2016年04月27日

Bobby Wilson『I'll Be Your Rainbow』

モダン・ソウル「Deeper And Deeper」、「Don't Shut Me Out」収録☆Bobby Wilson『I'll Be Your Rainbow』
I'll Be Your Rainbow
発表年:1975年
ez的ジャンル:モダン・メロウ・ソウル
気分は... :三色弁当・・・

今回は70年代ソウル作品からBobby Wilson『I'll Be Your Rainbow』(1975年)です。

某ディスク・ガイド掲載盤として再評価を高めたソウル・アルバムですね。

男性ソウル・シンガーBobby Wilsonに関して、詳しいプロフィールは知りません。

1967年にVoltからシングルをリリースしており、60年代から活動していたと思われます。

そんな彼の唯一のアルバムがBuddah Recordsからリリースした『I'll Be Your Rainbow』(1975年)です。

60年代からMotownでソングライターとしての手腕を発揮し、70年代にはYoungheartsLivin' Proof等を手掛けたVernon Bullockがプロデュースしています。彼はアレンジも手掛け、ソングライティングもすべて彼とBobby Wilson本人によるものです。

レコーディングはUnited Sound Studio(デトロイト)、Sigma Sound Studio(フィラデルフィア)、T.K. Studio(フロリダ)の三カ所で行われ、オーケストレーションにはPaul Riser、バック・コーラスにはThe Jones Girlsが参加しています。

デトロイト、フィラデルフィア、フロリダという三カ所でのレコーディングの色の違いがアルバムの魅力かもしれません。

デトロイト録音ではオープニングの「Deeper And Deeper」ですね。本作の再評価を高めたメロウ・モダン・ソウルですね。本作のハイライトといえるでしょう。

フィラデルフィア録音ではフィリーらしいソウル・バラード「Here Is Where The Love Is」がオススメです。

フロリダ録音では「Deeper And Deeper」と並ぶ本作のキラー・チューン「Don't Shut Me Out」ですね。セクシーなモダン・ソウルは僕の一番のお気に入りです。

デトロイト、フィラデルフィア、フロリダの三色弁当をどうぞご賞味あれ!

全曲紹介しときやす。

「Deeper And Deeper」
本作の再評価を高めたメロウ・モダン・ソウル。Marvin Gaye「What's Going On」あたりのたニュー・ソウルのエッセンスをうまく昇華させたアレンジの妙にグッときます。勿論、主役Bobby Wilsonのヴォーカルも素晴らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=6LCBNJjobxA

「Hey, Girl (Tell Me)」
しみじみと歌い上げるソウル・バラード。バック・コーラスのThe Jones Girlsが華を添えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-meztxMU-08

「Let Me (Put Love Back In Your Life)」
60年代Motownライクなモダン・ソウル。軽やかなキャッチーさがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JoVFwcOy4W0

「I'll Be Your Rainbow」
タイトル曲は穏やかなソウル・バラード。派手さはありませんが悪くないです。1曲目からここまでがUnited Sound Studio録音。
https://www.youtube.com/watch?v=qT1PrsC6nOc

「Here Is Where The Love Is」
この曲はSigma Sound Studio録音。フィリー調の素敵なメロウ・バラードに仕上がっています。バラード系ではコレが一番好き!
https://www.youtube.com/watch?v=noo-dH8Piwc

「Don't Shut Me Out」
僕の一番のお気に入りはコレ。「Deeper And Deeper」と並ぶ人気曲なのでは?Bobby Wilsonのヴォーカルの魅力が引き立つセクシー・モダン・ソウルです。T.K. Studio録音らしい開放感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=KPIPEuMPkC0

「You Make Me Feel Good All Over」
再びSigma録音らしいフィリー・バラード。The Jones Girlsがバック・コーラスで盛り上げてくれます。

「I'll Take Good Care Of You」
ラスト3曲はT.K. Studio録音。同じバラードでもSigma録音のものとは雰囲気が全然違うのが面白いですね。
https://www.youT.K. Studioレコーディングtube.com/watch?v=2Npf8fGj_Mg

「All I Need (I've Got)」
込み上げ系のメロウ・ダンサー。ここでもアレンジの妙が光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=Slc2PINe8CQ

「When I Don't See A Smile On Your Face」
ラストは緩急をうまくつけたソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=kblzwjU84m0

今日は頭の中が疲れている・・・甘味が欲しい!
posted by ez at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする