2016年01月08日

Roberto Roena Y Su Apollo Sound『5』

ファンキーなN.Y.サルサ名盤☆Roberto Roena Y Su Apollo Sound『5』
Roberto Roena Y Su Apollo Sound V
発表年:1973年
ez的ジャンル:Fania系N.Y.ラテン/サルサ
気分は... :寒い夜には情熱のラテン/サルサ!

今回はFaniaのN.Y.ラテン/サルサ作品からRoberto Roena Y Su Apollo Sound『5』です。

Roberto Roenaは1940年プエルトリコ出身のパーカッション奏者。

60年代から活躍し、Fania All-Starsにも参加しています。70年代には自身のグループApollo Soundを率いて数々のアルバムをリリースしています。

本作はタイトルの通り、Roberto Roena Y Su Apollo Soundの5作目。

レコーディングにはDario Morales(tp)、Mario Cora(tp)、Gunda Merced(tb)、Miguel Rodriguez(ts、fl)、Jorge Millet(p)、Jappy Castro(b)、Papo Clemente(congas)、Julito Morales(timbales)、Frankie Calderon(vo)、Sammy Gonzalez(vo)、Tito Cruz(vo)といったミュージシャンが参加しています。

N.Y.ラテン/サルサの魅力をコンパクトに楽しめる1枚に仕上がっています。ラテンならではの哀愁フィーリングを持ちつつ、N.Y.サルサの格好良さ、華やかさ、ファンキーさ、ダイナミックさを存分に味わえます。

Fania All-Starsも演奏していたJohnny Pacheco作品「Ponte Duro」のカヴァー、DJ方面から再評価の高い「Que Se Sepa」、個人的に一番好きなラテンのリズム・シャワー「Aquellos Que Dicen」あたりをまず聴いてみてください。

寒い夜には情熱のラテン/サルサで暖まるというのはいかが?

全曲紹介しときやす。

「Cui Cui」
Calixto Ochoa作。開放的なホーン・アンサンブルが印象的なオープニング。N.Y.ラテン/サルサらしい華やかさがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=XolsoU3QFkA

「Oriza Eh」
Junior Cepeda作。キレキレのファンキー&パーカッシヴなラテン・グルーヴでハイテンションにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zf62cEDcSZo

「Como Tu No Hay Nadie」
ムーディーに迫ります。ラテンならではの甘いムードが漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=5h5UVmOyRXA

「Que Se Sepa」
本作のハイライトの1つ。軽快なラテン・リズムがファンキーに響き渡ります。サルサらしい少し哀愁の漂うメロディとTito Cruzのヴォーカルもいいですね。
Telephunken「Que Se Sepa」のサンプリング・ソースとなります。
https://www.youtube.com/watch?v=Nvbg1ns4lUs

「Asuncion」
軽快に疾走感とラテンならではのメロディ・ラインで楽しませてくれます。大勢で大合唱したくなる雰囲気の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=0NjBn-PP5VE

「Avisale A Mi Contrario」
こういう哀愁モードで疾走するサルサ・グルーヴにグッときてしまいます。憂いを帯びたMario Ortizのヴォーカルとサルサらしいホーン・アンサンブルで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=09Cyi4DZ0H0

「Aquellos Que Dicen」
C. Curet Alonso作。個人的には一番のお気に入り。パーカッション奏者のアルバムらしいラテンのリズム・シャワーを楽しめる1曲です。聴いているだけで気分が上がってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=VfpA0O1CC0w

「La Marunga」
ムーディーなミディアム・グルーヴ。サンセット・モードのメロウなラテン・チューンに仕上がっています。

「Solo Contigo Basta」
フルートが先導し、Elias Lopezが大人のヴォーカルを聴かせてくれる素敵なバラード。実にロマンティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=lvx-7zdUO0Q

「Ponte Duro」
Fania All-Stars『Live At The Cheetah Vol.2』でも演奏されていたJohnny Pacheco作品をカヴァー。この演奏を本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?N.Y.サルサならではのダイナミックに弾けたアンサンブルを存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=75Mn4iI-4qw

Roberto Roena Y Su Apollo Soundの他作品をチェックを!

『2』(1970年)
Y Su Apollo Sound 2

『3』(1971年)
Roberto Roena Y Su Apollo Sound 3

『4』(1972年)
Roberto Roena Y Su Apollo Sound 4

『6』(1974年)
Roberto Roena Y Su Apollo Sound 6

『Lucky 7』(1976年)
Lucky 7

『La 8va maravilla』(1977年)
La 8va. Maravilla

『El Progreso』(1978年)
El Progreso
posted by ez at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする