2016年02月08日

The Politicians Featuring Mckinley Jackson『The Politicians Featuring Mckinley Jackson』

Hot Wax/Invictusハウスバンドのファンキー作品☆The Politicians Featuring Mckinley Jackson『The Politicians Featuring Mckinley Jackson』
ザ・ポリティシャンズ ft マッキンリー・ジャクソン+2
発表年:1972年
ez的ジャンル:Hot Wax/Invictusハウスバンド
気分は... :マニングか!ニュートンか!

今回はHot Wax/InvictusのハウスバンドThe PoliticiansMcKinley Jacksonをフィーチャリングして制作した唯一のアルバム『The Politicians Featuring Mckinley Jackson』(1972年)です。

The PoliticiansHolland-Dozier-Holland(Brian Holland/Lamont Dozier/Edward Holland, Jr.)が設立したHot Wax/Invictusのハウスバンド。よく言われるようにMotownにおけるThe Funk Brothersのような存在のバンドです。

当時24歳ながらグループのリーダーであったMcKinley Jacksonは、プロデューサー/ソングライター/アレンジャーとしての活躍でも知られる人です。

それ以外にMelvin Griffin(sax、el-p)、Roderick Chandler(b、sax)、Clay Robinson(org、tp)、Zachary Slatter(ds、per)がThe Politiciansのメンバーとして裏ジャケに写っています。

インスト曲中心の構成ですが、サイケでロックでソウルでファンクなサウンドはエキサイティンで聴き応え十分です。

今日的な本作のハイライト「Free Your Mind」、タイトルもズバリ!「Psycha-Soula-Funkadelic」、エキサイティングなサイケ・チューン「The World We Live In」100 Proof Aged In Soulも演奏していた「Everything Good Is Bad」あたりが僕のオススメです。

Hot Wax/Invictusハウスバンドの実力を存分に楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Psycha-Soula-Funkadelic」
McKinley Jackson/Melvin Griffin/Ruth Copeland作。個人的には本作のハイライト。タイトルの通り、サイケデリック・ロックでソウルでファンクな仕上り。Funkadelicの向こうを張ったようなファンク・ロックが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=KZko7K8gtlE

The Go! Team「Titanic Vandalism」のサンプリング・ソースとなります。
The Go! Team「Titanic Vandalism」
 https://www.youtube.com/watch?v=gDMGXZL6-f8

「The World We Live In」
Edith Wayne/McKinley Jackson/Ron Dunbar作。作者のうちEdith WayneはHolland-Dozier-Hollandの別名です。Hot Wax/Invictusハウスバンドの底力を見せつけてくれるサイケでファンキーでエキサイティングな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=_IVh-wA_rwI

「Church」
McKinley Jackson作。どっしりとしたファンキー・サウンドはインストながらも聴き応え十分です。
https://www.youtube.com/watch?v=d2MYKQttyHk

「Free Your Mind」
Holland-Dozier-Holland作。今日的に本作のハイライトはこの曲かもしれませんね。シングルにもなった曲ですが、Invictusのレーベル・メイトThe 8th Day「It's Instrumental To Be Free」と異名同曲です。不穏なギターの音色が印象的なファンキー・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=lqcX9TPWeNg

定番サンプリング・ソースとして、Kid Rock「Genuine Article」、Nikki D「Lettin' Off Steam」、Professor Griff and The Last Asiatic Disciples「Pawns in the Game」 、IAM「Vietnam」、Special Ed「Ready 2 Attack」、DJ Shadow「Lesson 4」、Kenny Dope feat. Screechy Dan「Boomin' in Ya Jeep」、Dope And A Gun feat. Kool Chip & Body God「Who Got the Flava?」等のサンプリング・ソースとなっています。

Nikki D「Lettin' Off Steam」
 https://www.youtube.com/watch?v=a_5KsZjOlXk
Professor Griff & The Last Asiatic Disciples「Pawns in the Game」
 https://www.youtube.com/watch?v=AYs3rhRxDeI
IAM「Vietnam」
 https://www.youtube.com/watch?v=1uNl4Q-l3-c
Kenny Dope feat. Screechy Dan「Boomin' in Ya Jeep」
 https://www.youtube.com/watch?v=bsALh5O0taE
Dope And A Gun feat. Kool Chip & Body God「Who Got the Flava?」
 https://www.youtube.com/watch?v=Wcp9Z6RbOt8

「Everything Good Is Bad」
Angelo Bond/General Johnson/Greg Perry作。コーラスやオーケストレーションも含めて、ニューソウル的な雰囲気も漂うファンキー・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=_Sltm19wcfY

以前紹介したように、100 Proof Aged In Soulも演奏しています。また、Drapht「Jimmy Recard」のサンプリング・ソースとなっています。
100 Proof Aged In Soul「Everything Good Is Bad」
 https://www.youtube.com/watch?v=DsI5C6rL_eg
Drapht「Jimmy Recard」
 https://www.youtube.com/watch?v=ki6YTXyITaQ

「A Song For You」
McKinley Jackson/Melvin Griffin作。Leon Russell作のあの名曲とは同名異曲であり、オーケストレーションを配した美しいインスト・バラードです。Boot Camp Clik「1-2-3」のサンプリング・ソースとなっています。

「Speak On It」
McKinley Jackson/Melvin Griffin作。インスト・チューンですが、1曲の中にドラマがあります。McKinley Jacksonのアレンジャーとしての才能を実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=WaGY-4Axy_A

「Funky Toes」
Brian Holland/Lamont Dozier/Melvin Griffin作。クラヴィネットがクールに唸る格好良いファンキー・グルーヴ。DJ Spooky「Galactic Funk」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Whs_nzEx2hE

「Politicians Theme」
Charles Hearndon/McKinley Jackson作。グループのテーマ曲はHot Wax/Invictusハウスバンドの風格を感じるインストです。

「Close Your Big Mouth」
McKinley Jackson/Zachary Slatter作。本編のラストはギターが魅力的なファンキー・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pz8Ta6jG0Kc

CDには1971年のシングル「Love Machine」がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Love Machine (Vocal)」
Edith Wayne/Ronald Dunbar作。Ronald Dunbarがリード・ヴォーカルです。本編にはない軽快&キャッチーなサウンドが印象的なファンキー・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=hCRAWCFPmf0

「Love Machine (Instrumental)」
「Love Machine」のインスト・ヴァージョン

夜が明ければ、いよいよスーパーボウルです。
マニングに有終の美を飾らせてあげたい気持ちもありますが、
個人的にはパンサーズを応援しています。
ニュートンに爆発して欲しいですね。

守備陣のビッグプレーが勝負の分かれ目になりそうな気がします。
posted by ez at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする