2016年03月31日

Don Cooper『Bless the Children』

人気曲「Bless The Children」収録のフォーキー隠れ名盤☆Don Cooper『Bless the Children』
ブレス・ザ・チルドレン
発表年:1970年
ez的ジャンル:USフォーキーSSW
気分は... :フォーキーに黄昏る・・・

今回はUSフォーキー・グルーヴ作品からDon Cooper『Bless the Children』です。

Don Cooperはカンザス州出身の男性シンガー・ソングライター。

Rouletteから『Don Cooper』(1969年)、『Bless the Children』(1970年)、『The Ballad of C.P. Jones』(1971年)、『What You Feel Is How You Grow』(1972年)という4枚のアルバムをリリースしています。

商業的には成功しなかった人ですが、90年代フリーソウルのムーヴメントの中で再評価が高まったのが本作『Bless the Children』(1970年)です。

僕もSuburbia Suiteのディスクガイドで本作のことを知りました。音よりも先にギターを抱えて黄昏るジャケに惹かれてしまいましたね。

内容的には、ジャズ、ソウル、ブルース、ソフト・ロック、スワンプ、サイケ、バロック等のフィーリングを巧く取り入れたバラエティに富んだフォーキー作品に仕上がっています。

本作がリリースされた1970年はフォーキーなシンガー・ソングライターが一気に台頭してくる時期ですが、これだけサウンドにメリハリがあって、バラエティに富んだフォーキー作品って、あまりないような気がします。

それにも増して本作が魅力的なのは、主役であるDon Cooperの歌にあると思います。声質自体がとてもいいし、ブルーアイド・ソウル的な味わいの歌い回しの巧みさにグッときてしまいます。

レコーディング・メンバーとして、クレジットされているのはDon Cooper(vo、g)、Terry Plumeri(b)、Elliott Randall(g)、Bobby Notkoff(fiddle)の4名。

Elliott RandallはSteely Dan作品でお馴染みのギタリストですね。Bobby NotkoffはCrazy Horseのメンバーが数多く在籍していたバンドThe Rocketsのメンバーだった人です。

また、CDのライナーノーツによれば、クレジットはないもののドラムはBernard Purdieらしいです。

プロデュースはDon Cooper自身が手掛けています。アレンジはBill Moztzing

ハイライトは本作が再評価されるきっかけとなったアコースティック・グルーヴ「Bless The Children」です。多くの人がこの曲狙いで本作を購入しているのではないかと思います。

それ以外にも「Tin Cans And Alleyways」「Mad George」「Brotherlove」といったアーシーなフォーキー・グルーヴ、ブルーアイド・ソウル的なバラード「Willy Jean」、ソフトな語り口のメロウ・フォーキー「Only A Dream」James Taylorのナイス・カヴァー「Something In The Way She Moves」、サイケ・フォーク調の「Rapid Rainbow Times」など聴き所満載です。

黄昏ジャケと「Bless The Children」を気に入った人は、ぜひアルバム全体をチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Mad George」
Don Cooper作。アーシー&ブルージーな味わいのオープニング。「Bless The Children」同様に、この人のコクのあるヴォーカルを魅力を存分に堪能できます。ハーモニカやフィドルも実にいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wjxsvDIu_K8

「Sad-Eyed Queen Of The Mountains」
Don Cooper作。ストリングスを配した哀愁フォーキー。同じフォーキーでも前曲と比較すると、都会的な雰囲気に仕上がっています。

「Tell Me About Her」
J. Slezinger作。バロック調のアレンジによるソフト・ロック的な仕上り。Bill Moztzingのアレンジの妙が冴え渡っています。
https://www.youtube.com/watch?v=XNzXKP_AItI

「Willy Jean」
Don Cooper作。ジャジー&ブルージーなバラード。Cooperのブルーアイド・ソウル的なヴォーカルの魅力を楽しめる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=amr7bAmasK0

「Bless The Children」
Don Cooper作。ファンキー・リズムとギター・カッティングが格好良いフォーキー・ソウル。Cooperの味わいのあるヴォーカルが栄えるグルーヴィー・フォーキーです。ハーモニカやフィドルの絡みもいい感じです。この1曲をゲットできただけで本作を購入した価値があると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=uKOLVk-mBNA

「Something In The Way She Moves」
James Taylor作。JTのオリジナルは『James Taylor』(1968年)に収録されています。ストリングスを配し、メリハリの効いたカヴァーに仕上がっています。シンプルなJTのオリジナルも味わい深いですが、聴きやすさでいえば、本ヴァージョンの方がスンナリ入ってくるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=MuCKgNjOP0s

「Tin Cans And Alleyways」
K. Shephard作。「Bless The Children」を除けば、コレが一番好き!本作がフォーキー・ソウル隠れ名盤としての評価が高い理由が納得できるフォーキー・グルーヴです。Elliott Randallのギターが効いています。終わり方がやや唐突なのが残念。
https://www.youtube.com/watch?v=Ma6YGUuTxNw

「Only A Dream」
Don Cooper作。ソフトな語り口のメロウ・フォーキー。「Bless The Children」、「Tin Cans And Alleyways」あたりの男臭い感じとは異なる、Cooperの別の魅力を発見できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=XWg2rqs3GnA

「Rapid Rainbow Times」
Don Cooper作。Donovanあたりと一緒に聴きたいサイケ・フォーク調の仕上がり。サイケな雰囲気をマイルドに聴かせてくれるのがこの人らしいのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=2l4VRw49ZtQ

「A New Gun」
Don Cooper作。イントロのドラム・ブレイクが格好良いフォーキー・チューン。トランペットとフィドルがいいアクセントになっています。

「Brotherlove」
Don Cooper作。ラストはアーシーな雰囲気で締め括ってくれます。ここでもCooperの巧みな歌い回しにグッときてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=lw7HtQd56S0

今日で年度末ですね。
いくつかやり残していることがあるので、早く決着せねば・・・焦る(泣)
posted by ez at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月30日

Dorothy Ashby『Afro-Harping』

ジャズ・ハープのパイオニア、人気のCadet三部作第1弾☆Dorothy Ashby『Afro-Harping』
Afro-Harping (Dig)
発表年:1968年
ez的ジャンル:ジャズ・ハープのパイオニア
気分は... :ジャズ・ハープのストレンジな世界・・・

ジャズ・ハープのパイオニアDorothy Ashbyによるストレンジ・ジャズ作品『Afro-Harping』(1968年)です。

ミシガン州デトロイト出身のジャズ・ハープ奏者Dorothy Ashby(1930-1986年)の紹介は、『Dorothy's Harp』(1969年)に続き2回目となります。

本作『Afro-Harping』(1968年)は、『Dorothy's Harp』(1969年)、『The Rubaiyat of Dorothy Ashby』(1970年)と並ぶCadet三部作としてレア・グルーヴ方面で人気の1枚です。

Cadet三部作はプロデューサー/アレンジャーのRichard Evansとタッグを組み、ジャズ・ハープの未知の魅力や底知れぬ可能性を示した1枚です。

『Afro-Harping』というアルバム・タイトルに象徴されるように、トライバルなリズムとハープの響きの組み合わせが印象的な1枚です。

そんなサウンドを満喫できるのが「Life Has Its Trials」「The Look Of Love」の2曲です。サイケ&エスニックな「Soul Vibrations」も本作らしい演奏です。

それ以外にヒップなモッド・ジャズ「Afro-Harping」、ポップな魅力に溢れた「Theme From 'Valley Of The Dolls'」、哀愁のメロディがたまらない「Come Live With Me」、ボッサ・ジャズな「Games」「Lonely Girl」、ジャズ名曲のグッド・カヴァー「Little Sunflower」などオススメの演奏が満載です。

また、「Come Live With Me」は定番サンプリング・ソースとしても大人気です。それ以外に「Soul Vibrations」「Games」「The Look Of Love」もサンプリング・ソースになっています。

魅惑のジャズ・ハープの世界を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Soul Vibrations」
Richard Evans作。サイケ&エスニックな雰囲気が妖しげなストレンジ・ジャズ。サイケ・イメージのジャケをそのまま音にしたような感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CtUYuTiWuSs

GZA「Killah Hills 10304」、Aceyalone「The Energy」 、All Natural feat. Daily Plannet & Mr. Greenweedz「Cashin' the Checks」、Die Beleidiger「Ichhoch4」のサンプリング・ソースになっています。
GZA「Killah Hills 10304」
 https://www.youtube.com/watch?v=JtAUt_V52HQ
All Natural feat. Daily Plannet & Mr. Greenweedz「Cashin' the Checks」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ojos0Ak5d8w
Die Beleidiger「Ichhoch4」
 https://www.youtube.com/watch?v=k1KsK9PEO5I

「Games」
Dorothy Ashby作。ボッサ・ジャズ・テイストの仕上がり。ボッサ・リズム、ハープの響き、オーケストレーションがよく調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=FKAU1Aaa5go

Pete Rock「What You Waiting For」、K-Otix feat. Dekay「Looking Glass」のサンプリング・ソースになっています。
Pete Rock「What You Waiting For」
 https://www.youtube.com/watch?v=xykdN4KPXLc
K-Otix feat. Dekay「Looking Glass」
 https://www.youtube.com/watch?v=TJkX6-y_cN8

「Action Line」
Dorothy Ashby作。軽やかな雰囲気でハープらしい美しい調べを楽しめます。ハープとヴァイヴの組み合わせもグッド!ジャズ・ハープらしい演奏といえるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=8augDxRC_5A

「Lonely Girl」
Jay Livingston & Raymond Evans/Neal Hefti作。Neal Hefti Chorus & Orchestra、1966年のシングル曲をカヴァー。エレガントなラウンジ・ボッサ風の仕上がりです。美しくも少し寂しげな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4uQfEEUyiSU

Big Sean「Sierra Leone」のサンプリング・ソースになっています。
Big Sean「Sierra Leone」
 https://www.youtube.com/watch?v=pqoGZrA-iWI

「Life Has Its Trials」
Dorothy Ashby作。トライバルなリズムと妖しげなハープやフルートの響きの組み合わせがいいですね。本作らしいストレンジ・ジャズを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=0ECQCpt8BGw

「Afro-Harping」
Dorothy Ashby/Phil Upchurch作。ビートの効いたヒップなモッド・ジャズ調の仕上がり。スウィンギング・ロンドンのジャズ・ハープ版みたいな格好良さがあります。もっと長尺で聴きたい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=-GFAs29DR-A

「Little Sunflower」
Freddie Hubbard作の名曲をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Backlash』に収録されています。Al Jarreauのヴォーカルをフィーチャーした『Love Connection』(1979年)収録ヴァージョンも有名ですね。当ブログではJerker Kluge's Deep JazzThe Jazzinvaders Featuring Dr. Lonnie SmithThe Louis Hayes Groupのカヴァーも紹介済みです。このジャズ名曲を用いて、ジャズ・ハープの魅力を存分に伝えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=PDxFGzzYbuo

「Theme From 'Valley Of The Dolls'」
Andre Previn作。映画『Valley Of The Dolls』(1967年)のテーマ曲をカヴァー。同年に大ヒットしたDionne Warwickヴァージョンでもお馴染みの曲です。アルバムの中でも最もポップな魅力に溢れた演奏です。ハープならではの美しい響きを最大限に活かしたエレガントなサウンドに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=9isrsJX4eDQ

「Come Live With Me」
Ivan Washabaugh/Mike Caranda/Russ Carlyle作。オリジナルは(多分)1950年のRuss Carlyle And His Orchestraヴァージョン。哀愁のメロディをハープならではの味わいで奏でます。甘く切ない雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_kdmVVQg7Bs

この演奏は定番サンプリング・ソースとしてもお馴染みです。Pete Rock & C.L. Smooth「For Pete's Sake」、K-Otix「Harlots」、J-Love & Large Professor「Cool」、Amerie「Why Don't We Fall in Love (9th Wonder Remix)」、Angie Stone「Come Home (Live With Me)」、Kinny & Horne「Dignity」、Flying Lotus「Dirty Chopsticks」、Black Milk & Fat Ray「Welcome 2 the District」、Random「The Opening Movement (Focused)」、Fineprint「Ashby」、Jill Scott「Blessed」、Blu「The Clean Hand」、POE (Hip-Hop)「Nie Szpan a Szacunek」、Nitty Scott, MC feat. Kendrick Lamar「Flower Child」、Bluestaeb「Cookie Monster Dreams」、Wiz Khalifa「Samo」、Agallah feat. Mad Lion「Reppin in Paradise」等ののサンプリング・ソースになっています。

これらサンプリング曲をセットで聴くことで、この演奏の魅力をさらに実感できると思います。
Pete Rock & C.L. Smooth「For Pete's Sake」
 https://www.youtube.com/watch?v=oWeppszdgSo
K-Otix「Harlots」
 https://www.youtube.com/watch?v=M-B942bJUng
J-Love & Large Professor「Cool」
 https://www.youtube.com/watch?v=19TynrJioIg
Amerie「Why Don't We Fall in Love (9th Wonder Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=asIV-aUQmBQ
Angie Stone「Come Home (Live With Me)」
 https://www.youtube.com/watch?v=BPh6Vw3L09I
Kinny & Horne「Dignity」
 https://www.youtube.com/watch?v=xpWNopP6y8M
Flying Lotus「Dirty Chopsticks」
 https://www.youtube.com/watch?v=luH-tUwc970
Black Milk & Fat Ray「Welcome 2 the District」
 https://www.youtube.com/watch?v=yiK8l2nEdVE
Fineprint「Ashby」
 https://www.youtube.com/watch?v=oi7MMrgUSXQ
Jill Scott「Blessed」
 https://www.youtube.com/watch?v=jXeXV0vgrtY
Blu「The Clean Hand」
 https://www.youtube.com/watch?v=4w-njkWxIV0
POE (Hip-Hop)「Nie Szpan a Szacunek」
 https://www.youtube.com/watch?v=m31vphvUolU
Nitty Scott, MC feat. Kendrick Lamar「Flower Child」
 https://www.youtube.com/watch?v=46j_q1Wr0jY
Bluestaeb「Cookie Monster Dreams」
 https://www.youtube.com/watch?v=eGKExNta1uw
Wiz Khalifa「Samo」
 https://www.youtube.com/watch?v=v1RxgzUnRq8

