2015年12月27日

Teedra Moses『Cognac & Conversation』

魅惑の女性R&Bシンガー、11年ぶりの新作☆Teedra Moses『Cognac & Conversation』
Cognac & Conversation
発表年:2015年
ez的ジャンル:復活女性R&B
気分は... :11年経っても魅惑のヴォーカルは衰えず・・・

今回は新作R&B作品から11年ぶりの新作リリースとなったTeedra Moses『Cognac & Conversation』です。

1976年ニューオリンズ生まれの女性R&BシンガーTeedra Mosesの紹介は、デビュー・アルバム『Complex Simplicity』(2004年)以来となります。

2004年にリリースされた『Complex Simplicity』は2005年9月に当ブログを開設したその月に紹介したアルバムであり、10年を経た今でも思い入れのある1枚です。

特に「Be Your Girl」は今でも聴くマイ・クラシックです。
「Be Your Girl」
 https://www.youtube.com/watch?v=1DlXyONrkjc

この11年間はミックステープ等では作品リリースがあるものの、正規アルバムをリリースできなかったということは、それになりに苦労があったのでしょうね。本作『Cognac & Conversation』も当初はRick RossのMaybach Music Groupとサインし、そのRick Rossをフィーチャーしたリード・シングル「All I Ever Wanted」をリリースしたもののアルバムのリリースまでは至らず、結局Shanachie Recordsからのリリースとなりました。

Charles "Uncle Chucc" Hamilton(1500 or Nothin)Thaddeus DixonTrackademicksNate "Locksmiff" StallworthDonald " Donnie Cash" WhittemoreRoosevelt "Bink" Harrell IIIDwayne "DW" Wrightといったプロデューサーが制作を手掛けています。

必ずしも彼女らしいとは思えないサウンドの曲もありますが、Teedraの魅惑のヴォーカルを11年ぶりに聴けただけで僕は大満足です。

全曲紹介しときやす。

「R U Scared」
Charles "Uncle Chucc" Hamiltonプロデュース。彼はL.A.のプロデューサー/ミュージシャン集団1500 or Nothinのメンバーです。Teedraの復活を印象付ける華やかに躍動するダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=FYUVJ4L7gRQ

「All I Ever Wanted」
Thaddeus Dixonプロデュース。Maybach Music Groupからアルバムの先行シングルとしてRick Rossを客演に迎えてリリースされた曲です。大ネタDynasty「Adventures in the Land of Music」をモロ使いのミディアム・グルーヴ。「Adventures in the Land of Music」好きの僕には嬉しい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=VO_wad28pI0

「International Playboi」
Trackademicksプロデュース。シンセ・サウンドを前面に打ち出したダンサブル・チューン。この路線はあまり好きではありませんが、Teedraのヴォーカルがのっかるとそれなりによく聴こえてしまうから不思議です。
https://www.youtube.com/watch?v=FSsV3hYfv-E

「Biscayne Blvd (Interlude)」
インタールード。

「Get It Right」
Nate "Locksmiff" Stallworthプロデュース。『Complex Simplicity』を思い出させてくれる1曲ですね。Teedraの雰囲気にぴったりな大人のネオソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BeO1Rv2XQXs

「Cognac & Conversation」
Thaddeus Dixonプロデュース。タイトル曲は再びRick Rossをフィーチャー。Teedraのヴォーカルが栄えるメロウ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=C4o64Ek4ivI

「Only U」
Donald " Donnie Cash" Whittemoreプロデュース。3D Na'Teeの女性ラップをフィーチャー。切々と歌い上げるTeedraのヴォーカルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=9jTt3Hh4mQo

「Sketches of Heartbreak (Interlude)」
インタールード。

「Beautiful Chaos」
Donald " Donnie Cash" Whittemoreプロデュース。曲やサウンドは今いちですが、Teedraのヴォーカルの魅力は伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=YOvuCmgr_gI

「Skin Diver」
Boddhi Satvaプロデュース。素敵なダンサブル・チューンですが、主役はBoddhi SatvaでTeedraはフィーチャリング・シンガーといった雰囲気ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SEwqDV6m3Fc

「That One」
Roosevelt "Bink" Harrell IIIプロデュース。Anthony Hamiltonとのデュエット、しかもBinkプロデュースという点でファンの期待も大きい1曲なのでは?その期待を裏切らない濃厚なメロウ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=mM7ZiWlPcdo

「Sound Off (Interlude)」
インタールード。

「Yesterday Ain't Tomorrow」
Roosevelt "Bink" Harrell IIIプロデュース。Binkプロデュース曲が続きます。多少の仰々しさはありますが、Teedraのヴォーカルの魅力をうまく引き出していると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=0eP1refkm2w

「Wish U Were Here (Interlude)」
Teedraがア・カペラ・コーラスを聴かせてくれる小曲。

「No Regrets」
Dwayne "DW" Wrightプロデュース。ラストは感動的なソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=y1Rfvi3cAFk

『Complex Simplicity』(2004年)
Complex Simplicity
posted by ez at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする