発表年:1993年
ez的ジャンル:Jam & Lewis系ヒスパニックR&B
気分は... :カキフライ食べたい!
今回はJam & Lewisプロデュース作からBobby Ross Avila『My Destiny』(1993年)です。
Bobby Ross Avilaは1975年カリフォルニア州サンバーナーディーノ生まれのヒスパニック系シンガー/ソングライター/プロデューサー。
10代から活躍し、ソロ名義で『Bobby Ross Avila』(1989年)、『My Destiny』(1993年)、『Que Pasa - What's Up?』(1994年)、『Into My Life』(1995年)といったアルバムをリリースしています。
その後は兄弟のIz Avilaと共にBobby Ross Avila & Izとしてプロデューサー/ソングライターとして活躍し、さらに2005年にはAvila Brothers名義でアルバム『The Mood: Soundsational』をリリースしています。
そんなBobby Ross Avilaの代表作がJam & Lewis(Jimmy Jam & Terry Lewis)のPerspective Recordsからリリースされた本作『My Destiny』(1993年)です。
Bobby Ross Avilaと父Bobby Avila, Sr.がプロデュースを務め、6曲でJam & Lewis自身もプロデュースに関与しています。
Jam & Lewisプロデュース曲は勿論、それ以外の曲でもJam & Lewis的サウンドを楽しめます。
シングルになった「La La Love」、「All That I Do」や「Closer to the Luvin」、「I'm Hooked on You」、「Undercover Lover」といったスロウ〜ミディアムが充実しているのがアルバムの最大の魅力です。Bobbyの甘いハイトーン・ヴォーカルがサウンドとよくマッチしているがいいですね。
アップでは「Aweshewants」、「Destiny」、「Soy Mexicano」あたりが僕のお気に入りです。
Jam & Lewis好きの人はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Interlude」
アルバムのイントロ。
「Smoove Young Lady」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。インパクトは弱いですがJam & Lewis的サウンドを楽しめるアップ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=lUqeR3RAktI
「La La Love」
Jimmy Jam & Terry Lewis/Bobby Ross Avilaプロデュース。アルバムからの1stシングル。これぞJam & Lewisプロデュース!といった雰囲気の素敵なスロウ・ジャム。Bobbyのスウィートなハイトーン・ヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=TdL_Uc3VbrU
「Up and Down」
Jimmy Jam & Terry Lewis/Bobby Avila, Sr.プロデュース。良くも悪くもこの時代ならではの打ち込みファンクに仕上がっています。
「Closer to the Luvin」
Jimmy Jam & Terry Lewis/Bobby Avila, Sr.プロデュース。Jam & Lewisらしさの出た胸キュンなスロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=qR_HjE7GS5k
「Aweshewants」
Jimmy Jam & Terry Lewis/Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。アップでは重量感のあるグルーヴとギター・ソロのアクセントのある本曲が一番好きです。
「I'm Hooked on You」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。ヴォコーダー使いのメロウ・ミディアムは僕好み。Bobbyのハイトーン・ヴォーカルが良くハマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=YwTMl1W6T4g
「Destiny」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。Bobbyのプロデュース・センスも実感できるアップ・チューン。この曲でもヴォコーダーが効果的に使われています。
「Interlude」
インタールード。
「It's the Madness」
Jimmy Jam & Terry Lewis/Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。ラップを織り交ぜたこの時代らしいアップ・チューン。今聴くと時代を感じますが、ティーンエイジャーであったBobbyの若々しいエネルギーが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=hSpL9nCPk1g
「Soy Mexicano」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。この曲も「It's the Madness」と同路線。ラップを前面に打ち出した分、より弾けた仕上りになってていいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=6zSqDKgxZA0
「All That I Do」
Jimmy Jam & Terry Lewis/Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。アルバムからの2ndシングル。Jam & Lewisらしくはありませんが、甘酸っぱいメロウ・グルーヴはかなりいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=jmxv0wI1hCc
「Undercover Lover」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。甘く妖しい魅力にグッとくるミディアム・スロウ。スパニッシュが織り交ぜられているのも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=23KZzgSOoUI
「U R the 1」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。NJSなアップ・チューン。手堅くまとめられていますがインパクトは少し弱いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=zxexKDLulak
「My Love」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。BobbyがJam & Lewisサウンドを習得したことを感じさせる美しいスロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=XIWVQonbZt0
「Joyful Noise」
Bobby Avila, Sr./Bobby Ross Avilaプロデュース。ラストは疾走感のあるダンサブル・チューンで一気に駆け抜けます。
ご興味がある方はAvila Brothers『The Mood: Soundsational』(2005年)もチェックを!
Avila Brothers『The Mood: Soundsational』(2005年)