「The Look Of Love」
Dusty Springfieldのヒットでお馴染みのBurt Bacharach/Hal David作品(映画007シリーズ『Casino Royal』の主題歌)のカヴァー。当ブログではDelfonicsGimmicksChristopher ScottCharles HullVoices In Latinのカヴァーも紹介済みです。トライバル・リズム、アナログ・シンセとハープの組み合わせは実にコズミックです。
https://www.youtube.com/watch?v=k4vpiqKjLc8

The Bas Lexter Ensample「The Champions」のサンプリング・ソースとなっています。
The Bas Lexter Ensample「The Champions」
 https://www.youtube.com/watch?v=AzV22tcz1tM

Dorothy Ashbyの他作品もチェックを!

『The Jazz Harpist』(1957年)
Jazz Harpist

『In a Minor Groove』(1958年)
In a Minor Groove

『Dorothy's Harp』(1969年)
ドロシーズ・ハープ

『The Rubaiyat of Dorothy Ashby』(1970年)
Rubaiyat Of Dorothy Ashby
posted by ez at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月29日

Avila Brothers『The Mood: Soundsational』

Bobby Ross Avilaが兄Izと組んだヒスパニックR&B作品☆Avila Brothers『The Mood: Soundsational』
Mood: Soundsational
発表年:2005年
ez的ジャンル:Jam & Lewis系ヒスパニックR&B
気分は... :春到来・・・

今回はプロデューサー/ソングライター・チームとしても活躍するBobby Ross AvilaIz Avilaによる兄弟ユニットAvila Brothers『The Mood: Soundsational』(2005年)です。

Bobby Ross Avilaに関しては、Jam & Lewisがプロデュースしたソロ・アルバム『My Destiny』(1993年)を紹介済みです。

『My Destiny』の記事でも紹介したように、1975年カリフォルニア州サンバーナーディーノ生まれのヒスパニック系シンガー/ソングライター/プロデューサーBobby Ross Avilaは、10代からシンガーとして活躍し、4枚のソロ・アルバムをリリースしています。

特に『My Destiny』(1993年)は、Jam & Lewis(Jimmy Jam & Terry Lewis)のPerspective Recordsからリリースされた作品であり、Jam & Lewis自身も6曲をプロデュースしました。

そんな流れでJam & Lewisとの接点を持ったBobby Ross AvilaIz Avilaと組み、Flyte Tyme Productions一派として、プロデューサー/ソングライターとして活躍するようになります。

当ブログで紹介した作品でいえば、Avant『The Letter』(2010年)、Charlie Wilson『Forever Charlie』(2015年)にAvila Brothersはプロデューサーとして関与しています。

そんなAvila Brothers唯一のアルバムが2005年にリリースしたセルフ・プロデュース作品『The Mood: Soundsational』です。

Jam & Lewisがエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、3曲でAvila Brothersと共にプロデュースも手掛けています。Jimmy Jamはキーボードでも参加しています。

また、Phonte9th Wonderを擁するHip-HopユニットLittle Brotherがゲスト参加しています。

さらに、Lauren Evans(vo)、Shelea Frazier(vo)、Sly Boogy(rap)、Ahmad Jones(vo、rap)、Dirty Bird(vo、rap)、Lanny Cordola(sitar)、Donald V. Ferrone(b)、Greg Osby(sax)、Terrace Martin(sax)等がレコーディングに参加しています。

Bobby Rossのヴォーカルを前面に打ち出した楽曲、トラックメイカーとしての側面を打ち出した楽曲、フィーチャリング・アーティストの魅力を引き出すことに専念したプロデューサーとしての手腕を見せる曲と、かなりバラエティに富んだ1枚です。音楽性の面でも様々なタイプのサウンドを聴くことができます。その意味で一貫性のないアルバムですが、そこが本作の魅力だと思います。

シングルにもなったMarvin Gaye「I Want You」DeBarge「Stay With Me」という大ネタ合わせ技「I Want You」、Little Brotherをフィーチャーした「Smile」Stevie WonderSyreeta Wrightによるデュエットのような「Love's Mystery」、Shelea FrazierをフィーチャーしたメロウR&B「Let It Go」、Dirty Birdをフィーチャーしたジャジー&メロウHip-Hop「Something To Feel」あたりがオススメです。

Avila兄弟の持つ音楽性の多様さを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「The Mood」
アルバムのイントロ。

「Soundsational」
兄弟のトラックメイカーとしての実力を確認できるパーカッシヴなインスト曲。
https://www.youtube.com/watch?v=gp1tbUx5TEQ

「I Want You」
シングルにもなった楽曲。Marvin Gaye「I Want You」DeBarge「Stay With Me」という2大名曲をマッシュ・アップ的にリメイクしたような1曲です。Bobby Rossのハイ・トーン・ヴォーカルが栄えるセクシーな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VS6J7eDTBhk

「Smile」
Little Brotherをフィーチャー。温もりのあるソウル・チューンにLittle Brotherのラップが絡みます。「I Want You」と並ぶキャッチーな仕上りです。
https://www.youtube.com/watch?v=Yfwl7N9iS98

「Sweet Symphony」
タイトルの通り、シンフォニックなインタールード。

「Love's Mystery」
Bobby RossとShelea Frazierのデュエットは、曲調やヴォーカルの雰囲気も含めてStevie WonderSyreeta Wrightによるデュエットのようです。ラブリーなメロウネスがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=tLdyGhVaofE

「Mix It」
トラックメイカーとしての手腕を見せる小曲。

「Tilt Ya Cup」
ソロ作品もリリースしている男性ラッパー。Sly Boogyをフィーチャー。エスニックな雰囲気のHip-Hopチューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=cgc55NYgOPw

「Let It Go」
Shelea Frazierをフィーチャー。彼女の透明感のあるヴォーカルを活かしたメロウR&Bに仕上がっています。さりげないメロウネスが実に心地好いです。Shelea Frazierは2013年にソロ・アルバム『Love Fell On Me』をリリースしています。
https://www.youtube.com/watch?v=pkDnRwMrVEw

「Play For Me」
Lauren Evansをフィーチャーした小曲。

「It's Over Now」
Ahmad Jonesをフィーチャー。彼らのHip-Hopプロデューサーとしての側面を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=puZENuD4muA

「Boogie Jones Theme」
Izが一人で手掛けたインスト・トラック。

「Something To Feel」
Dirty Birdをフィーチャー。同じHip-HopチューンでもAhmad Jonesをフィーチャーした「It's Over Now」とは全く異なるベクトルのジャジー&メロウ・チューンに仕上がっているのが面白いですね。

「Big Jim's Sonata (In F Minor)」
ドリーミーなインスト・チューン。幻想的なエレピの響きが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=eXzVYhhc72A

「Give The Horns Some」
ホーン隊が活躍するジャズ・フィーリングのダンサブル・チューン。Roger Troutman風のトーク・ボックスも楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=p4cjJ8Ibc7k

「Nick Of Time」
Bobby Rossが素晴らしいヴォーカルを披露してくれる正統派バラード。これだけのヴォーカルがあるのだから、もっと彼のヴォーカル曲を聴きたかった気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=9BkcGMQnqzI

「The Mood Pt.2」
ラストはスポークン・ワードとGreg Osbyのサックスが先導するトラックで締め括ってくれます。その後、隠しトラックのインスト・チューンが収録されています。

Bobby Ross Avila『My Destiny』(1993年)
My Destiny
posted by ez at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月28日

Afrique『Soul Makossa』

西海岸の敏腕スタジオ・ミュージシャンが集結したソウル・ジャズ・ファンク☆Afrique『Soul Makossa』
ソウル・マコッサ
発表年:1973年
ez的ジャンル:西海岸スタジオ・ミュージシャン系ソウル・ジャズ・ファンク
気分は... :ヤップ!ウォー!

今回はファンキーなソウル・ジャズ・ファンク作品Afrique『Soul Makossa』(1973年)です。

Afriqueは西海岸スタジオ・ミュージシャンによるユニット。

メンバーはDavid T. Walker(g)、Arthur Wright(g)、Charles Kynard(org)、Joe Kelso(horns)、Paul Jeffery(horns)、Steve Kravitz(horns)、King Errisson(per)、Paul Humphrey(per)、Wallace Snow(per)、Charles Taggart(per)、Chino Valdes(per)、Chuck Rainey(b)、Ray Pounds(ds)という13名。

本ユニットはAfrique名義でアルバム『Soul Makossa』(1973年)をリリースすると同時に、The Chubukos名義でも「Witch Doctor Bump/House Of Rising Funk」「Boogie The Devil In (Bump The Devil Out)」という2枚のシングルをリリースしています。

本作の主役は名ギタリストDavid T. Walker。彼のファンキーなプレイを存分に楽しめるアルバムとしても本作の価値は高いと思います。

オリジナルLPのA面5曲はカヴァー、B面5曲はアレンジも手掛けるRichard Fritzのオリジナルです。

アフロ・ジャズ・ファンク名曲カヴァー「Soul Makossa」Bill Withersのカヴァー「Kissing My Love」、People's Choiceのカヴァー「Let Me Do My Thing」、定番ドラム・ブレイクでも人気の「House Of Rising Funk」あたりが聴き所だと思います。

David T. Walkerをはじめとする名うてのミュージシャン達によるファンキー・グルーヴを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Soul Makossa」
タイトル曲はカメルーン出身のサックス奏者Manu Dibangoのアフロ・ジャズ・ファンク名曲をカヴァー。レア・グルーヴ名曲を名うてのミュージシャン達が余裕たっぷりのファンキー・グルーヴで聴かせてくれます。抜けのいいホーン・サウンドとファンキー・ギターがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CnTS2u3hk6w

「Kissing My Love」
Bill Withers作品をカヴァー。オリジナルは『Still Bill』(1972年)に収録されています。また、当ブログではCold Bloodのカヴァーも紹介済みです。オリジナルも格好良いドラム・ブレイクが魅力でしたが、本カヴァーのブレイクにもシビれます。また、David T. Walkerのファンキーなプレイを存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y7mtJ7qZVf4

定番サンプリング・ソースとしても人気です。100% Proof「Different Neighbourhood」、RPM「Take Me Out of the Ordinary」、Beastie Boys「Bodhisattva Vow」、Virtuoso「Incinerator」、Aceyalone「Rapps on Deck」、Thievery Corporation feat. Sleepy Wonder & Gunjan「Warning Shots」、1982「Time Ticking」等のサンプリング・ソースとなっています。
Beastie Boys「Bodhisattva Vow」
 https://www.youtube.com/watch?v=jnENZnHOp_E
Aceyalone「Rapps on Deck」
 https://www.youtube.com/watch?v=l4HQ0v0AJWc

「Sleepwalk」
Ann Farina/John Farina/Santo Farina作。Santo & Johnny、1959年のヒットをカヴァー。ムーディーな雰囲気の中でDavid T. Walkerのワウ・ギターがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8eEi8e4AtnE

「Let Me Do My Thing」
Frank Brunson作。People's Choice、1972年のシングルをカヴァー。オリジナルの雰囲気そのままで、さらにファンキー度合いを高めた感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=psCTU2XJAR8

「Slow Motion」
Kenneth Gamble & Leon Huff作。Johnny Williams、1972年のヒット曲をカヴァー。パーカッシヴなファンキー・サウンドがかなり格好良いです。ここでもDavid T. Walkerのギターにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=MWWB3B6JxhY

「Hot Mud」
Richard Fritz作。シンセのケバケバしい響きと、David T. Walkerらのギター・プレイを楽しめるズシリとしたファンキー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=HyxvCOPtspU

「House Of Rising Funk」
Richard Fritz作。Chubukos名義でシングル・リリースもされた曲。格好良いドラム・ブレイクとブラック・フィーリングに溢れたグルーヴ感が印象的なファンク・チューン。聴いているだけでハイ・テンションになってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=xOTM4pgzAHo

格好良いドラム・ブレイクは、Coldcut「Beats & Pieces」、Neneh Cherry「So Here I Come」、4-ever Fresh「Urban Sound Surgeon」、Richie Rich「I Want Sax」、Ms. Melodie「Live on Stage (Extended Remix)」、Chad Jackson「Hear the Drummer (Get Wicked)」、Mighty Ethnicz「Murder」、N.W.A「Appetite for Destruction」、Hijack「The Syndicate Outta Jail」、Poor Righteous Teachers「Methods of Droppin' Mental」、Too Short「I Want to Be Free (That's the Truth)」、Saint Etienne「Filthy」、IAM「Fugitif」、DJ Q-Bert「Track 1」、Saint Etienne & Etienne Daho「Jungle Pulse」、No Remorze「Streets of Style」、The Prodigy「Smack My Bitch Up」等のサンプリング・ソースとなっています。

