発表年:1969年
ez的ジャンル:男女混声コーラス系ソフトロック
気分は... :コメント投稿できない・・・
日曜から当ブログのコメント投稿ができずに困っています。
投稿がスパム規制に引っ掛かっているのでしょうか?
管理人本人がコメント投稿できないなんて間抜けですね。
コメントくださった方、返信できずにゴメンナサイ!
今回は60年代ソフトロックからThe Peppermint Rainbow『Will You Be Staying After Sunday』(1969年)です。
The Peppermint Rainbowは1967年ボルチモアで結成された男女混声ヴォーカル・グループ。最初はNew York Timesというグループ名だったようです。
メンバーはBonnie Lamdin(vo)、Patty Lamdin(vo)、Doug Lewis (g)、Anton Corey(per)、Skip Harris(b)の5名。
グループは同郷のThe Mamas & the PapasのCass Elliotの後押しもあり、Decca Recordsとの契約に成功します。
The Lemon Pipers等を手掛けたPaul Lekaをプロデューサーに迎え、1969年にデビュー・シングル「Pink Lemonade」をリリースします。そして、続いてリリースされた2ndシングル「Walking in Different Circles(邦題:そよ風の日曜日)」をリリースが全米チャート第32位のヒットとなりました。
そして、グループ唯一のアルバムが本作『Will You Be Staying After Sunday』(1969年)です。プロデュースはPaul Leka。
曲は大きく、女性ヴォーカルがメインの楽曲と男性ヴォーカルがメインの楽曲とに分かれますが、どうしても女性ヴォーカル曲を中心に聴いてしまいます。実際、女性ヴォーカル曲の方が華があり、ソフトロック/サンシャイン・ポップらしい魅力に溢れています。
最大のヒット「Will You Be Staying After Sunday」をはじめ、「Don't Wake Me Up In The Morning, Michael」、「Walking In Different Circles」、「I Found Out I Was A Woman」あたりが僕のお気に入りです。
華のあるソフトロック/サンシャイン・ポップを聴いているとポジティヴな気分になります。
全曲紹介しときやす。
「Will You Be Staying After Sunday」
Al Kasha/Joel Hirschhorn作。邦題「そよ風の日曜日」。前述のようにグループの代表曲となったヒット曲。女性ヴォーカルを前面に出した男女混声コーラスとキャッチーな楽曲、美しいアレンジが見事に調和したドリーミーなソフトロック名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=qzEjncabZX8
「Pink Lemonade」
Paul Leka/Shelley Pinz作。前述のように彼らのデビュー・シングル。哀愁モードの仕上がりですが、男性ヴォーカルがメインのせいもあって「Will You Be Staying After Sunday」ほどのインパクトはないかも?
https://www.youtube.com/watch?v=KJBi5cn7CEM
「And I'll Be There」
Denise Gross/Paul Leka作。この曲も哀愁モードですが、女性ヴォーカルがメインな分、僕の中には入ってきやすいです。
https://www.youtube.com/watch?v=M8wltjqUUqU
「Run Like The Devil」
Irwin Schuster/Paul Leka作。ロック色を強調した仕上がり。男性ヴォーカルがメインならば、この位ワイルド感を出した方がいいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=ePmjqpiJslI
「Jamais」
Anita McCafferty/Earl Fralick作。Paul Lekaの美しいアレンジが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=2wrDPvousMI
「Don't Wake Me Up In The Morning, Michael」
Al Kasha作。「Will You Be Staying After Sunday」に続く3rdシングルとして全米チャート第54位となりました。「Will You Be Staying After Sunday」と同じく女性ヴォーカルを前面に出し、ドラマチックなアレンジで聴かせてくれます。「Will You Be Staying After Sunday」が気に入れば、本曲も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=4H5il1-e6KU
「Walking In Different Circles」
Larry Weiss/Scott English作。デビュー・シングル「Pink Lemonade」のカップリング曲。ソフトロックらしい魅力と60年代後半の雰囲気が融合した素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=p10B75kBRho
「Sierra (Chasin' My Dream)」
Dan Green/Gary DeCarlo作。オーケストレーションとギターの音色が印象的な美しいバラード。男性ヴォーカルがメインの分、損をしているような(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=e8C1m9vuD0E
「Green Tambourine」
Paul Leka/Shelley Pinz作。同じPaul Lekaが手掛けたThe Lemon Pipersが1968年にリリースした楽曲のカヴァー。The Lemon Pipersヴァージョンはアルバム『The Lemon Pipers』に収録されています。しかも、バックのトラックはThe Lemon Pipersと同じものみたいです。サイケ・サウンドと爽快ヴォーカルの組み合わせがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-ATJcdVRZzg
The Lemon Pipersと聴き比べるのも楽しいのでは?
The Lemon Pipers「Green Tambourine」
https://www.youtube.com/watch?v=oIAzQ6M2Bow
「Rosemary」
Paul Leka作。少し実験的な雰囲気が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=cdoudCf4aFo
「I Found Out I Was A Woman」
Alan Bernstein/Vic Millrose作。ラストは極上のサンシャイン・ポップで締め括ってくれます。個人的には「Will You Be Staying After Sunday」に次いで好きな曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=9JG02FXsFHs
ご興味がある方は本作と同じPaul Lekaが手掛けたThe Lemon Pipersあたりをチェックしてみては?コチラはサイケ路線ですが。
The Lemon Pipers『Green Tambourine』(1968年)
The Lemon Pipers『Jungle Marmalade』(1968年)