Luiz Bonfaの息子達による至極のブラジリアン・メロウ☆
Burnier & Cartier『Burnier & Cartier』♪
発表年:1974年
ez的ジャンル:Luiz Bonfa一家系ブラジリアン・メロウ
気分は... :ドルフィンズ泥沼3連敗・・・
先程までNFLのロンドン・ゲーム「ドルフィンズ対ジェッツ」の生放送をTV観戦。
我がドルフィンズは見せ場少なくジェッツに完敗・・・泥沼の3連敗です。
ディフェンス、オフェンス共に体たらくで見ていて情けなくなりました。
コーチ陣の采配にも工夫が感じられず、怒りが込み上げてきました。
このような試合をしているようでは今シーズンもお先真っ暗でしょうね。
抜本的なチーム改革が必要な気がします。
今回はブラジルの男性デュオ
Burnier & Cartierの1stアルバム
『Burnier & Cartier』(1974年)です。
Burnier & Cartierは、
Octavio Burnierと
Claudio Cartierの兄弟デュオ。彼らは偉大なブラジル人ギタリスト/コンポーザー
Luiz Bonfaの息子です。
ソングライターとしても活躍した彼らは
Burnier & Cartier名義で、
『Burnier & Cartier』(1974年)、
『Burnier & Cartier』(1976年)という2枚のアルバムを残しています。
Octavio Burnierは、
Aquariusのメンバーとして当ブログでも紹介したこともあります。
さて、彼らの1stとなる本作は
『Burnier & Cartier』(1974年)は、実に良く出来たブラジリアン・メロウ作品だと思います。聴けば聴くほど惚れてしまう1枚です。
レコーディングには、
Claudio Cartier(vo、g)、
Octavio Burnier(vo、g)をはじめ、
Azymuthの
Alex Malheiros(el-b)と
Mamao(
Ivan Conti)(ds)、
Tamba Trioの
Bebeto(b)と
Helcio Milito(per)、
Bossa Tresの
Edison Machado(ds)、
Aquariusの
Alberto Arantes(b)、
Mario Castro-Neves & Samba S.A.の
Novelli(b)、
Luis Alves(b)、
Chico Batera(per)、
Chacal(
Sergio Mendes & the New Brasil '77)(per)、
Hugo Bellard(p)、
Paulo Moura(ss)等の有名ミュージシャンが大挙してレコーディングに参加しています。
さらには父
Luiz Bonfa(g)やBurnier & Cartierの兄妹である
Luiz Bonfaの娘
Sonia Burnierもヴォーカルで参加しています。
また、
AquariusのAlberto Arantes、Hugo Bellard、Octavio Burnier、Laercio De Freitas、
Arthur Verocaiがアレンジを務め、
Aquariusの中心メンバー
Raymundo Bittencourtがヴォーカル・アレンジを担当しています。
二人の素晴らしい楽曲、爽快ヴォーカルと名うてのミュージシャン達と名アレンジャー達が紡ぎ出すサウンドが見事に噛み合い、実に洗練されたブラジリアン・メロウを聴かせてくれます。
特に
「Mirandolina」、
「Europanema」、
「Deixa Mudar」、
「Lembrando Ed Kleiger」の4曲を聴けば、本作の素晴らしさを実感できると思います。
ブラジル音楽好き以外の人が聴いても、キャッチー&メロウな魅力に惹きつけられる1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「So Tem Lugar Pra Voce」Alberto Arantesによる小粋なアレンジとBurnier & Cartierの爽快ヴォーカルが心地好いオープニング。
「Aldeia Global」楽しげな雰囲気が伝わってくる軽快な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=YLA5F7fV_i0「Lejos De Mi」父
Luiz Bonfaのギターをバックに、スペイン語で歌うロマンティックなバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=OgHwopTy7ec「Lembrando Ed Kleiger」オススメその1。
AzymuthAlex MalheirosとMamaoをバックに配したキャッチー&グルーヴィーなサウンドはかなり格好良いです。Hugo Bellardのアレンジが冴え渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=YuMN5MghZwk「Deixa Mudar」オススメその2。ソフトロック調の軽やかな爽快ポップ・チューン。この曲も
AzymuthAlex MalheirosとMamaoがバックを務めています。
https://www.youtube.com/watch?v=VbN_6kCn6Pc「Parte Capital」オススメその3。美しい弦の響きに魅了されるビューティフルな仕上がり。Laercio De Freitasのアレンジの手腕が光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=Q0I_M5aJnGQ「Mirandolina」オススメその4。僕の一番のお気に入り。爽快メロウかつ寛いだ雰囲気のブラジリアン・グルーヴ。ひたすら心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=5XF5jW8p7Qo「Ai E Que Ta」オススメその5。フリーソウル好きの人が気に入りそうなメロウ・グルーヴ。フォーキー・グルーヴやハワイアン・メロウな楽曲と一緒に聴いても合いそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PFdv8k_Vd9Q「Aventura Espacial」父
Luiz Bonfaの楽曲を取り上げています。父のギターとオーケストレーションをバックにしみじみと歌い上げます。Sonia Burnierもヴォーカルで参加し、親子の共演を楽しめます。
「Barranco」ハーモニカを交えたフォーキーな仕上り。さり気ないですが、なかなか味わい深いです。
「Europanema」オススメその6。
Arthur Verocaiがアレンジを手掛けたメロウ・サンバ。洗練されたメロウ・サウンドはさすが
Arthur Verocaiですね。Edison Machadoのドラムの好サポートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=-U0TeMTkiyA「Marcante」ラストはアコースティック・ギターとオーケストレーションによる美しいインスト(ラストにちょこっとヴォーカルが入りますが)で締め括っています。
https://www.youtube.com/watch?v=Zq-zz6fChrA2nd
『Burnier & Cartier』(1976年)や
Octavio Burnierの2枚のソロ・アルバム
『Danca Infernal』(1979年)、
『Aventura』(1982年)も聴いてみたいですね。CD化されないかなぁ・・・