4-ever Fresh「Urban Sound Surgeon」
 https://www.youtube.com/watch?v=NRTXQdBl8SM
Chad Jackson「Hear the Drummer (Get Wicked)」
 https://www.youtube.com/watch?v=gkB_aiwjgzk
Mighty Ethnicz「Murder」
 https://www.youtube.com/watch?v=dSYK0GfdJqI
N.W.A「Appetite for Destruction」
 https://www.youtube.com/watch?v=zaaoFbNsyf4
Hijack「The Syndicate Outta Jail」
 https://www.youtube.com/watch?v=GkqEAWhvoaw
Too Short「I Want to Be Free (That's the Truth)」
 https://www.youtube.com/watch?v=czUl3vaJ-Q4
No Remorze「Streets of Style」
 https://www.youtube.com/watch?v=pBCLpaoIyTE

「Dueling Guitars」
Richard Fritz作。タイトルの通り、David T. WalkerとArthur Wrightという2人のギタリストのプレイを楽しむための演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=GTWy1qJeR4c

「Hot Doggin'」
Richard Fritz作。ブルース・フィーリング溢れた演奏です。

「Get It」
Richard Fritz作。ラストはグルーヴィーなオルガンが先導するリラックスした演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Lsv6rokCWGM

カーリング女子は快挙ですね。
早起きして決勝見ようかな!
posted by ez at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月27日

BJ The Chicago Kid『In My Mind』

R&Bシーン注目の男性シンガーの初メジャー作品☆BJ The Chicago Kid『In My Mind』
In My Mind
発表年:2016年
ez的ジャンル:期待の男性R&Bシンガー
気分は... :繊細満々・・・

今回は新作アルバムからR&Bシーン注目の男性シンガーBJ the Chicago Kid、初のメジャー作品『In My Mind』です。

先週紹介したAnderson .Paak『Malibu』でも触れた話題のR&B作品を紹介したいと思います。

BJ the Chicago Kid(本名Bryan James Sledge)は1984年シカゴ生まれの男性R&Bシンガー/ソングライター。両親はクワイアのディレクター、兄のAaron Sledgeもミュージシャンです。兄AaronはMarioTankTyrese等へ楽曲提供しており、本作でもソングライティングで参加しています。

19歳の時にL.A.を拠点に本格的な音楽活動を開始し、2005年にはStevie Wonder『A Time To Love』にコーラスで参加し、2006年にはKanye Westのシングル「Impossible」にBJ名義でフィーチャリングされています。

その後もKendrick LamarScHoolboy QAb-SoulJay RockFreddie GibbsWarren G.GLCといった西海岸や注目のラッパーとの共演を重ねていきます。

2012年には1stアルバム『Pineapple Now-Laters』をリリースし、高い評価を獲得します。そして、これがきっかけで名門Motownとの契約を獲得しました。

さらにBig K.R.I.T.『King Remembered In Time』Chance the Rapper『Acid Rap』ScHoolboy Q『Oxymoron』Dr. Dre『Compton』Jill Scott『Woman』Joey Bada$$『B4.Da.$$ 』Anderson .Paak『Malibu』といった話題作に続々と客演し、BJ the Chicago Kidへの注目度が最高潮となったタイミングでリリースされたメジャー初アルバムが本作『In My Mind』です。

BJ The Chicago Kid自身をはじめ、Mike & KeysDJ KhalilUncle DaveCornelio AustinSean CooperDJ ReflexMatt EdwardsAaron RennerDistrict 9Jairus "J.Mo" MozeeJoe SyringLamar "MYGUYMARS" EdwardsDa InternzAaron Michael CoxDavid Haddonといった多彩なプロデューサーが起用されています。

また、Kendrick LamarChance the RapperBig K.R.I.T.等がフィーチャリングされています。

D'Angeloを彷彿させるファルセット・ヴォーカルがBJの魅力です。実際、BJはD'Angeloのカヴァーもリリースしています。

多彩なプロデューサーを起用し、アルバム前半は『In My Mind』のタイトルの通り、内省的な歌を現行R&Bらしいサウンドで聴かせてくれます。一方、後半は60〜70年代ソウルへの愛情を感じるヴィンテージ感のある楽曲が並びます。

Chance the Rapperとの共演曲「Church」、Big K.R.I.T.をフィーチャーしたヴォコーダー曲「The Resume」というシングル2曲、Isabellaのセクシーなフレンチ・ヴォイスが入った「Love Inside」、美しいバラード「Shine」、キャッチーな哀愁チューン「Wait 'Til The Morning」Kendrick Lamarをフィーチャーしたヴィンテージ感のある「The New Cupid」、人気プロデュース・チームMike & Keysの手腕が光る「Crazy」Marvin Gaye調のソウル・チューンとしての話題の「Turnin' Me Up」あたりがオススメです。

先週紹介したAnderson .Paak『Malibu』もそうですが、最近の西海岸のR&B/Hip-Hopシーンの勢いは凄いですね。

ここ数年R&Bシーンに少し物足りなさを感じていた僕ですが、今年はかなり楽しめる1年になりそうです。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
BJ The Chicago Kidプロデュース。アルバムのイントロ。

「Man Down」
Buddy & Constantineをフィーチャー。Mike & Keys/DJ Khalilプロデュース。Flatbush Zombies & The Underachievers「Benefit Concert」のサンプリングと共に始まる哀愁トラックにのって、やりきれない心の叫びが聞こえてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=NbRMYvDJX2s

「Church」
Chance the Rapper/Buddyをフィーチャー。Mike & Keys/Uncle Daveプロデュース。先行してシングル・リリースされていた楽曲です。今後さらに注目度が増すであろう期待のラッパーChance the RapperとBJの共演はワクワクしますね。心の中の葛藤をChance the Rapperのライムがあぶり出し、BJ the Chicago Kidのヴォーカルがそれを優しく諭しているような感じです。二人の優れた才を知るにはうってつけの1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=xAE52TBtVrc

「Love Inside」
Isabellaをフィーチャー。Cornelio Austinプロデュース。切なるBJの歌声とIsabellaのセクシーなフレンチ・ヴォイスが印象的な哀愁チューン。途中でCommon「I Used to Love H.E.R.」がサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=_Jn1gnSYE4Q

「The Resume」
Big K.R.I.T.をフィーチャー。Sean Cooperプロデュース。先行してシングル・リリースされていた楽曲です。ヴォコーダー入りの哀愁バラードがジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=QEh7dnVxV84

「Shine」
DJ Reflex/Matt Edwardsプロデュース。美しいピアノとストリングスをバックに、BJが美しいファルセット・ヴォーカルを披露してくれる素晴らしいバラード。兄Aaron Sledgeがバック・コーラスを務めています。

「Wait 'Til The Morning」
Isaをフィーチャー。Aaron Renner/District 9プロデュース。なかなかキャッチーな哀愁チューンで気に入っています。終盤のIsaのヴォーカルが何とも言えない余韻を与えてくれます。

「Heart Crush」
Jairus "J.Mo" Mozeeプロデュース。ロッキン・サウンドをバックに、BJのセクシーなファルセット・ヴォーカルを堪能できるバラード。

「Jeremiah/World Needs More Love」
Eric Ingramをフィーチャー。Jairus "J.Mo" Mozeeプロデュース。生演奏にこだわったヴィンテージ感のあるソウル・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=ThzNOQ6J6Ek

「The New Cupid」
Kendrick Lamarをフィーチャー。BJ The Chicago Kid/Joe Syringプロデュース。この組み合わせも楽しみですね。Raphael Saadiq「Oh Girl」、Jean Knight「Mr. Big Stuff」ネタを使ったリラックスしたヴィンテージ感が心地好い1曲に仕上がっています。PVでの登場シーンも含めて、先に成功を収めたKendrick LamarがBJを後押ししている感じがとてもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OrzTkP2bJpk

「Woman's World」
Cornelio Austinプロデュース。この曲もオーケストレーションを配した60年代風のソウル・バラードです。BJのソウル魂をストレートに楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=SPxkXzkgdk0

「Crazy」
Mike & Keysプロデュース。BJのミックス・テープ『The M.A.F.E. Project』(2014年)のプロデュースも手掛けたMike & Keysだけあって、BJの魅力の引き出し方を心得ています。人気プロデュース・チームの手腕が光るセクシー&キャッチーな仕上りです。

「Home」
Lamar "MYGUYMARS" Edwards(1500 Or Nothin)プロデュース。故郷シカゴを歌った、BJの想いが詰まった感動的なバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=2HBFvH_AoYo

「Falling On My Face」
Da Internz/Aaron Michael Coxプロデュース。味わい深いバラードを丁寧に歌い上げます。BJの歌心が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=7JieWTHVC2M

「Turnin' Me Up」
Jairus "J.Mo" Mozee/David Haddonプロデュース。Marvin Gayeへのオマージュ的な雰囲気のソウル・チューンを本作のハイライトに推す人も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=KZdJoWm3cHU

ご興味がある方はBJ参加作品もチェックを!

Big K.R.I.T.『King Remembered In Time』(2013年)
KING REMEMBERED IN TIME

Chance the Rapper『Acid Rap』(2013年)
Acid Rap

ScHoolboy Q『Oxymoron』(2014年)
Oxymoron

Dr. Dre『Compton』(2015年)
Compton

Joey Bada$$『B4.Da.$$ 』(2015年)
B4.Da.$$

Jill Scott『Woman』(2015年)
Woman

Anderson .Paak『Malibu』(2016年)
MALIBU [国内仕様盤 / 帯・解説付き](ERECDJ218)
posted by ez at 03:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする