「Dear You」
Carvin & Ivanプロデュース。哀愁のメロディをSyleenaが切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=TXqgJ6313rA

「Guess What」
R. Kellyプロデュース。シングルにもなりました。派手さはありませんが、ジワジワと効いてくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7CjFuyA4-aM

「I'm Gon' Cry」
Carvin & Ivanプロデュース。Booker T. & the M.G.'s「Sunny Monday」のギター・ネタと共に始まる哀愁R&Bグルーヴ。Carvin & Ivanによるキャッチーなサウンド・プロダクションの勝利!
https://www.youtube.com/watch?v=3nbUJU5zn9M

「Is That You」
Mike Dunnプロデュース。この当時流行った哀愁モードのサウンドですが、少し僕の好みとは異なるかな・・・
https://www.youtube.com/watch?v=-eHzPxC_ksA

「Tonight I'm Gonna Let Go」
Mike Dunnプロデュース。R. Kellyが手掛けたリミックスの方が有名かもしれませんが、オリジナル・ヴァージョンもお聴き逃しなく!Seals & Crofts「Sweet Green Fields」ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=9qBgPDk_CXo

「If You Play Your Cards Right」
サンプリング・ソースとしても有名なAlicia Myersの楽曲をカヴァー。これはセレクションの勝利!曲自体が素晴らしいし、Syleenaにフィットしていますよね。Syleenaヴァージョンもオリジナルの雰囲気を受け継いだメロウ・チューンで聴かせてくれます。Scorpioプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=wCsbk9qNflM

「No Words」
Carvin & Ivanプロデュース。切々としたヴォーカルで迫ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=j79oy71iaK4

「So Willingly」
Carvin & Ivanプロデュース。僕好みのビューティフル・バラード。Syleenaのヴォーカルの魅力がよくわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=ymU9qWMvh_4

「Guitars Of The Heart (Happy)」
JKプロデュース。タイトルの通り、ギターの音色が印象的なアコースティック・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=zJT2NPEjpuw

「I Believe In Love」
C. Major/Scorpioプロデュース。エモーショナルに歌い上げるラブ・バラード。元Change/Atlantic StarrのTimmy Allenがバック・ヴォーカルで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=14NKl4yGp2g

「Outro」
Hi-Tekプロデュースのアウトロ。

「Tonight I'm Gonna Let Go - The Remix」
Busta Rhymes「Put Your Hands Where My Eyes Can See」をサンプリングし、Busta Rhymes、Sham、Rampage、Spliff StarというFlipmode Squadのメンバーをフィーチャーした「Tonight I'm Gonna Let Go」のリミックス。
シングルにもなりました。R. Kellyがプロデュースしています。必ずしもSyleenaの似合っているとは思いませんがキャッチーな仕上りであることには間違いありません。
https://www.youtube.com/watch?v=IJ2gM3CHznE

Syleena Johnsonの他作品もチェックを!

『Chapter One: Love, Pain & Forgiveness』(2001年)
Chapter One-Love Pain & Forgiv

『Chapter 3: The Flesh』(2005年)
チャプター3:ザ・フレッシュ

『Chapter 4: Labor Pains』(2009年)
Chapter 4: Labor Pains

『Chapter V: Underrated 』(2011年)
Chapter V: Underrated

Musiq Soulchild & Syleena Johnson『9ine』(2013年)
9ine by Musiq Soulchild & Syleena Johnson (2013-09-24) 【並行輸入品】

『Chapter 6: Couples Therapy』(2014年)
Chapter 6: Couples Therapy
posted by ez at 05:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする