2015年11月11日

Swissy『She Smiles』

女性SSWによる微風のようなアコースティック・メロウ☆Swissy『She Smiles』
シー・スマイルズ
発表年:2008年
ez的ジャンル:爽快アコースティック・メロウ系女性SSW
気分は... :雨の日には...

今回は女性SSWによる爽快アコースティック・メロウSwissy『She Smiles』(2008年)です。

Swissyはフィリピン生まれ、オーストラリア育ちの女性シンガー・ソングライター。

オーストラリアのヴォーカル・スクールで才能を開花させた彼女が母国フィリピンに戻り、制作したデビュー・アルバムが本作『She Smiles』(2008年)です。

思わず口ずさみたくなる素敵なメロディとラブリーかつ優しい歌声に魅了されるアルバムです。初めて聴く曲なのに、懐かしい思い出の曲に再会したようなエヴァーグリーン感のある楽曲がズラリと並びます。

60年代ポップス/ソフトロック、70年代アコースティック・メロウ、80年代ネオアコ、90年代スウェディッシュ・ポップ、ボサノヴァ/ブラジル音楽あたりのエッセンスをうまく取り入れている感じがたまりません。

特にオープニングを飾る「Rainy Days」「How It All Started」の2曲がミラクルな出来栄えだと思います。

プロダクション・デシネが販売元ですが、こういったフィリピン人アーティストに目を付けるあたりはさすがですね。

東南アジアのアーティストはもっとチェックした方がいいかもしれませんね。

全曲紹介しときやす。

「Rainy Days」
オススメその1。このミラクルなオープニングを聴いた瞬間、一発で本作で虜になってしまいました。ラブリーな歌声、素敵なメロディ、メロウなサウンドすべてが聴く者を優しく包み込んでくれます。これからも長く聴き続けるであろう名曲だと思います。

「Your Life's In Rewind」
オススメその2。80年代ネオアコ好きの方であれば気に入るであろうアコースティック・メロウ。ラウンジ・ポップ的なアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=PHbOc6jhdB4

「Just a Tear」
甘く切ない歌声にグッときてしまう女性シンガー・ソングライターらしい仕上り。

「Mother」
派手さはありませんせんが、切々とした歌声と少し霞のかかったようなサウンドが印象的です。

「Sorry」
北欧ポップのような爽快な疾走感が心地好い1曲。彼女のポップ・センスを楽しめます。

「One More」
レイジーな雰囲気とドリーミーな雰囲気のコントラストが楽しい1曲です。

「How It All Started」
オススメその3。「Rainy Days」と並ぶ僕のお気に入り。彼女のソングライターとしての才とシンガーとしての魅力を同時に実感できます。それにしてもいいメロディ書くねぇ!
https://www.youtube.com/watch?v=RIY074hZIiw

「Love Works Sometimes」
オススメその4。アコギの弾き語りに美しいピアノが加わったビューティフルな仕上り。

「Silly」
彼女のラブリーな歌声の魅力を実感できる甘く切ないメロウ・チューン。

「In My Rooms」
オススメその5。ジャジー・メロウなサウンドをバックにしっとりと歌い上げます。寝る前に子守唄で聴きたいです(笑)

「Soaring」
メロウ・フォーキーな仕上り。シンプルですが、彼女の歌の存在感があれば余計な音は不要なのかもしれません。

「Aniya」
オススメその6。Joan Matanguihanとの共作。優しさに包まれたアコースティック・メロウを(多分)フィリピン語で歌い上げます。

本作に続き2013年に2ndアルバム『One Hour By The Bed, The Rest Is In My Head』(2013年)をリリースしています。

『One Hour By The Bed, The Rest Is In My Head』(2013年)
ワン・アワー・バイ・ザ・ベッド、ザ・レスト・イズ・イン・マイ・ヘッド
posted by ez at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする